2024年12月23日(月) 06:13 JST

雄太の受験回顧

「 キビしい受験となりますよ。」

そう先生から忠告されたのが昨年末の三者懇談の時だった。
大きな反省点は母子共々今ひとつ一生懸命でなかったこと。
子どもに関しては仕方がない、あの年頃で自ら必要性を感じて
勉強したり、あれこれリサーチする中学生はあまりいない。

あ、いた。雪と笑だ。(笑)

大いに反省すべき点は、その弟も同じ質だと思い込んで
同じように野放しにしていた母の私にある。
勉強は本人のやる気次第としても、その前段階の
志望校選びをもう少しサポートしてやるべきだったなぁと
思う次第だ。

周りがどんどん私立専願で決めていく中
「 できる限り公立で!」
との指令を、鼻先に「 スマホ 」をぶら下げて出した。
学力も知れている。選択肢は多くはなかった。

母子のリサーチ不足を察しながらも咎めることなく
担任の先生方(小規模校ゆえ担任が3人いる)は、Y太の学力に
見合った学校をいくつかピックアップしてくださった。
その中に雪ねぇの母校「 せんす高校 」があった。
2学期中頃には安全圏だったそのせんす高校も
学期末の成績が出る頃には合否ボーダーライン上に。
そこで先生から頂戴したコメントが冒頭の言葉だ。

3学期に入り、試験間際になってから

「 やっぱ、塾、行っとくべきやったかなぁ。」

「 今から四月頃にタイムスリップしたい気分やなぁ。」

と、コソッと洩らした独り言、シカとここに
記させていただこう。
その反省点は、高校で活かそうな、お互いに。(笑)

キビしいと言われながらも、めでたくサクラは咲いた。
合格発表後、何をさておき父の手を引いて
auショップへ向かったY太であった。