2025年3月29日(土) 01:21 JST

著名人

お話上手・その2

娘と食卓を囲んでいたとある夕暮れ時、テレビの報道番組で
北朝鮮拉致被害者・横田めぐみさんの母、早紀江さんが
取材に応じてあれこれ語られていた。

笑「 この人、しゃべり上手いなぁ。」
ぬ「 そりゃなぁ、これだけ場数踏めば上手くもなるで。
ホンマ、元はといえばなんてこたぁない
普通のご婦人のはずやったのになぁ…。」

講演、陳情、取材、各界要人との面会、マスコミへの露出…
もう何十年と、ご本人の意志とは関係なく降りかかっている。
いや、正確には
「 理不尽な理由で連れ去られた娘を連れ戻したい 」
ただ、それ一心で動いてらっしゃるがゆえにいろんなものが
付随してきている、ということかな。

著名人になりたかったわけではない。
偉業を達成したわけでもなんらかの罪を犯したわけでもない。
人脈を広げて認めてもらおうと思っているわけでもない。
ただ、平凡に穏やかに家族と一緒に暮らしたかった
そんなご夫婦だ。

前述、まー君の場合は自ら掲げた目標に付随してくる副産物は
いいことも悪いこともすべて前向きに受け入れることが
比較的容易である。
しかし横田さん夫妻の場合、リスクはもちろんのこと
一見かっこいいと思える様々な事象やメリットに対して
ご本人がどう捉えるかは自由としても、第三者が安易に
評するのはいかがなものかと思う。
間違っても
「 不幸にみまわれたけど、有名になれたし、いいじゃん。」
なんて言葉は御法度だし、そんなこというヤツは
ぬいいとさんが月に代わってオシオキよ!( 古 )

「 あの娘はあの日あの時、たまたまあの場所を
通りかかっただけなのに。
あの日の時間の歯車がひとつでもずれていたら
こんな目には遭わなかったのに。」

時のいたずらで人生を翻弄された方たちがゴマンといる。
平穏な日々を送っていることが奇跡的なのかもしれない。

(「 お話上手・その3 」につづく )

お話上手・その1

楽天イーグルスのまー君こと田中将大選手が
プロに入団したばかりの頃のお話。

シーズン前にルーキーばかりを集めた研修会なるものの場で
「 マスコミに対する応対の仕方 」という講義があった。

講師曰わく。
「 では『 今シーズンの抱負は?』とインタビューされたら
どう答えますか?ハイ、田中くん。」

まー君、曰わく
「 はい。
まずは社会人として……云々かんぬん……
その上で体力強化、精神面での……云々かんぬん……
以上、精一杯がんばります!」

あまりの受け答えのすばらしさに感嘆のため息が
講師や他のルーキーの口から洩れた。

講習のあと、その様子を取材していた局アナが
まー君に訊ねた。

「 なぜそんなに受け答えが上手なんですか?」

まー君はひとこと。
「『 慣れ 』です。」

そうだな。
まー君、ゆうちゃんと高校生の時から常にマスコミから
注目されていた。
もう、ハンパないほど取材はうけていたはずだ。

「 しゃべりが上手になるにはどうしたらよいか?」
なんて考える以前に話す機会が怒濤のことくやってくる。
数をこなすうちに術が身についてくる。
もちろんまー君本人もただ漠然と受け答えするだけでなく
そのたびにどうすれば自分の思いがみんなに伝わるか
ということを考えながら話すということを
いつも怠らなかった、と私は察している。

しかしまー君にとって、話上手になることが
本来の目的ではない。

「 野球人として生きていく 」

という本来のテーマを追い続けていく上で
副産物として「 お話上手 」というものがついてきただけだ。

「 ぬいいとさん、そんなこというけどやっぱり
本人の資質もあるで。」
そんなもん、あたしの知ったこっちゃない(笑)。
( 注「 私の知ったことではありません 」の意。)
資質の有る無しで左右されるのは習得速度くらいだ。
資質があってもやらなきゃ進歩はなし
資質がなくてもバケる場合もある。

ちなみに、まー君のお話上手は私が知る限りでは
「 野球に関して 」だけである。
その他の話題に関して、あるいは普段の彼に関しては
あたしの知ったこっちゃない。(笑)

ただ、ひとつの道で得た術は、他の道でも応用できる術が
あるのも事実だ。

(「 お話上手・その2 」につづく )

千田琢哉の20代シリーズ

最近ハマっている本。




「 え?ぬいいとさん、もうその年代の倍は生きてるやん? 」

それがなにか?(⌒~⌒)
確かに、書店で手に取る時に少し躊躇しましたがね
読みだすと止まらないんです。
すでに自らに刷り込まれていること
以前に刷り込まれていたんだけどいつのまにか忘れていること
そして、五十路前にして初めて心にきたこと
特に「 人生で大切なことは、すべて『 書店 』で買える。」
には、読書に対してコンプレックスのある私の背中を
かなり押してもらえました。

「自己啓発本やエッセイ、ビジネス本しか受け付けられない私。」

それでもいいんだよ、と千田さんに認められたように思えて
それからは拍車がかかり、今ならばどんな活字も
受け入れられそうな気がしています。
で、今そそられているのはコレ。

巷の噂では大半の方が途中で挫折する
かなり難解な本だそうです。
でも苦手の生物の試験で遺伝子の所だけは完璧だったあたし
追試続きの教習所で坂道発進だけはパーフェクトだったあたし
普通の人が「 ココだけは運転したくない 」ってな地元の道を
何の抵抗もなくスイスイ走れるあたし
苦手なのに、苦手中の最難関だけはなぜかクリアできる
というスゴい星を持っています。( 自分で言う。)
なんだか読めそうな気がする。

彼から吸収しよう

体操の内村航平選手とスラムダンクの流川楓(るかわかえで)が
どうしてもダブってしまうぬいいとさんです。
気分は赤木晴子だわ〜。( ワケワカラン方はスルーしてね。)

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男子体操団体戦決勝。
最後の鉄棒で内村選手が落下した「 後の 」演技に
すごく感動した。
落下した「 後の 」たった十数秒の演技に
たくさん学ばせてもらった。
あのまま当たり前のように失敗なく演技を終えていたら
鈍感な私なら、「 さすが内村!」で終わっていただろう。

語り出すと遅刻しそうだからこのへんで。

いまさらやけど、内村くんかっちょえぇ。

お話上手

めずらしく6時には夕食が出来上がってしまった
ぬいいとさんです。
帰りに雨でずぶ濡れになってしまったので
早々とお風呂まで済ませちゃいました。(*^ー^*)
あれだけマッキーや片平さんが
「 傘を持ってお出かけください。」
って行ってたのに…バカなあたし。□\(..)

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中日・落合監督の解任報道が流れてから 数日経った頃に
スポーツコメンテイターの江川卓さんがインタビューして
いたのをテレビで見かけました。
解任発表後は沈黙を貫いていた落合監督に、アポなしで
江川さんが直々インタビューのお願いをしたところ
「 3分間だけなら 」という条件で行われたプチ対談。
限られた時間ということで、旧知の仲がゆえでしか
訊けないような質問を吟味する江川さん。
その江川さんから矢継ぎ早に投げかけられる問いに
テンポよく、要所を押さえて端的にかつわかりやすく答える
落合監督。
編集はノーカット。実に内容の濃い3分間でした。

おふたりの野球に対する深い、強い思い、あるいは
常日頃から心している生きる姿勢といったものが伺われて
話術がうまいというよりは、生き様そのものが
自然に迷いなく言葉として発せられている
というのがよくわかりました。

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実は私、お話するのが苦手です。
例えば
「 あなたの好きなことはなんですか?」
と聞かれても
「 え〜、アレも好きやしコレもしたいし〜。」
と、焦点があやふやな答えしか出てきません。
お友達との集まりでも聞き役に回るのがほとんどです。
これだけブログを書いているわりには不意に何か質問を
投げかけられると喋る言葉は支離滅裂です。

ただ、仕事場ではお客様に何を尋ねられても9割方
端的で要所をふまえた流暢な言葉が自然に出てきます。
職場を熟知しているからですね。
話術を生業としていく場合は別として
ただ自分の思いを周りの人たちに伝えるという場合には
特別何か話術を習う必要性はないと思っています。
大事なのはやはりその人の「 中身 」ですね。
「 中身 」を充実させればおのずと言葉は出てきます。

私の場合、思うにまだまだ人間としての器が浅いんでしょう。
心の箪笥の引き出しにまだまだ隙間がいっぱいあるんです。

いつか、落合監督と江川さんのような歯切れのよい対談が
いつ、どこででもできるような自分になりたいなぁと
夢みるAKB48のぬいいとさんです。

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今日とあるテレビ番組で
「あなたがパートナーの為に作るのに好きな料理は何ですか?」
という質問がありました。
さっそく未来の夢の対談( 誰と?)を想定して予行演習。

「 え〜、私の好きな料理、好きな料理ねぇ、え〜好きな…
  り、ょう、り…あらへん。┐(⌒〜⌒)┌」
そばで聞いていた雪がズッコケます。
コレじゃいかんとぬいいとさんが絞り出したお答は…
「 好きな料理は…手抜き料理♪( *´艸`)プッ! 」
さて、夢の対談までに盛大修行しましょっと♪

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