2025年2月21日(金) 04:32 JST

実践!菅ちゃん英語

(「菅ちゃん英語に魅せられる」よりつづき)

職場のレジにて

とあるお客様がお会計の際に、この村の中だけで決済できるちょっと特別なQRコードを出してこられた。
この特別な決済、実はかなりわずらわしい。
ピッとQRコードを読み取ってから決済が完了するまで軽く2分はかかる。
2秒じゃない、書き間違いじゃない、2分だ。
信じられん、なんとかしてほしい。
(こんなところでぼやいても意味ない)

日本の方なら他愛ない会話で場をつなぐのだが、このQRコード決済を使われるのは99%インバウンドさんだ。
実際は2分間程、感覚的には3分くらいに感じるその時間をなんとか取り繕わなければならない。
こんな時こそ菅(すが)ちゃん英語だ。

えくすきゅーずみー
じすしすてむ、ろんぐたいむうえいてぃんぐ。
あばうとつーみにっつ

よかった、いちおう通じてる(ハズ)。
「こいつ、なんちゅう失礼な言葉遣いするんや!」
そんな苦情が異邦人さんから寄せられてるかもしれないけど、そんなもん知ったこっちゃない(笑)

ふろ〜む?
はうろんぐじゃぱん?
おおさか、おんり〜?
帰ってくるアンサーがなんて言ってるのかわからなくても
「イェーイ、イェーイ、イェーイ^ ^」
と笑顔で返す。
たぶん
「こいつ、えぇかげんに返事してるんやろな」
とバレバレかもしれないけど、気にしない気にしない(笑)
なんとか2分間乗り切ったときは心の中でガッツポーズだ。

ある日、職場上司がそんなやりとりをしてる様子を見て
「コレ、使うといいよ」
と、レジ横からおもむろにあるブツを出してきた。

「ほーんーやーくーこーんーにゃーく〜!」
(ドラえもん風に。↑リンク押してね♪)

身振り手振りで必死でめちゃくちゃに喋ってるぬいいとさんを見て、かなり困っている様に見えたようだ。
本人は至って楽しんでやってるのに、である(笑)。
翻訳こんにゃくはさんで上司が話す。

「大阪以外にどこに行きますか?」
「東京や京都に行きます。」
「神戸もいいですよ。お肉が美味しいです。」
「あ、神戸もいきました!」

チャイニーズ相手にすこぶる会話が弾んでいる。
明らかにお客様のストレスがない。

「うん、菅ちゃん英語使いすぎて、マスターベーションになっちゃいけないな」
軽く悟らされた。
以来、込み入ったお話は迷わず翻訳こんにゃくを使うことにしている。
ただ、間抜けの2分間は懲りずに菅ちゃん英語だ。
「お客様に積極的にはたらきかける」
ココの職場が一番大事にしていることである。
やり方間違ってるかもだけど、気にしない(笑)。
クレーム来たらそれはぬいいとさんを野放しにした会社が悪いと思うことにしよう。
それで辞めさせられたらそれはそれで受け入れよう。
まぁお客様の反応見たら大丈夫やろけど。^ ^
(もうちょっとつづくかな?)