2025年4月 1日(火) 18:21 JST

お仕事オシゴト!

職場出入り禁止

2月半ばのこと。
帰宅途中にリバースした。
翌日クリニックで感染性の胃腸炎と診断される。
一回リバースしたけどその後は下痢嘔吐発熱などの異常はない。
普通の職場なら症状が治れば出社OKだとか、一週間は出社控えてね、程度の掟なのだろうが、ぬいいとさんの職場は飲食店だ。
感染性胃腸炎と報告したその日から以降、身の潔白が証明されるまで職場への出入り禁止となる。
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「身の潔白の証明」
方法は他でもない、検便である。
最初の検査でノロウィルス陽性と出た。
次の検査結果が出るまで引き続き出禁だ。
そして一週間後の検査結果…「クロ」
そのまた一週間後の検査結果…「クロ」
私に棲みついたノロはなかなかながんこちゃんだ。
気づけばもう丸1ヶ月仕事してない。

「おまえ、ほんまは邪魔者やから検査結果勝手に陽性にされてんちゃうか?」

「おかん、元からケツにノロ飼うてんねやろ」

からだがすこぶる元気なので家族はとことんいじってくる(笑)。
・・・・・・・・・・
思わぬ形でまとまった休みが舞い込んできたので、ここぞとばかりに山積みのToDoリストをやっつけにかかった。

「サイトのSSL化」
簡単に言えば今みなさんがご覧になってるこのサイトのURLの最初のところを
http://からhttps://に変えること。
やる人がやれば数分でできることなのだが、私がやるときっと数日かかる。
やるなら今だ!
で、、案の定暗礁に乗り上げてにっちもさっちもいかなくなる。
ひとりだときっと1ヶ月あっても解決できないところをGeekの神様が数分で片付けてくださった。
ありがたき幸せ。多謝。

「確定申告」
我が家3人分、並びに姉keshidamaさんちのお店の確定申告。
お店の方は一年分の帳簿をExcelに入力しなくちゃで、早めに取り掛かるつもりだったのが結局ギリギリに。

その他お片付けリスト作成や、ARなど、時間がたっぷりあったにもかかわらず意外と進まず。
なんか、コロナの時を思い出すな。
学んだはずなのにな。
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こんな時にこそっと2人目の孫が生まれてきてたりする。
ノロ感染前には休みをどんなふうに調整するか思案していたが、申し訳ないけどありがたいことに思案する必要もなくなった。

明日あたりに4回目の検査結果がかえってくるはず。
さて、クロと出るか、シロと出るか?
正直、ちょっと仕事行くのが億劫になっているぬいいとさんである。

実践!菅ちゃん英語

(「菅ちゃん英語に魅せられる」よりつづき)

職場のレジにて

とあるお客様がお会計の際に、この村の中だけで決済できるちょっと特別なQRコードを出してこられた。
この特別な決済、実はかなりわずらわしい。
ピッとQRコードを読み取ってから決済が完了するまで軽く2分はかかる。
2秒じゃない、書き間違いじゃない、2分だ。
信じられん、なんとかしてほしい。
(こんなところでぼやいても意味ない)

日本の方なら他愛ない会話で場をつなぐのだが、このQRコード決済を使われるのは99%インバウンドさんだ。
実際は2分間程、感覚的には3分くらいに感じるその時間をなんとか取り繕わなければならない。
こんな時こそ菅(すが)ちゃん英語だ。

えくすきゅーずみー
じすしすてむ、ろんぐたいむうえいてぃんぐ。
あばうとつーみにっつ

よかった、いちおう通じてる(ハズ)。
「こいつ、なんちゅう失礼な言葉遣いするんや!」
そんな苦情が異邦人さんから寄せられてるかもしれないけど、そんなもん知ったこっちゃない(笑)

ふろ〜む?
はうろんぐじゃぱん?
おおさか、おんり〜?
帰ってくるアンサーがなんて言ってるのかわからなくても
「イェーイ、イェーイ、イェーイ^ ^」
と笑顔で返す。
たぶん
「こいつ、えぇかげんに返事してるんやろな」
とバレバレかもしれないけど、気にしない気にしない(笑)
なんとか2分間乗り切ったときは心の中でガッツポーズだ。

ある日、職場上司がそんなやりとりをしてる様子を見て
「コレ、使うといいよ」
と、レジ横からおもむろにあるブツを出してきた。

「ほーんーやーくーこーんーにゃーく〜!」
(ドラえもん風に。↑リンク押してね♪)

身振り手振りで必死でめちゃくちゃに喋ってるぬいいとさんを見て、かなり困っている様に見えたようだ。
本人は至って楽しんでやってるのに、である(笑)。
翻訳こんにゃくはさんで上司が話す。

「大阪以外にどこに行きますか?」
「東京や京都に行きます。」
「神戸もいいですよ。お肉が美味しいです。」
「あ、神戸もいきました!」

チャイニーズ相手にすこぶる会話が弾んでいる。
明らかにお客様のストレスがない。

「うん、菅ちゃん英語使いすぎて、マスターベーションになっちゃいけないな」
軽く悟らされた。
以来、込み入ったお話は迷わず翻訳こんにゃくを使うことにしている。
ただ、間抜けの2分間は懲りずに菅ちゃん英語だ。
「お客様に積極的にはたらきかける」
ココの職場が一番大事にしていることである。
やり方間違ってるかもだけど、気にしない(笑)。
クレーム来たらそれはぬいいとさんを野放しにした会社が悪いと思うことにしよう。
それで辞めさせられたらそれはそれで受け入れよう。
まぁお客様の反応見たら大丈夫やろけど。^ ^
(もうちょっとつづくかな?)

菅ちゃん英語にハマる

「菅(すが)ちゃん英語」って?
関西圏にお住まいの方ならご存知の方も多いであろうが、そうでない方は
「なんやねんそれ?誰やねん?それ」
だと思うので、本文に入る前にご説明。

(以下、長いので菅ちゃん英語をご存知の方はすっ飛ばしてください。(^^))

"菅ちゃんって、誰?"
菅ちゃんとは、ロザン宇治原の漫才の相方である。
宇治原(呼び捨て失礼!)は全国区の知名度があるが、菅ちゃんはそないでもない(菅ちゃん失礼!)。
だが関西での人気は宇治原を越えるといっても過言ではない。
ちなみに、菅ちゃんは大阪府立大(現•大阪公立大)中退。
「ロザンのおバカな方」と自称してらっしゃるが、おバカではまず府立大に入学することはできない。
ご本人の名誉の為。

"菅ちゃん英語って、なに?"
そのロザンが週イチで出演している関西ローカルの夕方の某情報番組で「ロザンの道案内しよっ!」
というコーナーがある。
大阪駅界隈で道に迷ってそうな人にロザンが声をかけて、目的地まで案内するというロケのコーナー。
なんてこたぁない企画だが、かれこれもう17年ほど続いてる人気コーナーである。

大阪駅にくり出してみると道に迷ってるであろう日本人はもとより、外国人も思いのほかたくさんいる。
ロザンにはセンター試験の英語でほぼ満点取ったスーパーかしこの宇治原がいる。
道に迷った外国人には当然宇治原がペラペラ英語で迷い人を目的地まで楽勝で案内する、なんて様子は微塵もない。
宇治原は極度の人見知りのため全然外国人に話しかけようとしないのである。
やむなく英語がそんなに得意でもない菅ちゃんが、外国人となんとか懸命にコミュニケーションを取ろうとして生まれたのがいわゆる
「菅ちゃん英語」
と言う次第。

さて、なぜぬいいとさんがその菅ちゃん英語に魅せられたのか?
うん、その菅ちゃん英語ね、使ってみるとスゴいんです。

(「菅ちゃん英語に魅せられる」へつづく)

なんだかなぁ〜、な事案

お店の入り口でお客様をお出迎えしていた時のこと。
幼稚園か小学校低学年くらいの女の子とそのお母さんがいらした。

「うぁ〜!(^o^)
かわいいのつけてるねー!」

女の子が持ったポシェットにはハロウィンになるとお出ましになる例のたいそう人気のキャラクターがぶら下がっている。
よく見るとキャラクターの画像をプリントアウトして切り抜き、ラミネート加工したものに紐を通したひと目でハンドメイドとわかるものだ。

「お手製ですかぁ!いいですよねぇ!かわいいわぁ♪」

お世辞ではなく、本心である。
だが、そのおかあさんの次に出たお話を聞いて言葉を失ってしまった。

「ホントはね、ちゃんとしたグッズ持ってるんですけどね、取られるといけないから家に置いてきたんです。」

おりしも村の中で、小さな子供の頭につけていた人気のグッズが心なき者によってひったくられる事案があったところだ。

なんだかなぁ〜(・ω・)
平和な夢の国のはずなんだけどなぁ。
やっとこさ手に入れたグッズつけて村中であそびたかったやろになぁ。
でもグッズ強奪されたらそれこそ一生トラウマもんやわなぁ。
おかあさん、いっぱいいろいろ考えた上での苦肉の策やったんやろなぁ。

なんだかなぁ〜(-_-)

追憶

毎年のことだが、職場は今繁忙期である。
この村ではハロウィンの時期になると必ずお出ましになるたいそう人気のキャラクターがいる。
今年はそのキャラクターとコラボした飲み物をウチの隣にある分家職場から売り出すことになった。

えらいこっちゃである(笑)。

普段そないいうほどに賑わうことのない分家職場にコラボドリンク求めて千客万来の毎日。
特に今日はこれまでに見たこともないくらいの長蛇の列が出来上がる。
そんな日にその分家職場ポジションに配置された。
次から次へと接客するうちに、ふと妙に懐かしい感覚がよみがえる。

「そういや昔はこんなふうに、一日中おはぎ売りまくってたよなぁ」

古いお付き合いの方にはご存知のことだが、ぬいいとさんの生家は大衆食堂で、なかでも自家製のおはぎは地元ではちょっとばかり定評があった。
特にお彼岸の時期には朝から夕刻までお客様が絶えなかった。
あの時のたいへんなんだけどどこかしら心地のよいいそがしさをカラダで感じながら、右から左へとコラボドリンクをお客様に差し出す。

「いそがしいって、幸せなことやな。」
ヒマでヒマでしゃーない時期のことも思い出しながら。

そんな勤務時間を過ごした次の日、職場から吉報と名のついたお知らせが。

「お店始まって以来の最高記録でたよ〜!」

うんうん、しあわせなことやな♪^^

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