2024年12月22日(日) 13:21 JST

ラガーマンへの道

ここにきてラグビーがにわかにクローズアップされてきた。
息子Y太も中学生の時はラガーマンだった。
小学生の時に近所のテニススクールに行っていたので
そのまま中学でもテニスを、といきたかったところだったが
生徒数が少なく、運動クラブの数も限られていて
選択肢は「サッカー」「卓球」「ラグビー」しかなかった。

「 サッカーは未経験者にはハンデあるし
  ラグビーは激しすぎるよな。
 学校で卓球やって、あとはテニススクールか?」
と、思い込んでいた母だったがY太が選んだのは
ラグビー部だった。

Σ( ̄□ ̄!!) はぁ〜〜〜〜〜っ?!らぐびぃ〜?!
と、ひっくり返ったのを覚えている。
小6の運動会で徒競走2等がMAXだったY太がラグビーてか?!
ひょろひょろスリムなテニスの王子様がラグビーてか?!
絶対骨の2・3本は折るで!
しかも毎日砂まみれやし!
え?結構用具代もバカにならへんやん!
(≧ε≦)ひぇ〜!考えなおしてくりぃ〜!
ってのがぬいいと母の正直な気持ちだった。

案の定、骨はもう何本折ったか忘れるくらい折った。
玄関先や風呂場、廊下、そしてなぜかY太の布団まで
いつも砂でザラザラしていた。
運動神経も良い方ではないので3年まで保たないと思ってた。
だが、彼は中学生最後までラガーマンを貫き通した。
3年間、骨を折り倒したことも、砂まみれな毎日も
終わってしまうと寂しい、済んでしまうとみな勲章だ。

さて高校でもラグビーを!と、いきたいところだったが
今度はそのラグビー部がない(笑)。
テニスの王子様に逆戻りである。

ラグビーは過酷なスポーツである。
ケガは絶えないし、強靱な身体作りのために
食事は吐くほど食べさせられる。
それゆえに本人がやりたいと希望しても
親御さんの反対にあってやむなくラグビーを断念した
という話もちょくちょく耳にする。
親御さんの気持ちもよくわかる。
でも、本人さんがやりたい!っていえば
ぜひ、やらせてあげてほしいな。

昨今のラグビーブレイクを受けて、ラガーマンの末席の
そのまた後ろの立ち見席にいるY太がちょっとばかし
誇らしげに思う。

「 ラグビーやる。」
って言い出したときは全然乗り気じゃなかったけど。
未だに
「 え〜っと、ワントライで何点やったっけ?」
てな感じでかなりいい加減な母やけど。
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