2024年5月16日(木) 00:51 JST

9月4日(火)

(「 9月3日(月) 」 よりつづき。)

9月4日の朝。

「 ここまでせんでも大丈夫か?」

とは思いつつ、自転車をガレージに入れぇの、洗濯場に置いてある小物を片付けぇのと、噂にきく大型台風に備えていつもよりほんの少し念入りに対策。

あまりに静かな時間が過ぎるので、エィとばかりに買い物に出かける。
台風前なのでスーパーもすいてるかなぁと思いきや、ダダ混み。
みんな考えることはいっしょやな。

「 電車停まるっちゅうのに
  台風くるっちゅうのに
 自転車組は出勤やて。
  零細企業はつめたいわ!」

と、ブチブチ言いながら朝に出かけた旦那さんがお昼に帰ってきた。

それにしても静かだ。
やっぱり大阪に台風!は来ないのか?

゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆

9月4日の昼。

それでも徐々に雨風が強まってくる。
テレビをかけながら2階に引きっぱなしの布団の上でウダウダする。

ん?なんか、やばい。
風、強すぎる。
南向きベランダのけっこう頑丈であるはずのサッシ扉がガタガタ鳴る。
今まで聞いたことがないような異様なすきま風の音。
え?なんで?閉めてるはずのサッシ扉から雨水が吹き込む。

「 カンカラカンカンカーン!!!! 」

おい!?なんか落ちたで!!
いや、飛んできたんか?
うぁ!なんぼ(いくら)でも飛んでいきよる!
なんなん(何なの)?何が舞ってるん?
うちのん?よそのん?

なんなん!ベランダに何か横たわってる影が見えるし!
旦那さんがその影が何なのかを確認すべく扉をあけようとするが、ビクともしない。
風に押されて扉自体が湾曲してるみたいだ。

「 わ~!!アカン!ガラス割れとる!! 」

心配になって3階の様子を見に行った旦那さんが叫ぶ。
筋金入りで頑丈であるはずのサッシの扉が、なにかが飛んできて割れていた。
いつもY太が寝ている寝床、そして小一時間ほど前まで私がうたた寝していた寝床の上にガラスの破片が飛び散っている。
台風来るのが夜中でなくて良かった。
Y太の頭に直撃してるところだ。

うぁ、耳までキーンとなってきた。
電車乗ってトンネルくぐった時になるアレだ。
ふと命の危機を感じたと同時に雪の顔が浮かんだ。

「 雪も恐がってるはずだ。」

同じ大阪市内のマンションにひとり住いしている長女・雪に電話する。

「 雪、大丈夫か? 」
「 ヤバい。」
「 危ないからガラスからは離れときや。 」

駆けつけてあげたいけど、呼び寄せたいけど、あとの祭りだ。
せめて少しでも心細くならないようにと、何度か電話をいれる。

成す術がない。
もう台風が通り過ぎるのを待つしかない。
あと1時間?2時間?
つけていた扇風機やテレビが消える。
ミシミシと家が鳴る時間が続く。

゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆

9月4日の夕方。

ようやく風雨もおさまり、外の様子を確かめに出る。

さきほどベランダに横たわっていた影は、我が家の雨といだった。
家の回りには見覚えのある屋根瓦が落ち、割れて散乱していた。
上を見上げるまでもなく、その瓦は我が家のものであるとすぐに認識。

「 おたく、電気点いてまっかぁ?」

「 い~や、ぜんぜん。」

「 ほな、うちだけやないねんなぁ。」

停電が自分の家だけではないとわかるとなぜかホッとする。
でも道路隔てたすぐ向かいの界隈の電気が点いていると、ちょっと腹が立つ。

雪に電話してみる。

「 恐かったなぁ、そっちは電気、大丈夫か?」

「 うん、大丈夫、点いてるで。」

…ちょっと腹が立つ(笑)。

日が沈むとみるみるうちに暗くなり、町内はブラックアウト状態に。
家中の懐中電灯をひっぱり出す。

「 おとなりのおばあちゃん、大丈夫やろか?」

明かりのない中、ひとりでは心細すぎる。
様子を見に行き、懐中電灯があるのか尋ねると
「 うちにもあるよ♪」
といって差し出してくれた。
点灯チェック。
…電池、入ってない。(´・ω・`)
よかった、見ておいて。
我が家の乾電池を入れて事なきを得る。

゜・:,。゜・:,。★゜・:,。゜・:,。☆

9月4日の夜。

まだ電気がつかない。
おもむろにY太がトランプを広げ始めた。

「 ババ抜きしようぜ。」

「 あ、ババ、2枚とも入れてしもた。」

「 ほなジジ抜きやな。」

「 ババ抜きって、何十年ぶりやろ。」

真っ暗なキッチンテーブル上で懐中電灯はさんで親子3人のババ抜き大会

新鮮な気分もつかの間、すぐに飽きる。

停電中だけどガスと水道は通ってる。
食材もあるので夕飯を作ろうと思えば作れるが、どうにも作る気になれない。
換気扇が使えなくて、部屋に匂いがこもるから、という言い訳を無理からつくって外食することにした。

駅前にある大手チェーンの定食屋さんへ。

「 30分ほどお待ちいただけますか?」

お客さんの入りはさほどでもないが、店員さんが少なすぎて手がまわらない様子。
バッシング、手伝ったろか?

それにしても、いつまで停電が続くんだろう。
と、そんなときにlineが入る。

「 そちらはまだ停電のようですね。
  何か協力できることがあればおっしゃってね。」

道路隔てたすぐ近くのマンションに住むママ友からだ。

「 ありがとー、冷蔵庫の中の食材が気になって、、、」

夜遅くにもかかわらず、食材を預かってもらえることになった。
(ー人ー) ありがたき幸せ。

食材が無駄になる心配もなくなり、日付ももう変わろうかとしていたので、さぁもう寝ようかと寝床に入った頃に灯りがもどってきた。

( 「9月5日(水)」へつづく。)

9月3日(月)

「 明日、お店はお休みします。」

日雇いバイトの休憩中に、本業の職場からメールが飛んできた。
年中無休で少々の嵐が来ても根性で営業する職場・夢も、電車が動かないとなるとお手上げだ。

日雇いバイトの仕事場マダム、曰く。

「 明日、朝のうちは大丈夫やんな。
  仕事終わる頃には台風もおれへん(いない)やろし
 ココにおったらみんな一緒やから安心や。」

休むことなどハナから考えていない。
今日の勤務先は家族経営の町工場である。
臨機応変に仕事できるのがメリット、雨が降ろうが槍が降ろうが納期厳守しないと家族ひっくるめて死活問題なのがデメリット。

明日予定していた用事がキャンセルになり、自転車でその職場に行ける私はバイトに入れないかお願いしようかとも考えたが、思い留まった。

思い留まってよかった。

まさか、あんなことになろうとは。

(「 9月4日(火) 」へつづく。))

衝動買い

以前にグリコのカフェオレとコラボしてたマックシェイクを飲まずして、販売が終わってしまった。
無念。(ー_ー;)

次に出たマックシェイクが

「森永ミルクキャラメル味」

正直、あまりそそらなかったけど、少しでも前回の無念をはらそうと、ご購入。

ひとくち飲んで思わずカップの蓋を開けて中身を確かめてしまった。

「コレ、間違ってバニラ入れた?」

ってなぐらい、バニラに近かった。
パッケージが白だったらバニラと思えるくらい、バニラに近かった。
まぁ、バニラ好きやからえぇけど。
楽天ポイント遣っての衝動買い、許してちょんまげ。
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オムカレー

職場のメニューに「オムカレー」なるものがある。

この職場に配属されたその一日目に試食もかねてたべさせてもらった。
その日から1年と7ヶ月余り…
オムカレーの味を忘れてしまった。

レジにポジショニングされるとよく尋ねられる。

「オムカレーって、辛い?」

┐(⌒~⌒)┌ さぁ~?

としか答えられない日が続く。
(´・ω・`) アカンがな。

てなことで、ばんごはんをしなくて良い日ができたので、本日勤務後にゲストとして入店。
しっかりお口と頭とハートにインプット!
もう
「┐(⌒~⌒)┌さぁ?」
とは言わないわよん♪( ̄ー+ ̄)

インスタ映えする職場のオムカレー。
諸々の事情によりここにもインスタにもアップできないのが残念。

コリアタウン

愛用のBBクリームとチークがなくなったので、散歩がてらコリアタウンまで徒歩でぶらぶらと。



GM最終日のこの日はやたら人だらけ、店内もごった返していてお勘定するのも長蛇の列。やっぱり平日にくるべきやな。身近過ぎて観光地という概念がなかったことを認識させられた。



近年観光客で賑わっているところといえば様々な言語が飛び交っているが、今日聞こえてきた言葉は9割以上が日本語。
なんか、かえって新鮮に感じた。

「韓国コスメが安い!」
で有名らしいコリアタウン。
実際にどんだけ安いか同じ商品を以前ネットで調べてみた。

確かに安い。
ネットでの底値でトントンぐらいだが、ネットではそこに送料がプラスされる。
しかしジモティーでなければコリアタウンまでの交通費がいるしなぁ。
まぁそこは自己判断ってことで。



コスメだけでなく、フードやK-POP関連グッズなど、韓国大好きな方にはたまらない街なんだろうな、ワカランけど。

キムチも韓国のりも大好きで、ここで買いたいけど店も種類も多すぎて絞り込めず、結局買えずに帰る、を繰り返すぬいいとさんであった。

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