2024年12月24日(火) 11:29 JST

雪の門出

「 今日な、隣の部屋で面接してたわ。
  めっちゃ気になって仕事もソコソコにして
  聞き耳立てててん。(^皿^)ヾ」

( ̄_ ̄;) ぉぃ、そこの新入社員、仕事しろよ。

そんな雪が就活に勤しんでいたのがちょうど1年ほど前。
新卒者にとって超氷河期な状況下での就活。
加えて雪の通う大学はお世辞にも名の通った大学とはいえず
その面でのハンデは否めなかったようだ。

それでも彼女は粘り強かった。
「 基本、やりたいことがあるところしか受けていない。」
とかいいつつ35社訪問し、28社の試験を受けて
ようやく1社だけ内定した。

折れることも荒れることもなくただ淡々と当たっては砕け
当たっては砕けを繰り返していたように傍目には思えたが
「 いや、闇に何度か折れかけたこともあったで。」
とは雪の後日談。

ご縁があった会社は
「 電子カルテの開発をしている、社員数ふた桁の会社。」
いわゆるベンチャー企業、というやつだ。
かねてより
「 大企業ではなく数十人規模の職場である程度個人の裁量で
  淡々と仕事をこなすことができる職種が
  この子の性に一番あってると思うんだけどな 」
と、親の私が勝手に思い描いていたのにほぼ近いイメージの
職場だ。

恐れていた入社間際の内定取り消しもなく
この春無事正社員として入社することができた。
前途洋々とは決していえないけれど、今の世の中
それは、どこへ行っても同じだ。

今のところ、五月病にかかる様子もなく
無事、初給料も頂戴したご様子。

「 お姉ちゃん、おこずかいちょうだい♪」
さっそく自分より金持ちな妹・笑に集られている。

めじるし

午前4時30分、足利サービスエリアにて。

「 おまえ、バス、乗り間違えるなよ。」

大きなパーキングでは自分ちの車でさえ見つけられない
ぬいいとさんだ。
ひとりで東京行きバスに乗り込み、道中の休憩で
トイレに向かう際にくるりと振り向いて
自分が乗ってきたバスを確認したら、バスの上に
ポッカリ三日月(もしくは二十何日目の月?)が浮かんでた。

「 よし、あの月めがけて帰ってきたらえぇねんな。」

揺るぎないめじるしだ。
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笑のミッション

ゆっくり時間をかけていろいろお話したいんだけど

「 どうなったん?! 」

と気にかけてくださる方がいらっしゃるので取り急ぎご報告。

「 サクラサク 」

以上です。^^

それぞれのミッション

関東方面へ試験を受けに行っていた笑が帰ってきた。
試験の後は秋葉原でもう一泊してお江戸を楽み
昨夜に帰ってきた。

Y太「 笑ねぇ、今回の旅はなんもなかったな。
   雨も嵐も大雪もなかったし。」
ぬ「 あ、でも地震があったで。」

やっぱり笑は「 嵐を呼ぶ女 」である。

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昨日Y太の本命、公立高校の合格発表があった。
ちょうどオフの日だったので一緒に見に行くつもりだったが
旦那さんが

「 嫁はんが熱出して子どもの合格発表見に行かれへんから。」

という理由で、会社を早退して帰ってきた。
あの〜、あたし、元気ですけど。(^_^;)

「 オレが発表一緒に見に行くから、おまえはDVD仕上げとけ。 」

どこまで出来た旦那さんなんだ。
DVDのお話はまたあらためてさせていただくとしてっと。

最寄り駅から志望校までの道中に、親愛なる友が開いている
保育園があるので、合格したらその足で報告しようと
目論んでたのだが、残念。
お目にかかるのは近々またの機会にしよう。

試験から発表までの一週間、親子共々長く感じた。
「 我が息子より不出来なやつが60人くらいいますように。」
お恥ずかしいことだが、紛れもない本心である。

発表時刻にメールが入る。

「 サクラサク 」

「 せんす高校 」合格。
めでたく長女・雪の後輩となることができた。
メインミッションクリアである。

さて、残るは笑。
また長い一週間が始まる。

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