2024年12月22日(日) 23:47 JST

うらみぃまぁすぅ♪

とある土曜日のこと。
店番しててちょうどあたしくらいの年代の
ご夫婦(おなじみさんです)が立て続けに
三組ほど入って来られました。

 「へー、今日はみんな水いらずでんなぁ」
なんて独り言いってたら、土日パートの I 本さんから
 「ぬいいとさんもご主人とどこか出かけへんの?」
と、ツッコミが入りました。

・・・・・ん?旦那とふたりで?そない言われたら・・・・。
必死で頭の中のモノを覚える棚
ひっくり返してみましたが・・・ない。
押入れの中のショーケースよけて
隅っこのほうまで調べたら、ありましたアリマシタ!

結婚前はホントにいろいろ出かけましたが
結婚してからのソレは
おなかの中に雪を抱えて行った
東京での中島みゆきの「夜会」の公演。
・・・・・それ、おんりー。何年前やネン?!

その後、旅行やコンサートはおろか、
ふたりで食事にすら行った記憶はござんせん。
あ、そういや数年前近所の中華やさんには行ったかな?
それもカウンターオンリーのお店(笑)。

一度だけあったんですよ、そんなチャンスが。
まだ、娘ふたりが幼稚園だった頃
ひょんなことで子ども達だけが
おばあちゃん家にお泊まりする事になり
何年かぶりのふたりだけの夜になるチャンスが。

「こんなことは今日逃せば何年後になるかわからない」

そう思ったあたしは今夜どこでお食事しようか
なんていろいろ思いめぐらせてたんですが・・・。

結局その日その夜、彼が選んだのは
ぬいいとさんじゃなかったんですよねぇ。
おっと、これ以上話すと色々思い出しちゃって
血ィみるといけないんでこのへんで。

その後、案の定そんなチャンスが訪れる事はなく
今日まで過ごしてまいりました。

で、女友達が多い彼はちょこちょことっかえひっかえ
プチデートを楽しんでる。(苦笑)
そのことは別にあきらめてるんでいいんだけど
問題はあのチャンスがとても貴重だったことに
彼はおそらく気づいていないことです。
「夫婦、2人きりのイベントがない。」
きっとね、本人さんはそんな事にすら気づいてないと思います。

円満な家庭。毎日隣にいる。会話はある。
大きな喧嘩はない。
なにより、申し分ない旦那である。
世の中の主婦がきけば「なにを贅沢な」があるでしょう。
でもね、ヒトコトでは言い表せない
いろんな感情がうごめいてて
もうちょっとやそっとじゃほどけないほど
ちょっと、かたくなに、なってます。

はぁ~~~あ。 「 彼氏イナイ歴、15年。 」

まぁ、今は手の届かない雲の上の人を追いかけながら
片思いのプラトニックラブでひとり上手しときます。
さて、ななこ姫のとこ行って
齋藤先生でも横恋慕してきたろっと。