2024年12月23日(月) 04:53 JST

モラルハラスメント

「ぬいいとさぁん、私、家出てン。」
今日久しぶりにお会いした彼女から
このようなご報告をうけました。

彼女とはめったにお会いすることはないけど
道ばたなどでばったり出会えば
軽く井戸端会議が花咲く間柄。
そんな彼女と数年前、ひょんなことで
数時間話し込む機会があり
結構内容の濃いお話を伺うことがありました。

内容は「家族のこと、特に夫婦間の問題」
細かくお話しを挙げればキリがないので
ここでは省略しますが、ひとことでいえば
「モラルハラスメント」
感情的になるでもなく、少し笑さえも浮かべながら
フツーの井戸端会議のようなテンションで
家の中での様子を語る彼女。
この手のお話は
「相手(ここでは旦那)の言い分を聞いてない」
こともあって普段なら本人さんの言い分を
6~7割にして聞くのですが
それでも、ちょっと、ヒドイ。
目に見える暴力じゃないだけに、また
モラハラしてる本人にはほとんど自覚症状がないだけに
現れにくい問題です。
旦那様の年齢からして改善の見込みも極めて少ない。
「 こりゃ、別れた方がいいかも?
  でも、現状はキビシいよなぁ。
  時期が来るまで我慢するしかないか。
  それまで彼女の精神が保てばいいけど。 」
なんて心の中で思いながらも、その日は
お話しを聞くだけで終わりました。

そんな彼女が「1番大事な宝物」を携えて
このたび、家をとびだしたという。
彼女のキャリアはしらないけどこの世の中
普通に主婦してた女の人がある日突然
一人で食べて行くには並大抵ではない。
しかもちょっとばかし維持費のかかる「宝物」もある。
ふつうなら「宝物」の為に耐えて我慢するという
選択肢をとりがちでしょう。
ただ彼女がその方法をとった場合、いつか
それによる「ひずみ」が出て来るであろうことも
十分予測できたので、今回の
「 家、出てぇん 」
は、びっくりしたと同時に、なんだか
正直安堵めいたものを心に感じました。
「宝物をめぐる近隣住民とのトラブル?」
なんて憶測も流れかけてましたが
それならばわざわざその近隣住民に
お別れの挨拶なんてこないはず。
私も本当の詳しい事情というのは知らないので
その憶測を流れを
「そうじゃないみたいよ。」
としか止めることしかできませんでしたが。
ゆっくりお話しする余裕もなかったので
こちらの思いは伝えられなかったけど
「よく、思い切ったね!
 寂しくなるけど、陰ながら応援します!」
と、この場をかりて彼女にエールを。