2024年12月22日(日) 01:56 JST

あたいの家族

探偵ごっこ・起

その人の存在を知った時、正直なところちょっと
煩わしさを感じた。

見たことも聞いたことも、ましてや会ったこともない肉親。

例えば「 いとこの子どもの子ども 」など
そのような肉親って、結構どこにでも存在するので
あまり深く考えないようにしていたのだが
歳を重ね、いろんな知恵知識が身につくにつれて
考えざるをえない状況であることを次々と認識することとなった。
そう、双方がどう思っているのか、対面を望んでいるのか否か
そんな感情論いぜんに「 事務的なこと 」で
いずれその人と関わらざるをえない状況なのだ。
それも場合によっては1度ならず2度3度も。

「 コレは捜し出さないと。」

然るべき時が来たときにその道のエキスパートにお願いして
本人さんと顔を合わすことなく事を済ませる術もあるが
その場合、そのエキスパートを雇うのに
幾ばくかのまとまった資金が必要となる。
しかし、そんな余裕は我が家にはない。
今すぐ会う、会わないは別として
自力でその人の居場所を突き止めるには今しかない。

「 捜そう。」

ぬいいとさんの探偵ごっこが始まった。

(「 探偵ごっこ・承 」へつづく。)

浮いた話

浮いた話ひとつないことで有名な、オードリー若林のお話。

ある夜、とある女性と車で帰宅したところを
写真週刊誌に激写された。
撮影後、間もなくカメラマンが若林に近づいてきた。

「 若林さん、今、その女性と車でご一緒でしたよね。」

若林は答えた。

「 あ~、コレ、うちのねぇちゃんです。」

長らく張り込んでやっとこさ現場を押さえたと
ガッツポーズものだったカメラマン、頭抱えて
うずくまってしまったとさ。
チャンチャン♪

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今度の連休を利用して旦那さんが笑のいるつくばまで行く。

ご近所のウワサ好きな奥様方へお願い。
もし、新大阪の新幹線のりばで、ウチの旦那さんが
背が高くて美人の女性と談笑しながら並んで歩いている所に
遭遇しても、決して

「 うぁ!ぬいいとさんのご主人、愛人さんと不倫旅行? 」

なんてウワサを流さないように。
ソレ、旦那さんのねぇちゃんですから。

そこだけフォーカスするとセンセーショナルに見えそげだけど
スーッとアングル引くと、ちゃんと雪もY太もいますから。

以上、旅行やお泊まりのブログ上報告は、防犯上の観点から
いつも事後報告にしてるぬいいとさんだけど、今回は例外。
私は自宅に居残りなので。

暑さ対策

ひとり暮らしの笑に何かと気を配る良きパパ、旦那さん。

旦「 笑、そろそろ暑なってきたけど何か買うたんか?
   クーラーとか、扇風機とか。」

笑「 買ったで、下敷き。」

旦「 ミ(ο_ _)ο ドテッ… 」

せめて扇子かうちわぐらい買えよ。

せんばやしネタ

最近Facebook上で交流が復活しているとあるお友達が
こんな記事を書いていた。

「 私、幼いときから大きな鯉のぼりが怖いんです。
  大人になった今でも鯉のぼりの側を通るときは緊張します。
  小さいのは大丈夫なんですけどねぇ。」

(゜∇゜)へぇ〜〜〜〜〜!
私の知っている限りではこのような方は初めてだ。
このあいだ探偵ナイトスクープで
「 モナリザの絵が怖い 」
という若男子がいたが、人の苦手なものって
ホントに様々だ。

このお話を職場の実姉・ keshidama さんに御披露目。

ぬ「 私の友達、ホラ、せんばやしに嫁に行った子おったやろ?」
ke「 あ〜、家具屋さんの?」
ぬ「 そうそう、その子な、鯉のぼりが苦手やねんてぇ。
   苦手なもんって、ほんま人それぞれやなぁ。」
ke「 あ、私もやでぇ!」
ぬ「 えぇ!そうなん?知らなんだわぁ!」
ke「 私も鯉のぼり怖いねん。
  遠目に見てる分にはそうでもないねんけどな
  なんかあの柄がな、アカンねん。
   下ろして地面に横たわってたりしたら、もう…
   ぃゃ〜!あかんわ。(笑)」
ぬ「 小さいのは大丈夫?」
ke「 あ、あの棒のとこに金平糖入ってるヤツ?
   あれはな、大丈夫やねん。」
こんな灯台下に同じ質の方がいようとは…笑けた。

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先日おはぎをお買い求めのお客さんが、私に向かって
話しかけてこられた。
客「 あの〜、間違ってたらスミマセン。もしかしてアナタ
   せんばやしのちからもちで働いてはりませんでしたか?」
ぬ「 いや、ないですけど…なにか?」
客「 そうでしたか、私、実家がせんばやしで
   そこのちからもちにちょこちょこ行っててね
  よく似た店員さんがいてはったもんで。」
ぬ「 あ〜、せんばやしのちからもちは私のいとこが経営してて
   その兄弟姉妹、ようするに私のいとこになりますけど
  そのいとこのお姉さん方がちょくちょく手伝いに
   行ってたみたいですよ。
  血ィ繋がってるんで、ひょっとしたら似てるかも(笑)。」

今までにも
「 長堀のちからもちの大将とここの大将がよく似てる。」
( 兄弟だからアタリマエ )
だとか
「 ちからもちの大将が女装してた 」
( それは洗い場を手伝いにきてたてんまのおばちゃんや!)
だとか
ウチの内情を知る由もない方からの
「 血は争えない話 」
が、ちょくちょく登場することがあった。
せんばやしにまで派生するとは…笑えた。

笑の受験回顧

長くなります。
退屈ならばスルーしてくださいまし〜。

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笑が以前の大学に通っていた時のこと。
一年生の終わりの頃、しみじみとこう洩らしたことがあった。

「 卒業してから気づいてんけど『おこげ高校』の授業内容って
  かなりレベル高かったなぁって今更ながらに思うわ。」

笑の通っていたおこげ高校は工業系および芸術系のデザインを
学ぶ高校で、笑はそこで建築デザインを学んでいたが
自由勉強的に同じ校内の美術科の生徒に混じって
デッサンのレッスンを受けたりもしていた。

一年間大学生活を過ごした笑のこの言葉が今にして思えば
2度目の大学入試の序章であった。

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大学ではCG(コンピューターグラフィック)を専攻
バイトに勤しみながら課題もきっちりこなしていた。
そんな笑がある日の昼下がりにごはんを食べながら
唐突に、とつとつと、とりとめもなく話をしだした。

「 今、学費って、どのくらい払ってるん?」

「 CG学ぶ前にもっと基本的な、『美術とはなんぞい?』
  みたいなことを学ばなあかんような気がする。」

などなど、いろいろお話するんだけど、核心に触れる部分が
言い出せないでいる様子なので、こちらから切り出した。

「 要は、受験し直したいん?」

ビンゴ。

「 学校行きながら受験勉強するのは無理があるやろ。
  どうするん?辞めなアカンのとちゃう?」

そやなぁ。

「 今大学でやってることはやりたかったことやろ?」

それはそうやねんけど、それ以前のもっと根本的なこと
例えばデッサンだとか、そういう学習がほとんどないねん。

「 せっかく入った大学やし今やってることも決して無意味では
 ないと思うで。今の大学で足りない学習は今もちゃんと
  自分で考えてやってるやろ?
 (近くのデッサン教室に通っていた)
  それじゃ、あかんのん?」

それでもいいねんけどそのために年間150万払うのは高すぎる。

…といった具合だ。
私の首を縦に振らせた決定的な言葉があったが
それは当時通っていた大学を否定する言葉にも
つながりかねないのでそこはカット。
私は以前の大学を否定するつもりはさらさらない。
むしろ感謝さえしているし、笑もきっと同じだと思う。

大学に退学の旨を伝えたら、なにもそんなに慌てなくてもと
「 休学 」を勧められ、そうすることにした。

以上、約1年前の6月半ばのお話。

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狙いは国公立、というのは最初から決めていたようだ。
生活に困ることはないけど大きな贅沢もできない家計である
ということは笑もよく知っている。
もちろん奨学金のお世話にもならなければいけない。

近場で自分にしっくりくる大学があまりなかった
というのは高校の時のリサーチでわかっていた。
今度の大学選びは全国範囲に渡ると容易に察せた。
遠方の大学を選んだとしても、国公立ならば背中を押せる。
母にもうちょっと財力があれば私立も選択肢に入れれたろうに。
茨の道を歩ませることになるけど、頼む!
と、心の中で手を合わせる。

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「 予備校、行くん?」

あ〜、一応。
勉強は自力でどうにかなりそうやけど、実技は無理。
情報も全くわからんしやっぱり予備校で教えてもらわんと。

「 そうか。ほな悪いけど、予備校その他受験に関する費用は
  すべて自力でお願いしまぁ〜す。m(_ _)m 」
……………………
そこまで出していたら今度大学に行った時の学費が危うい。
なんやかやいうても家族の中で1番のお金持ちは笑である。
親のメンツは捨てて、潔くお願いすることにした。

2度目の大学選びは実に精力的だった。
京都、金沢、茨城、広島…は、行ったっけ?
自腹ゆえ、心置きなく巡れる
と、手前に都合のよいように解釈。

予備校の夏期講習でそろそろ志望校を決めるように言われた。
受験素人の私には「 もう?!」があったが
大学によって学習に力を入れるか、実技に力を入れるかで
勉強方針が180度変わってくる、と言われ納得。
いろいろ迷った結果、笑が選んだのは
「 とにかく勉強に力を入れなければならない 」
という道だった。

デザイン系高校での3年間含めこれまでのブランクを考えると
半年で合格ラインに持っていくのはかなり厳しい
といってもセンター試験未経験の私にはどれだけの
厳しさなのかイマイチ、ピンときていないけど。
誰か、わかりやすく教えて。

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秋頃だったか、模試でD判定を頂戴してきたことがあった。

「 志望校、このままでどうよ?があるけど、どうよ?」

さすがの笑もこのときばかりは弱気になった。

「 模試の判定もアテにならんからあんまり気にするな
 とはいうけどなぁ…それにしてもどうよ?」

結局、気にしないことにしたみたいだけど。

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学校は休学したけど、バイトはやめなかった笑。
「 収入源がなくなるのは不安だ。」
今の子やな、世の中の厳しさを親以上に知っとる。

年を越し、弟とのダブル受験に紛れながら
センター試験も終え、最後の笑の本番では
宿泊した旅館で手厚くもてなされてちょっとした
旅行気分も味わえたみたいだ。

以上、笑のミッション、無事終了。
ぬいいとさん目線での回顧なので、笑の心情その他
誤りがあるかもしれないけど、ご了承くだされ。

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