2024年12月23日(月) 23:34 JST

医療保険制度

数年前、オヤジが緊急入院してバイパス手術をした時のこと。
術後、あらゆる管や装置に繋がれたままベッドの上に
よこたわって寝ているオヤジを見てふと思った。

「 コレって、施術料、ハンパないんちゃうん?」

後日、いろんな申請をするために区役所に出向いた時に
その施術料が全額実費だと何百万もすると
窓口担当の方から教えてもらった。

「 日本の医療保険制度って、スゴいな。」

朝までフツウに仕事していたのが、なんだかちょっと
調子が悪いからと病院に行ったら急を要する状況とわかり
その日の内の手術が必要となる。

医師はなんの躊躇もなく手術を勧める。
病状と手術の方法と必要性、リスクなどが説明され
本人、家族も納得の上で手術を受けることになるのたが
この間医療費に関する説明はほとんどないし
患者側もある程度知識があればほとんど質問しない。

「 後期高齢者医療保険に加入しているから 」
「 高額療養費制度があるから 」

という後ろ盾があるからだ。
本来なら何百万円もかかる手術なぞ
いくら差し迫った状況であったとて、おいそれと

「 はよ(早く)やらなあきまへんで、はよしなはれ!」
「 はい、ほなやりまひょか 」

とはならない。

加えて、単身で非課税世帯のオヤジの現在の保険料は
月1000円ほどだ。

「 こりゃ、年寄りが長生きできるわけだ。」

本当にありがたい制度だと思う反面、本当にこれから先
この制度が破綻しやしないかと一抹の不安を覚えた。
破綻を未然に防ぐには、さて、どうしたらいいだべさ?

まぁオヤジに関しては、大昔の元気な時に
キッチリたくさん保険料払ってきたんだから
今は大目にみてもらおう。

とりあえず私らは今、身の丈にあった保険料を
地道に支払っていこう。
あとは、この制度をあたりまえと思わず
無駄遣いせず、感謝して。
今はそれで堪忍してもらおうっと。

お後、むずかしいことは政治家さん方にお任せしよう。

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今日の退院手続きでもらった領収書に載っていた点数は
「 184389点 」
支払額は食費、パジャマ代含め、ウチの旦那さんのお小遣い
ひと月分よりはるかに少なかった。
本当に、お世話になりっぱなしである。