2024年12月24日(火) 23:07 JST

なんてこたぁない食堂のおばちゃん

一見なんてこたぁない食堂のおばちゃんが
「 松本清張賞 」なるものを受賞された。

ねたみなどなく、素直に素晴らしいと思える
自分がいることにきづけたことを嬉しく感じた。

「 素直に他人の成功を喜べる。」

まだまだ腐っちゃいないぬいいとさんを再確認。
山口恵以子さんの小説を読んだワケじゃないけど
未だに目標が定まっていないあたしだけど
ここにもまだまだ捨てたもんじゃない
「 食堂のおばちゃん 」がいるぞ!

よし!がんばる!
空元気でも( ぉぃ。 )がんばる!

知らんこと、いっぱい!

久々に親愛なる友ふたりと集った。
場所は京橋。

「 こむずがーでん〜?」

こんなところ、初めて来た、と言ったら
友ふたりに驚かれてしまった。
出来てもう20年くらい経つ、我が家から30分以内で行ける
商業スペースである。
ちなみに、京橋へは何十回、いや、百何十回、何百回と
行っているのに、である。

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宴の場は「 梅の花 」。
お豆腐の懐石料理で有名なところ、らしい。
知らんかったけど。
平日の夕刻ということで空いてたけど
「 オレが行った時は満員で入られへんかった。」
とは、帰宅後の旦那さんのお話。

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ヘルシーなお豆腐懐石を囲んで話が弾む。
ディズニーランド、ディズニーシーのお話で盛り上がり
その流れで地元、ユニバーサルスタジオジャパンのお話に。

「 実はあたし、USJ、行ったことないねん。」

何気ないぬいいとさんのプチカミングアウトに
友ふたり、驚く。
そやな、自宅から1時間以内で行けるのにな。
交通費、往復ワンコインでお釣りくるのにな。
まだ行ってへんってな〜(笑)。

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友Aがもう何度も韓国旅行へ行っているというお話から
話題が「 鶴橋 」へと流れる。
「 鶴橋 」は自宅の最寄り駅より一駅お隣
ほぼぬいいとさんの地元だ。
昨今の韓流ブームもあり、いつでも友に案内できるようにと
数年前から機会あれば散策しているのだが
あの界隈はまるで迷路、方向オンチのぬいいとさんは
鶴橋界隈をいまだ把握できていない。

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「 ばろんどぉ〜る〜?」

友Nがいなかったらそれが友Aがどんなに苦労して
手に入れたものなのか、突っ込む由もなかったわ。
ありがとう、クセになりそうなくらいおいしかったよ。

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友Nと別れたあと、友Aが以前に来たという
テールスープのおいしいお店を軽く追跡調査。

「 確かこの辺にあったはずなんだけどなぁ 」
と、昔からあるという「 京橋界隈 」をうろうろ。

「 へぇ〜、京橋商店街って、こんな広範囲やったんや。」
ここでもまた未知との遭遇。
ちなみにテールスープのお店はチラシだけ頂戴して帰る。
さすがに豆腐懐石のあとでは食えんぞ。

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楽しい時間を過ごせたことに感謝。
国内で2番目に狭い都道府県に住みながら
まだまだ地元を持て余している自分を再認識。

かまぼこ

最近こちらへ来られた方のためにちょいとご説明。
私、ぬいいとさんは実家であるとある大衆食堂で働いている。
リーズナブル価格でビジネスをしていて、仕入れをはじめ
下げられるコストはできる限り下げているが
それでも譲れないポイントがいくつかあり
そのひとつが「 かまぼこ 」である。
うどんやラーメンにひと切れ付けるだけなので
「 別に無名のやっすいやつでもいいんちゃうん?
 (別に無名の安いものでも良いんじゃないの?)」
という娘たちの意見にオヤジは耳を貸さない。
「 やっぱり『 別寅 』やないと。」
と、譲らないのである。

確かに、食べ比べてみると一味違う。
よくよく考えればうどんやラーメンにはたったひと切れだが
「 かやくうどん 」や「 なべやきうどん 」には
ずらずらずらとかまぼこたちが並ぶ。


かまぼこ好きにはたまらん逸品だが、このかまぼこたちが
味気ないものに代わるといっぺんに値打ちがさがってしまう。
オヤジの言う通りだ。

このかまぼこ、普段はスーパーで198円で売ってるのだが
ひと月に1~2度のサイクルで99円で売り出している時があり
そのときめがけてぬいいとさんが鬼買いしている。
一度に約30~40本。
きっとスーパーのレジ係の人たちは私のことを
「 かまぼこおんな 」
と噂しているに違いない。
ちょっとはずかしいけど、背に腹は代えられない。
かまぼこ買い占めし過ぎで出入り禁止になるまでがんばるぞ!

…ってなことを、私がいつも鬼買いしてるかまぼこの写真を
facebookの友がアップしていたのを見て
あらためて心したってなお話。

「 おまえ、店だけやなく1本くらいウチにも買うてこいや。」

写真の食いかけかまぼこは、我が家で買ったもの。
うちの旦那さんも、練り物好きである。

涙ふくハンカチ携えて

かつて失恋レストランで一世を風靡した60歳の男性歌手が
麻薬取締法違反で逮捕された。
薬物での逮捕は今回で6度目とのこと。

「 なんで止められないんでしょう!なぜ懲りないんでしょう!」

「 60にもなって、もういいおとななのにね!」

朝の民放ワイドショーで芸能コメンテイターやゲストが
薬物依存の実情を知ってか知らずか、井戸端会議的な
「 正論 」コメントをぶちまける。

ちょっと意地悪な捉え方かもしれないが、何気に発した
この「正論」こそ危険を孕んでいるんじゃないかと感じた。
なぜなら、この「 正論 」の背景には

「 たとえ薬物依存に見舞われても、本人が本気になれば
  必ず克服できる。私ならやってみせる!」

という潜在意識があるからだ。

薬物に限らず「 依存症 」の克服はそれはそれは容易ではない。
克服体験談もあるにはあるが、その背景には挫折談が
ゴマンと隠れている。

そこに至るまでの経緯の違法性や不道徳はともかく
いったん見舞われた「 依存症 」そのものは
本人の善悪にかかわらず「 病気 」なのだ。
って、自ら経験したことがない私が言っても説得力はないが。

もし私があのスタジオにいたとしたら、こう発したい。

「 一度薬物に手を染めると最後、そこから抜け出るのは
 一筋縄ではいかない。
  それは、60になろうが80になろうが、何度逮捕されようが
 である。
  だから、薬物に手を出しちゃダメ!」

まぁコレも
「 人間『やるな』と言われるとかえってやりたくなる
  厄介な生き物である 」
ということが踏まえられていない
これまたぬいいとさんの「 浅いコメント 」なのであるが。

千円拾た。

道を歩いていたら千円札が落ちていた。
一瞬目を疑ったがまぎれもなく千円札だ。
足元をひらひらと横切るたった数秒の間に
いろんな思いが駆け巡る。

拾って交番に届けたところで持ち主が現れる可能性は低い。
かといってポッポナイナイ(自らの懐に入れる、の意)して
使ったところで、何だか気分がすぐれないだろう。
正義感とか道徳心とか、そんな大それたものではなく
ただ単に精神衛生上よろしくないと思った。

そんなことが頭をよぎる状態でなんだか見てはいけない物を
見たような感覚に陥り、拾うべきかどうか迷いながら
一度は素通りした。

5千円や1万円なら拾ったあとの事など考える間もなく
まずはとっさに拾っていただろう。
反対に小銭なら正直ポッポナイナイしていたかもしれない。

「 ここで素通りするということは
  かえって千円札に対して失礼にあたるのでは?」

と思い直して風に転がる野口英世さんを追いかけた。

拾ってからもしばし迷う。
たかが千円、されど千円。
結局すぐ近くに交番があったこともあって
届けることにした。

「 拾得物、裸の千円1枚!」
応対してくれたお巡りさんが、電話で本部とやりとりする。
一通り調書とった後に渡された書類は「 拾得物件預かり書 」
もし落とし主が現れなかった場合にコレが必要となる。

「 落とし主、たぶん見つからないやろな、ムフ♪」

これが「 財布 」ならそうは思わないんだろうけど。

「 千円拾って、心にシコリを残さぬ方法で我が物にする。」
私は善人でも悪人でもない、ただの小心者だ。

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