2025年11月11日(火) 01:49 JST

センター試験

明日はセンター試験です。

大雨、大雪、大地震が来ませんように。
電車が遅れませんように。
体調が崩れませんように。
忘れ物、ないかな?

「 受験票に貼る写真、忘れてたわ。」
といって、夜更けの駅前までスピード写真を撮りに行った笑。
ぉぃぉぃ、今かい。(-_-;)

成人式の着物にも、同窓会にも一切目もくれず
この日にかけてきた。

「 妥協をしない選択 」

前向きなリトライに幸あれ。(-人-)

りばいばる

12月初旬、息子Y太の三者懇談に臨むべく中学校に向かって
ふたりで歩いていた時のこと。
唐突にY太がこう切り出した。

「 おかんが作った年賀状、ちょっと拝借させて。」

え?おかんまだ何も考えてへんし。
ってか、何も思い浮かべへんからもう今回は
市販のイラスト集で無難に済ませようと思ってたんやけど。

「 ほらアレ、パクらせて。案はオレが考えるし。」

え?アレ?
アレなぁ、おかんにとっては過去ネタやねんけどなぁ。
ま、でもあのネタ使った時にはまだY太はこの世に
居てへんかったしな。
よっしゃ、「 りばいばる 」といくか!
そうと決まったら早速動かな!

「 あ、やるのは冬休みに入ってからにしよ。
  P学院のヤツらに見られたらキャーキャーうるさいからな。」

確かに。でもそれで間に合うか?
…なんてことばかり話してたら学校に着いてしまった。
しもた!懇談前の打ち合わせが出来なかった!
受験校、どないすんねん?!

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冬休みに入る前にまずは現場を下撮り。
現場をプリントアウトしたものに下書きしていたら
おもむろにY太が言い出した。

「 この瓦に字ィ描こう。」

え〜!小柄でかわいいおかん(誰も言わないから自分で言う)
そんなとこまで背ぇ届けへんし!
我が家にゃ長身でカッコいい旦那様がいるから
( あ〜ヨイショっと )脚立ないし!

「 2階のベランダから描くとか。」

却下。危険極まりない。

「 後からパソコンで描き足すとか。」

それはおかんのポリシーに反する。
( いっちょまえにポリシーなんてあるのか?!)
ま、なんとか考えるわ。

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冬休みに入ったものの、諸々あったりお天気が悪かったりで
なかなか事が進まず、2012年も残り片手となったある深夜。
屋根に貼り付ける「 コンテンツ 」は出来上がったものの
小柄でかわいいぬいいとさんではどうにもできない。
( 誰も言わないから自分で言う。)
長身でカッコいい旦那様は( あ〜ヨイショっと )
このような私の正気の沙汰でない戯れ事に
付き合ってくれるワケもない。
週間天気予報から判断してもう決行するのは
明朝しかないのだが…

「 やっぱりもう諦めよっかなぁ… 」
と、半分寝かけていたY太にギブアップ宣言をしたら
「 どれどれ 」
とY太は寝床から起き上がってきて夜の静寂の玄関先に出て
用意したコンテンツを椅子に乗ってあれよあれよと
玄関軒下の瓦にペタペタと張り付けていった。
末っ子ゆえ未だに「 チビさん 」と称されているが
背丈はもうすぐ長身でカッコいい旦那様を(あ〜ヨイショっと)
追い越そうかという勢い、デカくなったもんだ。

「 あとは任せた!」

任されよう。p(´⌒`q)

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明朝まだ暗いうちからぬいいとさん、玄関前の道路で
チョーク片手にアスファルトにしゃがみ込み怪しげな行動開始。
とにかく速やかに、密やかに、ご近所さんに不信人物と
間違われて110番通報されないうちに、日の出時刻に合わせて
完成させて事を済ませて証拠隠滅してしまわないと!

焦りで少しバランスが悪くなったけどなんとか
ミッションクリア。
怪しげな落書きに足を止めて見入ってしまった通行人の
足元入り、のオマケ付きだ。

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サッサと水撒いて何もなかったように装ったけど
撒いた水がなかなか乾かない。

ぬ「 このまま寒さで凍って誰か滑ったらどうしよ?」
雪「 おかん、それ、道路交通法違反やで。捕まるで。」
免許取り立ての長女・雪が覚えたての知識で母を脅す。

「 撮影しただけで終わった気になったらアカンで。
  はよ印刷してしまえよ。」
出来上がったブツを誉めることなどは決してないが
私の習性を熟知する長身でカッコいい旦那様から
(あ〜ヨイショっと)ナイスなツッコミが入る。
実際、こう言われたにもかかわらずすべてが終わったのは
それから3日後だった。
ちゃんと元旦に届いたかなぁ…。

クールな美術系女、笑はやっぱり鼻で笑うだけだ。
さて、Y太のマブダチたちの反応やいかに。
今度会った時に見る目が変わってしまっていることは
想定内としよう。

ダイダイ、でか。

「 おまえ~!コレぜったい年賀状意識して
 わざとこんな大きいモン買うてきたやろ!」

お鏡を準備していた旦那さんが急にクレームつけてきた。
何のことかと思えば…ありゃりゃ。

ダイダイ、でか。
いつもなら街中で正月前に頃合いのよい葉付きみかんを買うのだが
今年は年末に正月商品の買い出しに行けるかどうか
微妙な状況だったので、少し割高だけど生協さんの注文で
早めに正月準備を進めていた。

「 え?注文したんは1週間前やし。
  確かにそのようなこと、年賀状に書いたけど
  そんなデカいダイダイが来るとは夢にも思えへんかったし。
 ましてやウケ狙いで仕込んだなんてことは、お代官様…」
必死でイイワケをするぬいいとさん。

「 ほんまに…なんべん乗せてもゴロゴロ落ちてきよる。
  今年は受験生ふたりもおるのに縁起悪うてアカンがな。」
と少々オカンムリの旦那さん。
「 つまようじで突き刺したら落ち着くんちゃう?」
と懲りないぬいいとさん。
結局、ぬいいと案採用。楊枝、見えへんやろ?^^

お正月

気づけばもう2日になっていたぬいいとさんです。
皆様、あけましておめでとうございます。m(_ _)m

いつもならこんな感じで家族揃って新年の朝を迎えるのですが

次女・笑が朝からバイトに。
そこでお膳を一緒に囲めないので、こんなものを
つくってみました。^^


お一人様おせち。
いつものおせちを一品ずつ集めて詰めただけなんですが
結構いいかんじになりましたよ。

「 いくらで売れるかなぁ。(^皿^)ヾ 」
商人の街・大阪の人間はやっぱりまずココに話がきます。

えぇんだか、悪いんだか。

なんてこたぁない、日曜日のお昼時。
師走の店内はお客さんで賑わい、厨房では義兄が
いそがしくうどんや丼を品上げしていた。

「 ガタン!」
カウンターの奥で大きな物音がしたなと思って中を覗くと
オヤジの身体が床に横たわっていた。

「 おとうちゃん!どないしたん!」

これまでもちょこちょこ厨房内で滑って転ぶことがあった。
驚きの中にも「 またか。」があり、心配の中にもどこか
「 また復活してくるんちゃうん?」という潜在意識があった。

「 どうしたん?どこで滑ったん?どこか打ったんか?」

の問いかけに、ただただ「 痛い 」だけを連呼するオヤジ。
とりあえず身体を起こして様子をみようとしたところで
様子が一変した。
顔は血の気が引いて真っ青になり
口はだらしなく斜めにいがんだまま
カッと見開いた目は白眼をむいてしまった。

「 アカン、救急車やわ。」
実姉 keshidama さんが躊躇なく受話器を取って119番した。

ほどなく意識は戻ったものの、話ができる状態ではなく
脳梗塞や持病の心臓( 1年前にバイパス手術 )骨折の心配も
あるので、お客さんがお食事する中をタンカで移動
そのまま救急車のお世話になった。

「 このまま恐らく入院だろうな。いや、ヘタすると…」
なんて縁起でもないことを考えては払拭しながら
オヤジと keshidama さんがいなくなったあと
義兄とパートのみつ子さんと3人でそのあと店を切り盛りした。
そう、親がたおれても、営業である。

…で、いつ連絡が入るのかなぁとヤキモキしていたら
客足がようやく途切れ夕陽が店内に差し込むような頃になって
オヤジと keshidama さんが帰ってきた。

「 (・_・) えっ?大丈夫なん?」

どうやら滑って転倒したのではなく、椅子に腰掛けたまま
意識を失い、そのまま倒れ込んだらしい。
CT検査、心臓、血液検査、すべて異常なし。
倒れ込んだ拍子にどこかで打った背中も骨に異常はなく
打撲で済んだ。

原因は不明。とりあえず色んな可能性を探るべく
今後、外来で検査することになった。

大騒ぎしたが、結局店はいつもの時刻に店じまい
夕方、キッチンでは何事もなかったかのように
オヤジがいつものように夕食をとっていた。

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帰宅して主人にその日の一部始終を話した。
ぬ「 ほんま、倒れた時って、なんとも言えん形相してたわ。
   まるでゾンビみたいやってんで。
  間違いなく脳梗塞か、ヘタしたらこのまま逝ってまうと
   思って必死で呼び掛けたわ。」
旦「 お前、ようそんな縁起でもないこといえるなぁ。」
ぬ「 だって、ほんまやもん。」

出産もそうだが、生死の狭間って、ドラマの場面みたく
そんな綺麗なものではなく、現実は目を背けたくなるような
光景がほとんどだと思う。
私もそんなことがシラっと言えるほど歳を重ねてしまった。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆

あれから2週間。
「 こないだみたいに倒れてもすぐ元に戻るから
  慌てて救急車呼ばんで(呼ばなくて)えぇで。」
開店前のまかない時にオヤジがおもむろに言った。
今にして思えば何か自覚症状があったのだろう。
開店して程なくまた厨房で「 ガタン 」と音がした。
振り返るとオヤジが手鍋を持ったまま床に横たわっていた。
1分ほど白眼をむいて意識を失っていたがほどなくお目覚め
ただ、頭からは血を流していた。
…放って置くわけにはいかない。
本人の意思など無視して119番だ。
救急車内での問診で気丈にふるまうオヤジ。
よほど入院させられるのがいやなのだろう。
自分に都合の悪いことは一切しゃべらない。
横から私がチクり倒してやった。(笑)←笑い事やない。

頭の傷は幸い軽傷(要観察だけど)結局2週間前とほぼ同じ状況で
またまた夕刻にご帰宅となった。
ちなみに、やはりこの日ももちろん営業である。
1日でも休んではいられない。

オヤジ、あなたの楽しみでもある買い出しは明日は私が行く。
それから、先生の言うこときいてえぇかげんにビール止めや。

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