2025年4月 2日(水) 10:42 JST

一生勉強?

訊くは一時の恥、訊かざるは一生の恥

授業中、教室のみんながしゃべっていたのに
自分のしゃべった言葉がたまたま先生の耳に残ってしまって
ひとりだけ先生にこっぴどく叱られ、理不尽な思いをした
息子Y太と同じ気分を、智香子ねぇやんちの体育館で味わい
単なるオトナのお遊び的ブログであるにもかかわらず
ちょっと大人気なく反応してしまったぬいいとさんです(笑)。
( http://tenshiatsumaru.blog31.fc2.com/?mode=m&no=416&cr=548ac957c0b6a7871d8c7afa22fe3e60 )

あたし、質問したのは「 はとこって、誰? 」だけやで!
( ここでもドびつこく吠える(笑)(笑) )

で、智香子ねぇやんちの体育館で正座させられただけなら
その場でコメント吐いて、ハイおしまい!なのですが
その後、あ〜そういやあたしはこれまでアチコチで
率先していろんな質問やら問題提起やってきたり
人がちょっと恥ずかしいと思うことを先陣切ったり
なんてことしてきたなぁ、なんてことに気づき
ちょっとお話したくなったので、数回に渡って
御披露目しますね。

善し悪し表裏一体。
本人はナイスクエスチョンと思いこんでる
でも実はかなり外した質問、って方が割合的には多いかも。
その中でも数少ないちょっとみんなに言ってみてぇ〜!
ってお話をば!
………………………………………………
あ、ねぇやん、あたし、確かにアメリカ的なところあるけど
いっぺん経験したら後は詠めるから(笑)。
例の件、あたしの範疇で( ここがミソ )
ちょっと勝手に泳ぎます。^^
「 ちょっと待って! 」と言われても
たぶん隠密に竹筒くわえて夜な夜な水面下で泳ぎます。

そのあとで任し切るか、逐一細かく指示出すかの判断は
お任せしまぁす♪
( 以上、業務連絡 )

名誉ある「 チャチャ 」

たぶん、私のブログも「 しんきくさいなぁ~!」
なんて思ってる人、いっぱいいてるんやろなぁと思いながら
改める気なんてサラサラないぬいいとさんです。(笑)
私のブログのお役目は「心のリハビリ」。
他人の評価は二の次です。^^
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今から二十数年前、ぬいいとさんの姉 keshidama さん夫妻が
飲食店を開店した時のこと。

ひと通りお客様をもてなした頃に電話が鳴り
応対した姉が、悲壮な顔しながら電話を切った。

「 なぁんか、すごく怒られた〜。(〒_〒)」

店のお料理や接客のことで、こっぴどく叱られ
挙げ句の果てには「 もう2度と行くか!」
なんてことを言われたらしい。
おおいに凹むkeshidamaさん夫妻のそばで
その一部始終を見ていた今は亡き実母いとさんが言った。

「 あ、ヤッパリ来たか。」

いとさん曰わく。
開店初日、もしくはその2〜3日のうちに
そういう電話は必ずと言っていいほどかかってくるもの
なんだそうである。
開店で賑わうお店へのやっかみであろう。
お店の規模や賑わい、前評判などがが大きければ大きいほど
その「 望ましくないラブコール 」の数も増えるとのこと。

ぬいいとさんの両親が営む食堂は、のれん分け制度をとっていて
どこかで新しく同じのれんの店が開店するときは
必ず他のお店の人たちが応援にかけつけることになっていた。
両親も例に漏れずよく開店セールにかけつけていたので
そういう場面をたくさん経験している。

最初は凹んでいたkeshidamaさんも、いとさんの話をきいて
それは想定内のこととわかると、平常心に戻ることができた。
いとさんの助言がなければ、かなり長いこと
尾を引いていたに違いない。

ちょっとしたことを伝えることの大切さ
ちょっとしたことに耳を傾けることの大切さ
心して。
………………………………………………
お店だけに限らず、何かを成していく上で進歩があると
(自覚していない進歩も含めて)
決まって「 チャチャ 」が入ってきます。

…あ、「 チャチャ 」って、わかります?^^
小さな妨害や中傷、やっかみ…ってなことです。

決して気の良いものではありませんよね。
特に自らの進歩を自覚していない奥ゆかしい方の場合は
取りようによっては名誉な「 チャチャ 」にもかかわらず
イタズラに傷つきがちです。

アチコチのブログやホームページを訪問しだして
もう何年にもなりますが、その方の活躍が目立ち出すと
名無しの権兵衛さんが因縁つけるかのごとく
心無い書き込みをする…
なんて場面に良く遭遇し、そのたびに先のいとさんの助言を
思い出す私でした。

幸か不幸か私のところへはまだそんな望まぬ来客は
来たことがなく、たまに辛口なこと言いはるなぁと思えば
そのコメントには必ず主の名が添えてあります。
コレは「 チャチャ 」ではなく、「 愛 」ですよね(笑)。

いつ来るかなぁ、名誉ある「 チャチャ 」。
本音言えばあんまり来てほしくないけど。(笑)
もしそんな「 チャチャ 」が入った暁には
みんな寄ってたかって祝ってやってくださいな。^^

大人の文化祭・出会い

さてさて、このままでは「 オモロナイ文化祭 」のイメージが残ってしまいます。
アカンアカン、このままで終わらせては!
「 終わりよければすべてよし 」オモロかった文化祭レポをば。
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と、思ったけどこれまで何度かココでも申し上げていることなんですが
わたし、どうも「 感想文 」ってのが苦手なんですよね。^^;
アチコチで文化祭レポがあがっているので詳しくはそちらをご覧くださいね。
天使の集まる場所
UMEYOT'S(ウメヨッツ)のつぶやき
Rough Clover "Live at Mrs.Dolphin"

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っと、ここまで書いた時点で、当事者でない方にとっては
「 ぬいいとさん、なんのこというてるんかさっぱりわからん 」
があることに今頃気づきました。(笑)
サラリと文化祭の概要とそこに至るまでの経緯をば。

この企画はいつもここを覗いてくださっている親愛なる智香子姫が
音楽関係に携わっているわけでもない、一端の主婦であるにもかかわらず
一念発起してなし得てしまったイベントでして
(いろいろきっかけはあるようなのですが、そのうちのひとつがこちら
当日は出演者含めて100名の方が集まりました。
(本人さんの思いはこちら
形はライブイベントという形をとっていらっしゃいますが
本人さんいわく
「今回の文化祭の目的は音楽ライブではありません。
  音楽ライブはあくまでも手段で
  目的はもっと違うところにありました。
  人とのつながりを実感すること。
  愛されてることを実感すること。」
っとのことで。^^
で、ミセスドルフィンでの大人の文化祭、となったわけであります。
まだまだ言葉足らずなとこもあるんですが・・・姫、こんなところでいい?^^;
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さきほども申しましたとおり、私、感想文系は苦手なんです。
なのでいつもどおり、「自分本位」の言葉でご勘弁を。

まずは「 握手 」。
今年に入って「 握手 」にこだわりはじめたぬいいとさん。
「 お会いしたいなぁ。」と思っていた方にお会いできた時は
可能な限り握手してもらうようにしています。
この日はみどりさん、わらびぃさん、りえさん、あだげんバンドの面々
そうそう、Y太の幼稚園時代のダチママ・ちえさんに再会した時には
思わずハグしてしまいましたわ。ww
「あ、私会ったけど握手してもらってない!
 ぬいいとさん会いたくなかったんかなぁ。」
なんてお思いの方(いないかw)、すんません、ぬいいとさん
かなり健忘症キツイんで気にしないでくださいね。
今度お会いしたら、その旨お伝えください。ハグしましょ ♪
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で、私にとって一番ハードル高かったのがやはりRough Cloverさん。
どうお声をかけたらよいのかわからない。空気読めない。
で、卑怯にも「パンフレット部長」の肩書き借りて
近くにいたわらびぃさん(東京からお越のラフクロファン・この日の写真部)
をひっ捕まえてヘルプをお願いしようやくラフクローバー(以下ラフクロ)さんと
コンタクトとったんですよ。
しっかっし、まぁ~、一言でいえば、ほんと~に
「 えぇ青年たちやなぁ~ 」(完全になにわのおばちゃん気分)
全然いやみのないあのナチュラルな笑顔、誠実な応対
そしてそして後々繰り広げられた、お江戸の方々とは思えぬ
バリバリ関西色が濃いノリのいい標準語のボケと突っ込み
・・・あ、ちゃうちゃう、この方たち芸人さんじゃなかったww。
あ、もちろん、しっかり握手もしてもらいましたよ。^^
手がけたパンフレットにサインしてもらおうかすごく迷って
結局それは踏み込めなかったんですがあとになって
naoさんがしっかりゲットしてるのが発覚!ショ~ック!
・・・ま、ここは前向きに、「次回への宿題」ってことで。^^;
ちなみに、ライブ後に購入したCDにはサイン頂戴しました。^^v
ご一緒したよしみさんのヘルプで一緒に写真も。♪

ライブはね・・・・一言でいえば
「 ラフクロは、生で聴くとハマります。」
東京から遠路はるばるファンの方たちが応援に来られるのが
よぉ~くわかりましたよ。
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UMEYOT'Sのみなさんとは、前回ライブでご挨拶させていただき
この日も「カメラ目線での撮影」をリーダーのアッチュンにおねだりする
なんてところまでずうずうしくなりあがってしまったんですが
かなしいかな、ライブの最中はあまりの盛況で前に行けず
カメラ目線はおあずけに。
でもね、ライブをはなれたところではカメラ向けるとしっかり反応してもらえて
いい絵が撮れましたよ。^^v
悲しいかな、未だ私には編集でけへんけど。(ドテッ!)
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知る人ぞ知る「あだげん」さん。
この日、はじめて呼び捨てしてしまったわ。ww
前回梅ライブでお会いした時に握手しそびれてたので
この日、悲願成就。
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カメラマン宮本君率いるロビンフッドのみなさん。
カメラマンとは一度智香子姫とミーティングしたときに
少しだけご一緒させてもらったことがあるんですが
・・・あきません、未だ緊張するわ。(笑)
なかなかお見かけできなかったこともあって、この日はコンタクトとれず。
あ、ライブはしっかり堪能いたしましたよ。
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中学生&青い目teachersのバンド「Chickens」。
この絡みではね、やはり☆きら☆さん にお会いできなかったのが
一番の悔い、今後の宿題となりました。
でもね、これは私ひとりが勝手に思い込んでいるんですけど
なぜかライブが終わってからグンと☆きら☆さんとの距離が
縮まったように感じるんです。
ささ、次までに必死でラフクロ、覚えよ。^^ (今からかい!?)
先の日記で思いがけずChickensギター少年のママさんからも
コメント頂戴し、もうなんだか嬉しいかぎりです。
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アラフォーバンド・Level40
この日、どのバンドさんもそれぞれに素晴らしかったのですが
私をほろりとさせてしまったのは、このおじさまたちだけでした。
(っていっても、きっと私よりは年下なんだろうけど。暴)
やりたいこと満載だったのと、勇気がなかったのとで
直接思いは伝えられなかったけど・・・これも次回までの宿題!
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ブログで拝見し、メアドも知っていたけどマメじゃないゆえ
当日までほとんどコンタクトをとることがなかったみどりさん。
そのみどりさんから
「あのときはぬいいとさんに救われた。」
という言葉を頂戴しました。
いつのことだか、なんのことだか、あまりわからなかったけど
この日じつは楽しんでる半面、負のスパイラルに陥りかけていた
わたしにとって、その言葉はすごい救いでした。
うれしかったです。
同時に「言葉に出して言うことの大切さ。」を改めて学びました。
ありがとう、みどりさん。
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そしてそして、まりこさんにわかなさん、この方たちには
ただただ頭を下げるしかなかったわたしでした。
え?なんでって?
書きかけたらとてつも長くなったのでいったん休憩。
もう十分長いし。

タダの配布物

とある日のこと、某大学の学校案内CDが
まだラッピングシールがついたサラのままの状態で
ゴミ箱に入っていた。
おそらく受験生・笑あてに郵送でおくられてきたんだろう。
この手のダイレクトメールは本人の要・不要かかわらず
この時期ありとあらゆるところから送られてくる。
何かの拍子に棚から落ちて入りこんじゃったのかと思い
笑に尋ねる。

ぬ「 笑ぃ?このホニャララ大学のCDいるのぉ?」
笑「 いらぁん、行けへんし。
 ( いらない、行かないし 。)」

ほう、必要がなければまっさらのCDでも
見もせず速攻捨てることに抵抗はないんだな。
現代っ子のなせる技か、それとも私が貧乏性なのか?

こんなCD1枚でもいろんな人が制作にかかわり
それなりにいろんな思いが込められているはずだが
配られた方にはそんなこたぁ関係ないんだな。

笑に「 捨てて 」と支持されたCD眺めながら
大昔の「 幸いな出来事 」を思い出した。
………………………………………………
20代前半、給食会社の栄養士として働いてた時のこと。
会社内の栄養士からなる「 栄養士会 」( 会員数40くらい?)で
全事業所に貼るポスターを作ることになった。
当時、栄養士会初の試みということで気合いは入っていた。
内容は本社勤務の栄養士さんたちが中心になって練り
最終的に「 形 」にするのは、日頃からヘンな絵を描く
ぬいいとさんに白羽の矢が立った。

「 お酒と上手につき合おう 」
という内容のポスターだった。
本社はじめ、関わった栄養士さんの思いを乗せ
そこにぬいいとさんのちょっとしたイタズラ心も塗り付けて
ポスターの原案は仕上がった。

数週間後、印刷されて出来上がったポスターが
栄養士会の集まりで配布され、わたしもその時に
初めて出来上がったものを見た。
印刷業者の手でかなり手直しされてるんだろなぁと思いきや
私の描いたものそのまんまが紙の上に載っかっていた。

ぬ「 あ、文字のところは写植じゃなくて
私の直筆そのまま使ってくれはったんやぁ!」

栄「 そぉよぉん♪
コレね、実は1枚350円も
かかってるのよぉん。( ̄ー+ ̄) 」
なぁんて、できあがったポスターを広げて
ポスター作成に関わった栄養士さんたちと
嬉しさをわかち合った。

その日の会合が終わり、さて帰ろうとした時のこと。
「 パンパーン!スパコーン!」
背後で何かを叩く音がした。何の音?
振り向くとそれは若男子栄養士が
配られて間もないポスターを筒状に丸めて
それでチャンバラごっこをしている音だった。

「 え!? 私が描いた渾身の絵を?!
  栄養士会の少ない経費から印刷代出して作った
1枚350円もするポスターを?!
なぁんてことするのぉ!!o(`□´#)/゛」

一瞬その場に殴り込みかけようかとしたが
次の瞬間、別の私がそれを留めた。
「 世の中の反応の大半はそんなものだ。」

同じ栄養士会の一員だが彼らは今回のポスター作成には
一切関わっていない。
彼らにとってこのポスターはどこの誰が描いたかもわからない
( 広い会社なので彼らと私は面識がない )
タダで配られた紙切れなのだ。

思えば世の中にはタダで出回っているものはゴマンとある。
どんなに優れたもの、手の掛かったもの
当事者がたくさんの思いを込めて作ったもの
そして仮にそれがたくさんの人に評価されたものだとしても
タダである、ないにかかわらず
一方では心の端にもかからない場合が多々ある。

「 えぇもん見せてもらったな。」
えぇかっこしいではなく、素直にそう思い直せた。

その後、何をするにつけても( 特にデザイン系 )
頼まれものにしても自分発信のものにしても
当事者が、自分が、そして見る人が喜ぶものを
ということを頭に置くことはもちろんだが
それとは別に常に「 心の端にもかからない人 」の存在も
頭の隅に置いて物事を成すようにしている。
………………………………………………
絵を描くことに目覚めて間もない比較的早い時期に
そういう認識ができたことは、後々とても役立った。

今のところ、そのメリットは
「 押しつけがましくならない。」
そして
「 どんな扱いをうけても動じない。」
…かな?あとは忘れた(笑)。

具体的には数年前にやったチラシ配り。
自分でデザインして自腹で作ったチラシが
配られるシリから道端やゴミ箱にすてられた場面にも遭遇したが
その相手を恨むこともなければ落ち込むこともなかった。
一切動じることなく、半ば楽しみながらできた。
すべてあの「 幸いな出来事 」のおかげだ。

病に倒れて学んだこと

いつだったか、どこかの生命保険会社が
「 病に倒れて学んだこと 」
だかなんだかそんな感じのお題目で
一般からエッセイを募っていました。
「 私だったらこういう風に書くな~ 」
と頭の中でいろいろ妄想してみましたが
考えがまとまるにつれ
「 ん?コレって、主催者ウケしない内容かも?」
ってなくらい冷たいものになってしまって
ハタと筆が止まってしまいました。
その後、忙しさに紛れて形にすることなく
今日まできてしまいましたが…
「 Y太・出産ドラマ 」を書いているうちに
ちょっとまとめてみたくなったので
ここで、ひとりコンテスト。
………………………………………………
私にとっての
「病に倒れてまなんだこと」
それは
「 本当の辛さは所詮自分にしかわからない。
  結局自分を守れるのは自分だ。
  ただ、そのためには何もかも自分で背負い込むのではなく
  人に助けを求め、甘える心をもつことも必要である。
  そしてそのためにはちょっと図々しいかなぁと思うくらい
 『 自分 』を発信することが必要だ。
  何もせずに人にわかってもらえないことを嘆いたり
  人から手をさしのべられるのを
  どこかで待つ自分があるとすれば
  それは甘え以外のなにものでもない。」
ということです。

物心ついたときから
成人して世の中に繰り出して社会生活を送るまで
いやもしかしたら育児をしていたごく最近まで、私には
「 自分の体の不調を訴えること 」
にどこか臆病なところがありました。

「 これぐらいはみんなしんどいんだから
  私も我慢しなくちゃ 」
だとか

「 そんなことぐらいで医者にいくの?
  っていわれそうだから市販薬や自然治癒力頼みで
  もうちょっと自力で頑張ってみよう。」
だとか

仕事中に
「 もう、限界!立ってられないくらいしんどい!」
と頭抱えて座り込むくらい熱が出てるのに
「 熱があるようなので帰らせてください。」
の一言が言い出せず見かねた上司が帰宅を促すまで
心のどこかでそれを待っていたり。

「 医者行くヒマないけど、『休みます』とは言いづらい。」
と、健康診断やちょっとした体の不具合はスルーしたり。

根本には「 他人の目を必要以上に気にする自分 」
がありました。
自分というものがない、あかんたれですね。
また「 我慢することが美徳だ 」
みたいな意識がどこかにあったんでしょうね。
これは「 体育会系の弊害 」でしょうか?(笑)
いや、幼いときから根付いてたからそうともいえないな。

そんな私の意識を変えてくれたのが
「 入院生活 」と「 退院後のまわりの対応 」です。
出産で3度入院した以外は
二十歳に勤め先で階段踏み外して尾骨骨折し
1週間入院したあとすぐに職場復帰したときと
もうひとつは、3人目を妊娠中に卵巣膿腫を患い
お腹に我が子を宿したまま手術したとき。

座ってるだけでもけっこう疲れる状態なのに
それがわからず談話室で延々としゃべり続ける見舞い客。

労いや心配の言葉はあるけれど
身を制してまで術後の無理を止めてくれるひとは
そうそういないという現実。

ひきつる傷跡をガマンしながら拭き掃除してても
周りはわからない。

「 今、職場に迷惑かけられない 」
と無理を押して職場復帰しても
後々現れる後遺症のことまで会社や職場仲間は
面倒みてくれない。

「 これ以上症状をこじらせて
  みんなに迷惑かけてはいけない 」
と、退院後のんびり生活していると
さもお気楽そうにと中傷される。

忙しさにかまけて医者に行かず
後々取り返しのつかない失敗をしでかしたり…。

誤解のないように言っておきたいことは、私は
「 所詮世の中なんて冷たいもの 」
と、周りを責めているのではないということです。

いくつか「冷たい」と思われる仕打ちをうけましたが
本当はそれは冷たいのではなくあたりまえな反応で
その多くは「 経験がないからわからない 」ので
反応しようがないんだ、ということに
後々になってきづきました。

もし、当時自分に
「 痛いからできない!」
とひとこと言える潔さだとか
「 こじれたら悪いから今のうちに休む!」
と誤解を生む前に根回しする知恵とか
「まわりのみんなに理解をもらって気持ちよく休みたい」
なんて自分が傷つくのを恐れることを捨て去る勇気だとか
「 上司はあんなこと言ってるけど
  絶対オーバーワークになる!」
という適切な予測と行動ができる判断力とかが
自分に備わっていれば、そして遠慮なく言えていれば
周りも案外すんなり理解してくれたり
自分が思うほど難色示すことはなかったでしょう。
また私も不必要に周りを責めることはなかったと思います。

「 なにもいわず黙ってことをなす 」
ということも、とてもスマートでかっこいいことです。
ただ、時には図々しく「 自分発信すること 」も
生きていくうえでは必要であると思います。

今一度。
「 本当の辛さは所詮自分にしかわからない。
  結局自分を守れるのは自分だ。
  ただ、そのためには何もかも自分で背負い込むのではなく
  人に助けを求め、甘える心をもつことも必要である。
  そしてそのためにはちょっと図々しいかなぁと思うくらい
  『 自分 』を発信することが必要だ。
  何もせずに人にわかってもらえないことを嘆いたり
  人から手をさしのべられるのをどこかで待つ自分があるとすれば
  それは甘え以外のなにものでもない。」

コレは病に倒れたときにだけ言えることではなく
生きていくうえでいつも言えることだということに
いまさらながら気づく私です。

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