2024年4月20日(土) 15:28 JST

80代

私の父は86歳である。

自ら興した商売の元で未だ現役で働いている。
朝から夕方まで働いたあとは売上計算と帳簿つけ
職場の台所は父にしかわからないことがたくさんあり
実権は未だ父が握っている状態だ。

膝や腕の靱帯を切ったりして一昔前に比べれば
かなり動作の制限が増えてきだが、それでも義兄が不在の時は
お昼のピーク時でもどうにかこうにかひとりで
品物をあげることができる。

親に対してこんな言い方は無礼かもしれないが
歳のわりには本当によくやっている。
娘の私はそれはそれはとても尊敬している(笑)←なぜ笑う?

が、しかし。
このくらいのお歳ともなると痴呆症とまではいかないけれど
日常生活には困らない程度の「 小ボケ 」がでてくるのは
否めない。
う〜ん、「 小ボケ 」といっては失礼かな?
ここは同じ頃合いの歳の親を持つオバままさんの言葉を
拝借するとしよう(笑)。

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例えば「 記憶力の低下 」
痴呆症のような、自分がご飯を食べたかどうかなんてことを
忘れるほどの物忘れはないけれども、仕事や病院、会合などで
自分が発言したこと、人から頼まれたことなどを忘れ去る事。
医者にかかるほどの物忘れではないけれど
その物忘れ事項に関わった人物は大なり小なりの被害を被る。

ぬいいとさんの職場における
「 おとうちゃん、こないだそう言うてたやんかぁ!」
と言ってまた一から段取り組み直しを余儀なくされる
といったことがまず一例。(笑)

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それから「 判断力の低下 」
長年のうちに身体に染み付いたこと、例えば
主婦ならば料理をするだとか、職人さんならモノを作る
みたいなことまでは忌憚なくこなすんだけど
少し思考回路を要するもの、新手の詐欺に遭遇したりだとか
今までになかったような困難に直面した時などに
判断を誤ってしまうこと。
これはお年寄りに限らず老若男女にありうることなので
加齢だけの問題ではない。

ただ、若い頃に頭の回転が早くて行動力のあった方や
何か偉業をなし得て歳を重ねても現役でいらっしゃる方が
若いころのまま突っ走って判断誤り、周りがずっこける
もしくは行き当たりばったりで行動を起こして
関わっている人たちが憤ってしまう、といったことが
ままある。

例えばお金の余裕なんてないのに若いときの勢いで
家電製品を頼んだはいいけど払う間際にお金がないと気づいて
慌ててドタキャンして業者さんに迷惑をかけるなど。
( あ、単なる例え話ですよ、た.と.え.ばな.し♪^^; )

日常生活ではなんら問題なく暮らしているので
ご本人さんたちは自らの衰えに気づいていない。
いや、衰えを認めたくない、といった方が正しいか。
末永く生きていく上ではその心意気はとても大切なので
それ自体は否定したくない。むしろそうあってほしい。

ただ、周りの人間は時としてその「 小ボケ 」に翻弄されて
あたふたする。
コレが親だとか自分が大事にしている人ならば
翻弄されても「 しゃあ〜ないなぁもう 」と諦めて
「 小ボケ 」とお付き合いするのだが。

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ナベツネさんももう85歳か。
あのお家騒動も元はといえばそんなところが原因やろな。
しっかり者の「 小ボケ 」の親を持つ者ならば
容易に察しはつくと思う。
あのナントカ代表はそれに翻弄されたんやな。
それでもやっぱり読売内部ではまだナベツネさんは
エラいままのナベツネさんなんやろか?
あたしならソッポ向くけど。
それとも読売さんはナベツネさんの「 小ボケ 」に
「 しゃあ〜ないなぁもう 」と、一生付き合うんやろか?

まぁ、ナベツネさんもそれだけの偉業を成されてきた方
なんやろな、あんまり知らんけど、そう思っとこ。