2024年12月22日(日) 01:57 JST

著名になってしまった一般人

緑のモノを口から出すフットボールアワー岩尾に対抗して
オレンジのモノを鼻から出してるぬいいとさんです。
…やっぱりもう一回耳鼻科行かなアカンかなぁ?
:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:--☆--:*:
ちょっと湿っぽい、旬でないお話ですが。
結構長くなりそうです。
でも、ちょっとみなさんにも聴いてほしくで
内容とは裏腹に今日は「 ですます調 」で。

世の中には、何もなければ世に知れ渡ることなく
ごく平凡な人生を送っていたであろう人が
本人の意志とは全く関係のない、交通事故的な
アクシデントに見舞われたがために有名となってしまった人
という方が少なくありません。

一過性で忘れ去られる方・事故・事件もあれば
なかなか解決せず、長年メディアに取り沙汰され
有名になってしまわれる方もいらっしゃいます。

近くて遠い隣国に拉致された肉親を取り戻すべく
もう何十年も戦い続けてらっしゃる方々。

医療事故で長年裁判で戦い、その後その知名度で
政治家に押し上げられた方。

全くの冤罪で5ヶ月も拘置され、その後の裁判で
無罪が確定した女性のお役人さん。

いろいろございますが、私がメディアで遭遇するたびに
いつも気になっているのは
未成年者に妻と子を殺され、その犯人に対して死刑を求めて
もう10年以上戦い続けている、光市のあの青年。

この事件に関して、私は何かの動きがあったときに
テレビで数分間映像を見るくらいで詳細は知りません。
確かまだ結審していなかったのではないかと思うのですが…。

ただ、テレビ画面に彼が出てくるたびにいつも思うことは
「 この人、いつもこんなしかめっ面ばかりして
  毎日を過ごしてるんだろうか。」
いや、正確には
「 いつもこんなしかめっ面ばかりすることを
  いつのまにか、知らず知らずのうちに
  強いられてるんじゃないだろうか

ということでした。

恐らく、殺された奥様や娘さんのことは1日たりとも
忘れたことはないとは思います。
それは私がごく平穏に旅立った母いとさんを常に想うことと
さして変わりありません。

ただ、違うことは、私にはありとあらゆる喜怒哀楽を
自由に表現することが許されていることです。
その最たるモノがこの「 ぬいいとさんのHP 」(笑)。
かなり好き勝手に喋ってますが、訪問者が知れてることと
なんてこたぁない主婦のHPなので非難を浴びることもなく
格好の「 心のリハビリブログ 」となっています。

おっと、話が逸れましたね。失礼しました。

メディアに映る彼を見ていつも想うのは
「 日常の素の彼を受け入れてくれる人がいるのかな? 」
ということです。

「 ひごろの彼は大声で笑うことを
  許される環境にあるのだろうか? 」

「 雑談で少し笑みを浮かべたところだけをすっぱ抜かれて
  真剣みがないなどと批判されたりしていないだろうか 」

「 裁判に影響するからと、常日頃から必要以上に
  言論を制限されていないだろうか 」

そして…ちょっと不謹慎かもしれないけれど
「 もし彼がお笑い好きだったとしたら
  人前でM-1見て大笑いできる環境にあるのかな 」

そしてそして…
「 恋する気持ちを抑えてる、なんてことはないのだろうか 」

私は愛すべき家族を無残に殺された経験がないので
当事者の方の想い、考えははかり知れませんが
多かれ少なかれ、数年、十数年も経てば
肉親の死に対する怒り、哀しみのはざまに
日常の喜怒哀楽が入り込んで来ます。
それは年月を経るごとにそのはざまは増えていきます。

このブログを書くに当たってちょっとした調べものを
している最中に、数年前この青年に再婚の噂が
流れている記述にたくさんぶち当たりました。

その後どうなったのかまでは把握できませんでしたが
まぁ、いろいろたくさん皆さん述べられていましたね。

これじゃ、恋もできやしない。
これは、私の持論ですが…
「 亡くなった家族に対する深い愛情と、恋心は別物。」

裁判の結果は私が述べるにはあまりにもおこがましすぎるので
ここではカット!
彼に本来の人間らしさがまだ残っていること
そして、早く彼を解放してあげたい
そんな青いことを心に想うぬいいとさんです。