2024年12月22日(日) 12:30 JST

お仕事オシゴト!

なんだかなぁ〜、な事案

お店の入り口でお客様をお出迎えしていた時のこと。
幼稚園か小学校低学年くらいの女の子とそのお母さんがいらした。

「うぁ〜!(^o^)
かわいいのつけてるねー!」

女の子が持ったポシェットにはハロウィンになるとお出ましになる例のたいそう人気のキャラクターがぶら下がっている。
よく見るとキャラクターの画像をプリントアウトして切り抜き、ラミネート加工したものに紐を通したひと目でハンドメイドとわかるものだ。

「お手製ですかぁ!いいですよねぇ!かわいいわぁ♪」

お世辞ではなく、本心である。
だが、そのおかあさんの次に出たお話を聞いて言葉を失ってしまった。

「ホントはね、ちゃんとしたグッズ持ってるんですけどね、取られるといけないから家に置いてきたんです。」

おりしも村の中で、小さな子供の頭につけていた人気のグッズが心なき者によってひったくられる事案があったところだ。

なんだかなぁ〜(・ω・)
平和な夢の国のはずなんだけどなぁ。
やっとこさ手に入れたグッズつけて村中であそびたかったやろになぁ。
でもグッズ強奪されたらそれこそ一生トラウマもんやわなぁ。
おかあさん、いっぱいいろいろ考えた上での苦肉の策やったんやろなぁ。

なんだかなぁ〜(-_-)

追憶

毎年のことだが、職場は今繁忙期である。
この村ではハロウィンの時期になると必ずお出ましになるたいそう人気のキャラクターがいる。
今年はそのキャラクターとコラボした飲み物をウチの隣にある分家職場から売り出すことになった。

えらいこっちゃである(笑)。

普段そないいうほどに賑わうことのない分家職場にコラボドリンク求めて千客万来の毎日。
特に今日はこれまでに見たこともないくらいの長蛇の列が出来上がる。
そんな日にその分家職場ポジションに配置された。
次から次へと接客するうちに、ふと妙に懐かしい感覚がよみがえる。

「そういや昔はこんなふうに、一日中おはぎ売りまくってたよなぁ」

古いお付き合いの方にはご存知のことだが、ぬいいとさんの生家は大衆食堂で、なかでも自家製のおはぎは地元ではちょっとばかり定評があった。
特にお彼岸の時期には朝から夕刻までお客様が絶えなかった。
あの時のたいへんなんだけどどこかしら心地のよいいそがしさをカラダで感じながら、右から左へとコラボドリンクをお客様に差し出す。

「いそがしいって、幸せなことやな。」
ヒマでヒマでしゃーない時期のことも思い出しながら。

そんな勤務時間を過ごした次の日、職場から吉報と名のついたお知らせが。

「お店始まって以来の最高記録でたよ〜!」

うんうん、しあわせなことやな♪^^

小さな覚悟

「ぬいいとさん、ちょっと痩せた?
なんかスマートになったよ〜」
同じ職場のつーさんから声がかかった

「え?そぉお?あら、うれしいわ♪」
自覚はなかったけど素直にうけとめる(笑)。

「なんかダイエットしてたん?」
「いやー、特になにも。
そういえばCからCRに変わってから徐々に体重減ったかなぁ。」
「それって、ダイエットじゃなくてただ単に職場に削り取られてるだけやん(笑)」
「あはは!ホンマやなぁ!(^∇^)」

去年の夏に職場の契約内容を変えた。
世帯主の社会保険の扶養内に収まるように働くC契約から、社会保険に加入して勤務時間の制限を気にせず働けるCR契約へ。

月の勤務時間が一気に1.5倍に増えた。
で、給料も1.5倍になったかといえばそうではない。
勤務3日分の賃金が社会保険料で飛んでいく。
その分世帯主の旦那さんの社会保険料が減るのかといえばそうではない。
そうなるとわかっていたのでここに至るまでかなり迷った。
踏み切るのに結構覚悟がいった。

ただ1日6時間×週3日が週4〜5日になっただけなので世の中的には小さな覚悟、といったところか?

「とりあえず雇用保険の恩恵が受けられるよう一年はがんばろう」
そう自分に言い聞かせたあの夏の日。
ようやくというか、あっちゅうまにというか、その一年が過ぎた。

まだ辞めへんで。

自動ビールサーバー

先日旦那さんとふたり、ラブラブで居酒屋外食をした。
(文言着色しまくり)
カウンターに案内され、彼は生ビール、私はレモンサワーをオーダー。
程なくカウンターの向こうで若男子が生ビールを注ぎはじめる。

・・・ぇ、、、(・・?)
えぇ〜〜〜〜〜‼︎ Σ( ̄⬜︎ ̄;;)


(動画撮り損ねたのでYoutubeで拝借)

こ、こんな便利なモン、あるんや!
うちの職場に是非欲しい!
生ビールを手で入れるの、地味に時間かかるのだ。
コレがあれば結構な時短になる!
あ、でもこんな残念なこともたまにあるみたいやけど。
https://youtube.com/shorts/BCHnkEuFlRU?feature=share
なんてこと思い出しながら生ビールをふたつ、三つと注ぐ今日、季節外れの夏日であった。

おまかせあれ!

「あー、来月店長が一週間休むからその間、店長代理することになったわぁ!」

帰ってくるなりコーヒー屋3年目に突入したY太がのたまう。

「でもな、任されるってうれしいもんやな。」

それ!それな!
おかんもそれ、最近気づいた!
任されるって、不安はあるけどやっぱりうれしいもんやでな。

先日、ひょんなことから職場で滅多に任されないポジションを任された。
最初はおっかなびっくりだったが、仕事を終えてからなんだか清々しい気持ちになっていることに気づいた。
できる、できない、やりたい、やりたくないは別にして、新しく任されるものはどこかうれしいものである。

スープを注ぎながら
「そういやどこの現場行ってもこのポジションはやってたよな」
と、忘れかけてた過去を振り返った。
得意でも苦手でもないポジションだったはずだ。
ここ数年いろんな細かいジレンマがあったが、束の間、ほんの少し解消された気がする。
そう、できる、できないは別にして。
鶏カラにかけるソースを間違って麻婆豆腐にかけちゃうという今日のファーストミステイクをどう判断されるかは、任してくださった方におまかせしよう。
(それ、アカンやん!)

私はわたしでただ任されたことを一生懸命にやるだけである。

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