2025年2月24日(月) 13:08 JST

著名人

なんてこたぁない食堂のおばちゃん

一見なんてこたぁない食堂のおばちゃんが
「 松本清張賞 」なるものを受賞された。

ねたみなどなく、素直に素晴らしいと思える
自分がいることにきづけたことを嬉しく感じた。

「 素直に他人の成功を喜べる。」

まだまだ腐っちゃいないぬいいとさんを再確認。
山口恵以子さんの小説を読んだワケじゃないけど
未だに目標が定まっていないあたしだけど
ここにもまだまだ捨てたもんじゃない
「 食堂のおばちゃん 」がいるぞ!

よし!がんばる!
空元気でも( ぉぃ。 )がんばる!

勝手にフィーバー

先日とあるお届けものをしに親愛なるほほえみさんちに行った。
ほ「 見てみてぇ、コレ誰のサインかわかる?」

ん?最初の一文字はY?それともF?
ほ「 Yやで。ほら、今朝からテレビを賑わせてる人!」
…わからん。数分考えて埒あかないので降参すると、ほほえみさんもうひとつサイン色紙を持ってきた。

はぁ!そうやったそうやった!その日のメディアはは朝から山中教授のノーベル賞授賞式の話題で持ちきりだった。教授が意外にも我が家から徒歩圏内にお住まいだったとか教授の奥様とほほえみさんが遠い遠い昔に同じバスで幼稚園に通っていたりだとかほんとに細い細い絹糸のような繋がりなんだけれども我々地元民はあたかも古くからの同士のように勝手にプチ山中フィーバーしている。
ほほえみさんのお母様の行きつけのお医者様が山中教授の夫人であり
「 今日もお母さん、山中先生に魚の目焼いてもらいに行く。」
なんて言ってたが、彼女は山中教授と直にお会いしたことはないらしく、上記のサインも1年前にとあるご縁のおかげでほほえみさんのお手元に届いたらしい。
「 ☆★さんへ 」
ちゃんと彼女の本名入りだ。
ほ「 もう、今となってはこんなサインもらえないよね。
  直接お会いできなかったけど、勝手にひとり離れた所で
 盛り上がってるねん。(笑)」
今年大きな決断をし、それに向かって全速力で一年間を走り抜けたほほえみさん。棘の道の途中でも、ささやかな幸せを見つけては拾い腐ることなくここまでやってきた。うん、私もがんばろう。大きな決断をすることはどちらかといえば不得手だがささやかな幸せをみつけることは、結構得意な方だ。

一般人

体操の内村航平選手が「 一般人の方 」と結婚しましたね。
こういう報道を見ていつも思うんですが
「 一般人 」って何なんでしょうね。

「 マスコミ関係者でもなく、著名人でもなく
  医者でも弁護士でも社長でもない
  親の商売手伝って毎日うどん運んで接客してるオバハン 」
は、間違いなく一般人の部類に入るんでしょうが仮に本人が
「 いや、私は一般人じゃない!老舗食堂の敏腕パート 」
とマスコミに申告すればそのように報道されるんでしょうか?
それとも尺の都合や大人の事情などで
「 一般人 」と片付けられるのでしょうか。

逆に仮の話、内村航平くんの奥様が
超有名企業社長の箱入り娘だとしても
「 いや、私と父の地位は別のもの。
 私は地味に生活を送る普通の娘です。
 だからそぉっとしておいてください。」
と本人がおっしゃれば、マスコミは「 一般人 」とするか
「 いや実は☆★会社の社長の…という情報もあります。」
なんて軽く流すかもしれません。

「 一般人 」と言う名称は
本人が自ら申告する分には問題はないけれども
他者が勝手にその人のことを
「 一般人 」と決めてかかるのはある意味
「 差別用語 」となってしまうんじゃないかなぁと
「 一般人 」という言葉に触れるたびに感じてしまう私です。

ま、あまり深く追求すべし問題でもありませんがね。^^;

斜めから、山中教授

新婚旅行でハワイに行ったときのこと。

日本に絵はがきを送りたくて切手を買おうとした。
街中のフツーのお店だったので、日本語は通じない。
英検四級のぬいいとさん、持ってるボキャブラリーを
フル活用だ。

ぬ「 すたんぷ、ぷりーず!( Stamp please!)」
店「 How much?」
ぬ「 えいてぃふぁいぶだら〜ず!( $85!)」
店「(≧∇≦)( 爆笑 )」

もちろん、完全なる天然ボケだが
「 吉本新喜劇のギャグがアメリカ人にも通じる 」
ということがわかった、ある意味感動的な瞬間だった。

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ノーベル賞を受賞した山中教授、講演の時は必ずユーモアを
交えてひとつでも笑いをとることを心してらっしゃるという。

氏、曰わく。
「 アメリカ人には関西人向けのユーモアがうけ
  イギリス人には関東人向けのユーモアがうける。」

…なるほど。
「 おばちゃん、おあいそ〜。全部でいくら?」
「 3千500万円!」
のギャグはハワイでウケてもロンドンでは通じへんねんな。
らじゃ♪ (`ヘ´ゞ

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オフの午前中にいつもの整骨院へ行った。

「 あの山中教授って、堂ヶ芝の人やねんってな!」

そんな話題で持ち切りだった。
整骨院から歩いてすぐのところにあるマンションに
お住まいとのこと。
そんな近くにいらっしゃったんだ。

水泳のメダリスト、入江君でフィーバーした街は
今度はノーベル賞で賑わっている。
やっぱり、明るい話題って、いいもんだ。

お話上手・その3

(「 お話上手・その1
 「 お話上手・その2 」よりつづき )

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「 なんで加害者がオレらの住所知ってるねん?!
  被害者のオレらが加害者の居場所教えてくれ言うても
 絶対教えてくれへんのになんでアッチには教えるねん?!
  おかしいやろ!!」

小粋ないでたちの殿方が謝罪にきた男性に向かって吠えた。
あの不幸な出来事があってからわずか数日のあいだに
もう何回彼を見ただろう。

無免許の未成年が運転していた車が登校途中の小学生の列に
突っ込み、尊い4つの命が奪われた亀岡市での事故。
冒頭のシーンは事故の数日後に加害者の父親が被害者宅に
謝罪しにきた時だったか
情報漏洩した警察が謝罪にきた時だったかのやりとりが
オンエアされた時のもの。

「 本当はこんなテレビだとか表立ったところになんか
  誰も出たくない。  だけど誰かが言わなきゃ忘れられてしまう。
 娘や孫が遭ってしまった悲劇を風化させちゃいけない」
身重だった娘を亡くした彼はその後も幾度となく
メディアに登場した。

事故当初はカメラが向けられた時だけ受け答えをしていた彼。
その彼が危険運転致死傷罪の高い壁にぶち当たり

「 法律を絶対にかえてやる 」

という使命を背負った時から
自らカメラの前に出向くようになった。

おそらく初めてであろうスタジオセットの中で
緊張した面持ちでMCの質問に答える彼。
声はこころなしか上擦っていた。

「 この人も、これからだんだん『 お話上手 』に
  なっていくんだろうか。」

ふと、そう思った。
横田さん、光市の本村さん、東名高速の事故で亡くなった
姉妹のご両親、松本市の河野さん…
私が気づいた時にはもうすでに皆さん『 お話上手 』だった。
カメラ取材にも上擦ることなく落ち着いて、淡々と語られる。
皆さん、もとはといえばこんなにメディアに晒されることが
ないはずの一庶民だった。
『 運命のいたずら 』
それがなければ。

自らメディアに出向いた彼の出で立ちは
カッコいいちょい悪オヤジ風ではなく
凛々しいスーツ姿だった。
世間一般の感覚からすれば当然のことだが
彼にすればこのスーツは「 鎧 」を意味するのではないか
と感じたのは私の思い過ごしだろうか。

こんなことで著名になることは彼にとって本意ではない。
「 できることならば娘とかわってやりたい 」
彼の成し得ない本当の願い、痛いほどよくわかる。

彼が「 お話上手 」になる前に、少しでも早い時期に
彼の「 せめてもの願い 」が成就することを祈るばかりである。

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