2024年11月 6日(水) 04:16 JST

なんてこたぁない日

へんなクセ

今から3年数ヶ月前、ゆにばでびゅ〜♪した。
このブログにも書いたが、一回行けばもういいかな?一回行って気が済んだわ、というのが当時の気持ちだった。
そのぬいいとさん、実は現在USJの年パスを持っている。
人とは、人生とは、わからないものである。

相変わらず絶叫系は苦手だが、アトラクションがシーズンごとに変わるたびに職場仲間や旧友、家族と共に参じては楽しんでいる。

中でもパレードはお気に入りで、あの雰囲気はなんともいえぬ高揚感に浸れる。
エンターティナーの華やかさ、キャラクターの愛らしい仕草、そしてゲストのキラキラした笑顔。
まさに平和の象徴だなと、何度みても思う。

しかし、このぬいいとさん、パレードやショーで賑わう最中にふと「素」に還る変なクセがある。

この平和はいつまでも続いてくれるんだろうか。
たくさんいるインバウンドが来なくなるような日が来ちゃわないだろうか。
夢の世界と言われるこの空間が、生活に不必要なことだと切り捨てられるような世の中にならないだろうか。

大音量で音楽が鳴り響き、パレードのフロートが目の前を通る中でそんなことがふと頭をよぎるのである。

ほんま、へんなクセやなぁ。
ネタにしていつかブログに載っけたろ。
そんなことをもう数年も思いながらなかなか綴れずにいたら、思いもよらぬ原因でそんな事態が突然やってきた。

しもた!
もう数ヶ月早く綴ってたら
「ぬいいとさんの大予言」
とかいうて、このブログが一気に有名になってたであろうに!
(そこかい!)

起きうるとしたらもう少し先で、違う原因でそうなると思っていた。
また、今もその心配は拭い去れてはいない。
もう少し先で、違う原因で、である。

営業自粛が解除され、今日USJが111日ぶりに開園。
さっそくYouTubeで開園早々の様子がアップされてるのを観て感慨深いものがあった。

第二波、第三波がまだまだ心配だけれど、それはなんとか乗り越えれそうな気がする。
根拠のない予測だけど。

ペーパー騒動

「お母ちゃん、なんでトイレットペーパーなんかあんのん?なんで買ったん?」

「しゃーないやん。落とし紙、売ってへんし。」

時は1973年、ぬいいとさんが小学校五年生の頃のお話。
オイルショックで物資がなくなるという噂が流れ、日本全国でトイレットペーパーが買い占められる騒動が起こった。

「お母ちゃんもな、買い占めなんてキライやねんけどあまりにも売ってないからなぁ。たまたまトイレットペーパー見かけたから買うといた。」

当時ぬいいとさんちのトイレにはトイレットペーパーのホルダーなんてなく、落とし紙を使っていた。

ん?落とし紙ってなんぞい?てか?
世の中にトイレットペーパーが出現する前に広く使われていた便所用の紙のこと。
四角い、ちょっとしわしわの、うっすらグレーかかった紙で、たまーに小さな文字が混じっていたことから新聞紙を再生して作られていたと思う、しらんけど。

かくしていつもは落とし紙をのせてる四角いトレイにトイレットペーパーが鎮座する日がしばらく続いた。
そのトイレットペーパーを使いきる前に騒動はおさまったけど。

~~~~~~~~~~~~~~

さてそれから約半世紀経ってまたあの騒動がやってきた。

「どうせすぐおさまるやろ。」

旦那さんと静観を決め込んだものの、トイレットペーパーのストックがあとわずかなことに気づく。
ちょうどスーパーMでは特売だ。
報道では
「じゅうぶんストックはあるから」
と必死にアナウンスし出して数日経つし、状況も落ち着いてるだろうと、当面必要なひとパックだけ買うことにした。

「開店めがけて行くで!」
と、スタートダッシュで家を出た旦那さん。
グスグズしてて出遅れること5分で後を追うぬいいとさん。
その5分が命取りになった。
とっととペーパー1個だけ取り、レジが空いてる間にちゃーっと買ってさっさと家に戻った旦那さん。
かたや私は旦那さん探しに店内に入ったものの、混雑で身動きがとれなくなった。

「あの時、テレビで観た光景やん!」
1973年のあの光景をリアルに体験する羽目になった。

~~~~~~~~~~~~

その数日後に実姉keshidamaさんちへ行った。

「トイレットペーパー、大丈夫?」

客商売なのでトイレットペーパーは切らすわけにはいかない。

「それがさぁ、どこ行ってもないしどうしようかなぁと思っててんけどな。なんとかこれでしのぐわ。」

といって登場したのが

「え?落とし紙ぃ~!?(笑)(笑)」

あのオイルショックの時の逆パターンに笑けた。

keshidamaさん、もしかしてと思ってとあるお店に行ったところ、ビンゴ!

「トイレットペーパーがなくてね、どうしようかなぁと。」

「うちにもないよ~」

「いや、それじゃなくて、落とし紙ありますか?」

「あ、あるある♪いくついる?」

「ひとつください。」

「え?ひとつでえぇの?」

「え?じゃあふたつ。いいんですか?」

「えぇよ~、まだ入ってくるし~。」

え?どこのお店かって?
ドラッグストアでもスーパーでもコンビニでもない、そこがあったかぁ!!ってな小さな個人経営のところ。
まだ騒動は終息しきってないのでどこのお店かはナイショ♪

落とし紙700枚入り250円(やったと思う)。
高いんか安いんかわからん。
外から見た感じでは昔のよりホワイティになっているような気がする。
IMG_20200307_001109

あれは確か私が22の夏のこと。

学生時代に私の実家の食堂でバイトをしていたペコちゃんが、卒業後にふらりと若男子ふたりを連れてやってきた。

ひとりは今の私の旦那さん。
そしてそのとなりにいたのが「彼」だった。

「やぁ、ペコちゃん!どないしたん?」

「海に行ってきて、その帰りやねん。」

ペコちゃん含め、3人は同い年で私よりひとつ年下だった。
四人掛けの席でそばをすすりながら
(実は何を食べていたかは覚えていないが、たぶん旦那さんはそばを食べてたに違いない。)
「はじめまして」
「あ、どうも」
と、当たり障りのない会話をしてその日はおひらきとなった。

その後、旦那さんとはその二、三年後に付き合うことになり、「彼」ともその時再会した。

あ、いや、まてよ?
一回最初に出会った四人で飲み会があったな。
あの時は、アタシ呑みすぎてブッ潰れたな。
どえらい醜態さらしたのだけれど、それをここで話すと

「そんな恥ずかしいこと書くな!」

と、旦那さんに怒られて家追い出されるので、ここではカット。
聞きたい人は直接ぬいいとさんまで(笑)。

それで久々に再会した「彼」の横には後に嫁となる「彼女」がいた。
「彼」「彼女」そして旦那さんは同じ高校の同級生だ。
いいこと悪いこと、よく知った仲間だ。

その後お互いに結婚し、子どもも生まれ、ちょくちょくコンタクト取りぃの、家族ぐるみで会いぃのといった付き合いが続いた。

月日は流れ、お互いにいそがしい年頃となり、会う回数は減ったものの、気持ちの上では、特に旦那さんにとっては大事な存在だった。

10年程前だろうか、双方の子どもを連れて魚釣りにいった。
ひさびさの集まりだった。
アウトドアレジャー皆無の我が家に釣りが趣味という「彼」がアレコレ手解きしてくれる。
高校の時に「彼」は旦那さんにパチンコを手解きしてくれ、以来「パチンコのおっしょはん」と呼んでいたが、今度は「釣りのおっしょはん」となった。
(本当はパチンコ18歳未満ペケなのだが、そこは昭和の時代である。)

聞けばしばらく会わないうちにいろんな趣味に「彼」は興じていた。
釣りに盆栽、将棋もやったるかな?

「釣りやって、盆栽いじって、パチンコやって、ご主人、老後が楽しみにでんなぁ!(笑)」

そんな言葉をかけたぬいいとさんだった。

―――――――――――――

そんな「彼」が老後を迎えることなく逝ってしまった。
五年も闘病していたのにそんな陰すら見せなかった。
周囲への口止めは「彼」の頑ななまでの希望だった。
亡くなる二週間前に旦那さんが「彼」に逢うことができたのがせめてもの慰めか。
ギリギリのタイミングで教えてくれた「彼女」とそれを後押ししたペコちゃんに感謝。

合掌。

形容詞の基準

その昔、友とランチをしていた時のこと。
食後に出された温かいお茶を手にして

「私はあんまり濃いお茶は苦手やねん。」

というぬいいとさんに

「そうなん?私はまた苦ぁい濃い~お茶がすきやねん。」

と返す友。

そして出されたお茶をひとくちすすった後にふたりの口から同時に出た言葉は

「あ~、おいしい♪^^」

であった。
味覚の基準は人それぞれであると認識した20年代前半の頃のお話。

★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

Y太から母の日にスタバカードをもらった。
ありがたき幸せ。(―人―)

「あ~、正月に飲み損ねたゴマのフラペチーノ、また出ぇへんかなぁ。」

と、いう母に

「オレはエスプレッソアフォガードフラペチーノが
 復活したのがうれしい。
 おかんにもオススメやで。
 たぶん気に入ると思う。」

と、返すY太。

このY太との会話をスタバヘビーユーザーである前述の友にすると

「え?それって、あなたにはちょっと苦いんじゃない?」

との返しが。

30年以上前のランチでの会話がフラッシュバックする。
ん?もしかしてあの時といっしょ?
せっかくの友の助言を、何も言わずその場はスルーして、後日EAFデビュー。

(  ̄▽ ̄) 美味。
リピート必至だろうな。

Y太、だてに20年以上寝食共にしてない。
ようわかっとる。



☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆★☆

「カレーって、辛い?」

職場・夢でオーダーをとるときにあいかわらずよく訊かれる。

メニューチェンジがあってオムカレーからキーマカレーに変わり、また一から試食し直すまで4ヶ月かかってしまった。

メニューチェンジ直後に厨房でひとくちだけ試食した感覚を頼りに、4ヶ月間その質問をのらりくらりとかわしていたが、ようやく自信をもってお答えできるようになる。

「ご家庭で箱入りのカレー作られますか?その箱の横に書いてある五段階の辛さレベルの2~3の間です。」

そのコメント、夢の村の雰囲気ぶち壊しやで!
って言われるかも。^^;

形容詞に対してつい身構えてしまうぬいいとさんである。

カニ

昨年末の出来事。

義弟家族からなまの蟹一杯と殻つき牡蠣が届いた。
しかも少しでも新鮮なうちにとわざわざ旅の帰りに我が家に立ち寄って。

ありがたき幸せ。(ー人ー)

「 カニ、まだ生きてるで。(^皿^)」

忘年会で帰りが深夜になった私に旦那さんが言う。

「 いうてもそないに動かないやろ 」

と、夕方届いた発泡スチロールの箱を私がガバッと開けると中からカニの足がニョキニョキと元気にはみ出してきた。

「 Σ( ̄□ ̄!!) わぁ゛~~~ !!
 無理むりムリむりぃっ!!」

慌ててスチロールのふたを閉める。
明日の朝には大人しくなってることを願い、その夜の殺生はご勘弁願ってそのまま床についた。

翌朝。
天に召されてることを祈って、そろーりそろりとふたを開けてみる。

「ふぇ~い!おはよー♪!!」

と背伸びをせんとばかりに、昨日にも増して元気な足が飛び出てくる。

「 Σ( ̄□ ̄!!) わぁ゛~~~ !!
 無理むりムリむりぃっ!!」

しかしその日はお仕事、このまま夕方まで発泡スチロールの中に置いておくワケにはいかない。
冷蔵庫に入れておくか?
いや、帰ってきて冷蔵庫開けたらカニが好き放題にして、パラダイス状態になってたらなおさらおったまげである。
その日はお弁当作るのを勘弁してもらって、出勤時刻までカニに専念することにした。

ふと一緒に入っていたチラシをよ~くみると、カニのしめ方が隅の方にちっちゃ~く書いてあった。

「真水につけるとおとなしくなる」

(ー_ー;)…意を決してやってみる。

キッチンのシンクに水をため、そろーりそろりとカニを沈める。
すると次の瞬間、今にもシンクから這い出てきそうな勢いで、それまでにないくらい足をバタつかせてきた!


https://youtu.be/iVjMDn3j870

(動画は少しおちついた状態、リアルに撮影できなくて残念!)

Σ( ̄□ ̄!!)わ~~~~っ!!
どないしょどないしょどないしょ!!
絶対ムリ!!と思ったが数分後にはおとなしくなった。

(―_―;;;) ヤレヤレ。

それでもまだおくちが少々ワサワサしてたけど、時間も迫ってたのでごめんやっしゃと包丁と調理ばさみでシロウトさばき。
その夜、ようやくご相伴にあずかることができた。

(〃  ̄▽ ̄)・・・美味。
( ※ ̄▽ ̄※)・・・幸せ。
!( ̄▽ ̄)ゞ・・・多謝。

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