2025年4月 1日(火) 17:57 JST

お仕事オシゴト!

オムカレー

職場のメニューに「オムカレー」なるものがある。

この職場に配属されたその一日目に試食もかねてたべさせてもらった。
その日から1年と7ヶ月余り…
オムカレーの味を忘れてしまった。

レジにポジショニングされるとよく尋ねられる。

「オムカレーって、辛い?」

┐(⌒~⌒)┌ さぁ~?

としか答えられない日が続く。
(´・ω・`) アカンがな。

てなことで、ばんごはんをしなくて良い日ができたので、本日勤務後にゲストとして入店。
しっかりお口と頭とハートにインプット!
もう
「┐(⌒~⌒)┌さぁ?」
とは言わないわよん♪( ̄ー+ ̄)

インスタ映えする職場のオムカレー。
諸々の事情によりここにもインスタにもアップできないのが残念。

灯台下暗し

ぬいいとさんの職場はとある「村」にある「喫茶」である。

職場ではフロアではたらくことが多いぬいいとさんだが、そのフロア内には時計がない。
スマホや腕時計も携行NG。
厨房内にはいくつかあるのだが、正直けっこう不便を感じている。

村内でいくつかあるイベントがあと何分くらいで始まるのか?
なんて確認をmax busy の最中にいちいちバックヤードまで確認しに行かなくてはならない。
場合によってはやむを得ずお客様に尋ねることもしばしばだ。

「ここのテーブル、お客様が帰られたのかわからないので片付けずに10分間放置してください。」
なんて時もある。
慣れない頃は「体内時計ないし、わかるかい!」と頭の中で膳ひっくり返していたが、後にフロアに流れるBGM3曲分待てば良いという術を覚えた。

先日、ピーク過ぎのダラダラとした頃合いに職場上司が声をかけてきた。

「ぬいいとさん、今日は何時までですか?」

「16時あがりです~。」

「じゃああともう少しですね?がんばって!」

「そうですか。今、何時くらいですかねぇ~」

という私に職場上司がおもむろにフロアの窓から向かいの建物のてっぺんを指差した。

「はぁ゛~っ?!あんなところに時計が!?!
 1年3ヶ月居てて初めて知りましたわ~!」

職場上司、言葉をなくす。

あんな大きな時計が目の前にあったなんて。
でも、保護色っぽくて、わからんし。
…ま、明日から少しはお仕事しやすくなるか、遅まきながら。
(^^;)



自主研修

私の職場は、とある「村」の中にある「喫茶」である。
職場ではよくお客さまから質問を頂戴する。
一番多いのは

"Where is a restroom?"
(トイレはどこ?)

であるが、中には自らの範疇を越える質問もたびたびある。

「絆創膏売ってるところ教えて。」
(^_^;)んー、薬局はとなり村にしかない。

スマホの写メ見せながら
「これ売ってるところ、わかる?」
(>_<)え?そんなスイーツ見たことないし。

結構遠いお店のチラシ見せながら
「このイベントって、どうよ、どんな感じ?」
( ̄ー ̄)はぁ?私、行ったことないし!知らんし!

等々。

これまでの接客経験ではそんな場合、店外の事に関してはできうる限り知るすべてをお教えするが、知らない部分に関しては知らぬ存ぜぬでオーライだった。

が、しかし!
今の職場では少なくともその村の中の事に関しては
「知りません。」
は禁句となっている。
わからないときは店内無線で仲間達に聴けばよいのだが、尋ねられた時に即答できるのが何より望ましい。

「勤務時間外に村の中のリサーチをする。」

強制ではないが、職場ではそれが奨励されている。

今の職場に来てはや1年、その間何度か村中を散策しているが、未だわからないことだらけだ。

なんせこの村にはやたらと娯楽施設があり、しかも常にリニューアルしまくりである。
まぁその村おこしのおかげで一時寂れかけていたこの村もみごと復活したわけであるが。
しかしこちらがチェックして覚えた尻から模様替えしてくるのは記憶力の衰えた五十路おばちゃま泣かせだ。

さて、かねてより気になりながらリサーチできていない娯楽施設がお店の前にあった。
他の娯楽施設がリニューアルしまくる中、ここはむかしながらの姿で鎮座している。
新しいものを追いかけるのに精一杯でここは常に後回し、気づけば1年が経っていた。

「このお店の前にあるアレ、どうなん?
 おもしろい?こわい?ちっちゃい子でも大丈夫?」

┐(⌒~⌒)┌ さぁ~?

とはこのお店のポリシーからして決して言えない(笑)。
しかも目の前にある施設である。
てなことで、遅まきながら先日リサーチしてきた。

偵察を終え、さて、今度この施設のことをお客さまに訊かれたらなんて応えようと頭の中でシミュレーション。
あまり詳細な説明をすると楽しみがなくなるので、オブラートに包んで話さなくちゃ。

「私はおもしろかったけど、怖がってるひともいたし~、後ろだと見えないから私は真ん前で観たけど、前に行きたがらない人もいたし~、ぶっちゃけ、温かかったよ~!(^^)」

て、アカン、伝わらんな。(^^;)
ぬいいとさんの村内散策は延々と続く。

はたらく

「今日のポジションは~、え~っと
 ぬいいとさ~ん、今日もフロアを
 よろしく~♪^^」

(^_^;) あ、やっぱり(笑)

毎朝決められる職場のポジション。
大抵の方々は日によって違うところにポジショニングされるのだが
ぬいいとさんは来る日も来る日も「フロア」だ。

「ぬいいとさん、またフロア~?(笑)(笑)」

職場仲間がフロアに出た私の顔を見て失笑する。
・・・・・・・・・・
※注
「失笑」とは、思わず笑い出すこと。こらえきれずに、ふき出すこと。
決して、あざ笑うこと・冷笑の意ではない。
…と、信じたい。
・・・・・・・・・・
「私って、ここしか出来ない人間
 って思われてるんやろか?
 もっと他のところもやって
 スキルアップしたいのに!
 なんで?なんで?
 私って、必要とされてないん?!」

と、30年前の私なら思ってただろうなぁ。
五十路も半ばに差し掛かると欲も体裁も向上心も薄れてくる。

「ん?もしかしてみんなから笑われてる?
 けっこうケッコウ♪
 みんなが楽しければそれでけっこう。」

スキルアップも大事だけれど、私の当面の課題は
とにかく、怪我なく、病気せず、大きな迷惑をかけずに休まず出勤することである。
私には自分勝手に請け負った毎月の返済ノルマがある。
また超人手不足の職場側からしても猫の手でもあれば御の字、適材適所で有効に働かせてくれる。
そう、まずは出勤はありきだ。

当たり前のことをして賛じられる日もあれば
ウッカリミスで怒りを買う日もある。
傲らず、反省しつつも引きずらず、まずはマイペースで。
余裕があればちょいとレベルアップして。
なんてこと言ったら
「(^_^;)いや、ぬいいとさん
 そこをもう一息がんばって。」
って、職場上司に言われるだろうか?
そうだな、現状維持では「働く」ことにはならないな。

「働く」とは、
「端(ハタ)を楽(ラク)させること」
  (by 祖母・ぬいさん)

・・・肝に銘じて!

ダブルワーク

職場での上司とJKバイトの会話。

J「今週1週間、連勤(連続勤務)なんですよ~」
上「え?そうなん?
  そしたらどこかに休み入れてもらうように
  人事担当に交渉しなきゃ」
J「いや、ダブルワークしてて
  ここが休みの時は別の所で
  働いてるんです~。」
上「そうかぁ、そりゃしゃあないなぁ(笑)
  ここだけやったらどないかしてあげられるけど
  (ここだけならどうにかしてあげられるけど)
  どないもしてあげられへんわ~。
  (何もしてあげられないわ)」

別の上司が重ねて会話に入ってくる。

「連勤するとね、おくちが臭くなってくるよ~」
「そうそう、それからお腹の調子が悪くなってくる」

そばにいたぬいいとさん
それを聞いてドキッとした。

「あ、もしかして、あたしのこと?」

ちょうど6連勤、10連勤、6連勤とこなしていた時だった。
ダブルワークの上に臨時の助っ人ワーク
(ボランティアともいう)が入り自ら課したノルマもあって目一杯仕事をいれざるを得なかった。
加えて風邪のなごりがなかなかぬけずに喉やら鼻やらがすっきりしなかったり
軽く逆流性食道炎の症状が出てたりと、寝込むほどではないけど好調ではなかった。

先の上司も私に向けて言ったのではないとは思うのだが、たまたま私がその場に居合わせたのは必然だったのかもしれない。

「これは、天のお声やな?」
そう受け入れることにした。

職場・夢も職場・華も客商売である。
おくちが臭い状態では失礼にあたるよな。
お金も大事やけど、自重しよう。
休む勇気も大事だ。

ミ☆ミ★ミ☆ミ★ミ☆ミ★ミ☆ミ★

「職場・夢メインで働き
 シフトの空いた日に
 職場・華で働く」

今の世の中ダブルワークは珍しくなく
雇う側、雇われる側も割り切っているんだろうが
私にはまだどこか後ろめたさを感じるところがある。
職場・夢で急に欠員が出ても9割方応じられないし
職場・華に至っては完全に「こちら側の勝手」である。

その心苦しさと、加えて体力的なことから
ダブルワーク解消も考えた。
メインである職場・夢の仕事を少しアップグレードすれば
毎月のノルマ達成も可能だ。

そんな折、職場・夢から電話が入る。

「ぬいいとさん、すっげぇヒマだから
 明日休んで♪(^人^;)」
「ハイハ~イ♪(^^)/了解なりなりぃ!」

その手で職場・華に電話する。

「急だけど、明日出勤していいっすかぁ?」
「ハイハ~イ♪(^^)/ 了解なりなりぃ!」

今月は職場・夢からお暇を出されることが多かっただけに職場・華の存在はありがたかった。

職場・華にはなんの不満も不足もない。
職場の方々も私の状況を理解して割り切ってくださっている。
ただ私が自分勝手に心苦しさを感じているだけだ。
せっかくの恵まれた状況を不必要な遠慮心で手離すのはMOTTAINAI。
よし、図々しくなろう。

そう、大事なのは職場が私を必要としてるか否かではなく
私が職場を必要としているか否かだ。

私が必要とする限り、

「はい♪ぬいいとさん、クビね。」

って言われるまで居座ろう。(^^)

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