Y太・出産ドラマ①(アクシデント編)
- 2010年5月 6日(木) 20:16 JST
- 投稿者: ぬいいとさん
- 表示回数 4,885
雪・出産ドラマ
笑・出産ドラマ
を綴ったあとで、すぐにY太の出産ドラマも書きだしたのだが
別に旬がないネタなので合間を見てほんとにちょっとずつ
のんびり書いていたら気づけば1年以上が経っていた。
遅くなった分、長々と2編に分けてお披露目。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
妊娠初期は精神的にも身体的にも不安定だった。
あまり事細かに書くのも考えモノ的な内容なので
ここでは省略。
それでもなんとか無理やり平穏な状態にもっていって
ちょっと落ち着いたかなぁといった妊娠中期に入ったころ
先生からとんでもないことを宣告される。
「 手術をします。」
( ̄□ ̄;)!!え~~~~~~~!!
私にとっては寝耳に水だったが
先生側ではずっと念頭にあった症状だったようだ。
病名は「 卵巣膿腫 」。
子宮の両側にある卵巣が何らかの原因で腫れる病気。
正常な卵巣の大きさは親指第一関節くらいなのだが
その卵巣の片方がテニスボールくらいに腫れていた。
妊娠初期にはよくあることらしく、普通なら月を増すごとに
その腫れが治まるので先生もずっと様子をみていた
というのだが、それが治まらないまま妊娠中期に突入。
このままでは茎捻転起こして救急車モノになったり
出産時に破裂したりといったリスクが発生する。
「 え、そんなに痛くないし 」
だとか
( 正確には当時ずっと感じていた痛さが
「 尋常な痛さじゃない 」ということを
本人がそうであると自覚していなかっただけ
というのを後々認識する。 )
「 薬で散らしたりはできないの?」
だとか、先生の前で悪あがきをしたが
「 内診であれだけギャーギャー痛がってるのは
尋常ではない。 」
とか
「 安全にお産するための手術だから 」
という先生の説得にようやくぬいいとさんも観念した。
………………………………………………
体にメスを入れるのは初めてだった。
手術台の上で生まれたままの姿で大の字になる。
「 まな板の上の鯉 」とは正にこのことだなぁと
心の中で変に納得する。
手術中は部分麻酔で普通ならば周りの物音は
まる聞こえなのだがここの医院では(他の病院でも?)
少しでも気が紛れるようにと中音量の音楽が流れた
ヘッドホンが耳に当てられた。
コレには随分助けられた。
リアルな物音や先生方のやりとりを聞いていては
とてもじゃないが尋常な精神状態ではいられない。
内臓がゆさゆさ揺らされるのを感じながらも
先生が何を話してるのか、私の身になにが起こってるのかが
サッパリわからない中、ひとことだけハッキリ言葉がきこえた。
「 うぁ!こりゃ~痛いわ。」
腫れた卵巣が180度ひっくり返る( 茎捻転 )と
もんどり打った状態で救急車モノなのだが
それが90度捻(ねじ)れていた、というのを術後知らされた。
お後、詳細をお聴きになりたいかたは
直接ぬいいとさんまで(笑)。
手術後はかなりつらいものがあった。
術後の処置は「 帝王切開 」の場合とほぼ同じ。
ただ胎児への影響を考えて痛み止めの薬剤使用は
かなり慎重にされていた。
早い話が
「 どんなに痛くても許容時間がくるまで我慢ガマン 」だ。
加えて丸何日か( 2日くらいやったかな? )
寝たきりで寝返りもうてない。
床に接している皮膚がウズウズしてきてたまらない。
辛うじて何センチかずつ体を動かしてそのウズウズを紛らしていた。
幸いなのは「 日にち薬である 」ということ。
それがあるから乗り越えられた。
寝たきりの方はコレが延々と続くのか
今の私もつらいけど、わずか数センチでも動ければ幸い
それさえもできないなんて。
と、こんなところで寝たきりの辛さの何万分の1かを
体験することになったのは私にとって非常にプラスとなった。
「 産む時は絶対下から産もう!」
改めてそんな思いを強くした
「 疑似帝王切開体験 」だった。
笑・出産ドラマ
を綴ったあとで、すぐにY太の出産ドラマも書きだしたのだが
別に旬がないネタなので合間を見てほんとにちょっとずつ
のんびり書いていたら気づけば1年以上が経っていた。
遅くなった分、長々と2編に分けてお披露目。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
妊娠初期は精神的にも身体的にも不安定だった。
あまり事細かに書くのも考えモノ的な内容なので
ここでは省略。
それでもなんとか無理やり平穏な状態にもっていって
ちょっと落ち着いたかなぁといった妊娠中期に入ったころ
先生からとんでもないことを宣告される。
「 手術をします。」
( ̄□ ̄;)!!え~~~~~~~!!
私にとっては寝耳に水だったが
先生側ではずっと念頭にあった症状だったようだ。
病名は「 卵巣膿腫 」。
子宮の両側にある卵巣が何らかの原因で腫れる病気。
正常な卵巣の大きさは親指第一関節くらいなのだが
その卵巣の片方がテニスボールくらいに腫れていた。
妊娠初期にはよくあることらしく、普通なら月を増すごとに
その腫れが治まるので先生もずっと様子をみていた
というのだが、それが治まらないまま妊娠中期に突入。
このままでは茎捻転起こして救急車モノになったり
出産時に破裂したりといったリスクが発生する。
「 え、そんなに痛くないし 」
だとか
( 正確には当時ずっと感じていた痛さが
「 尋常な痛さじゃない 」ということを
本人がそうであると自覚していなかっただけ
というのを後々認識する。 )
「 薬で散らしたりはできないの?」
だとか、先生の前で悪あがきをしたが
「 内診であれだけギャーギャー痛がってるのは
尋常ではない。 」
とか
「 安全にお産するための手術だから 」
という先生の説得にようやくぬいいとさんも観念した。
………………………………………………
体にメスを入れるのは初めてだった。
手術台の上で生まれたままの姿で大の字になる。
「 まな板の上の鯉 」とは正にこのことだなぁと
心の中で変に納得する。
手術中は部分麻酔で普通ならば周りの物音は
まる聞こえなのだがここの医院では(他の病院でも?)
少しでも気が紛れるようにと中音量の音楽が流れた
ヘッドホンが耳に当てられた。
コレには随分助けられた。
リアルな物音や先生方のやりとりを聞いていては
とてもじゃないが尋常な精神状態ではいられない。
内臓がゆさゆさ揺らされるのを感じながらも
先生が何を話してるのか、私の身になにが起こってるのかが
サッパリわからない中、ひとことだけハッキリ言葉がきこえた。
「 うぁ!こりゃ~痛いわ。」
腫れた卵巣が180度ひっくり返る( 茎捻転 )と
もんどり打った状態で救急車モノなのだが
それが90度捻(ねじ)れていた、というのを術後知らされた。
お後、詳細をお聴きになりたいかたは
直接ぬいいとさんまで(笑)。
手術後はかなりつらいものがあった。
術後の処置は「 帝王切開 」の場合とほぼ同じ。
ただ胎児への影響を考えて痛み止めの薬剤使用は
かなり慎重にされていた。
早い話が
「 どんなに痛くても許容時間がくるまで我慢ガマン 」だ。
加えて丸何日か( 2日くらいやったかな? )
寝たきりで寝返りもうてない。
床に接している皮膚がウズウズしてきてたまらない。
辛うじて何センチかずつ体を動かしてそのウズウズを紛らしていた。
幸いなのは「 日にち薬である 」ということ。
それがあるから乗り越えられた。
寝たきりの方はコレが延々と続くのか
今の私もつらいけど、わずか数センチでも動ければ幸い
それさえもできないなんて。
と、こんなところで寝たきりの辛さの何万分の1かを
体験することになったのは私にとって非常にプラスとなった。
「 産む時は絶対下から産もう!」
改めてそんな思いを強くした
「 疑似帝王切開体験 」だった。