2024年12月22日(日) 19:12 JST

ぬいいとさんのツボ

今年高3の笑、美大を目指してこの春から
「 その手の塾 」に行きだした。
週5回。
3時間ぶっ続けでデッサンしているといった具合の塾だ。
そんなとある日のこと。
笑「 なぁ、カレンダー残ってない?」
旦那「 ぅわ~!(><)
   先週まとめて捨ててしもたわぁ!
   いったい何に使うねん?」
( 注・旦那はカレンダー関係の会社勤務 )
笑「 塾で使うねん。裏使ってデッサンするねん。」
旦「 そぉかぁ~… 急ぎか?来週でよかったら
   なんとか会社から調達してくるわ。
   2011年のでえぇやろ?^^」

えぇ~!(=^▽^=)
2011ねぇ~~~~~ん?!
ぬいいとさんの妄想スイッチがオンになる。
笑がまだ世の中に出回ってない2011年のカレンダーを
涼しい顔して惜しげもなく使って
周りの人たちに
「 コイツ何者やねん?!」
と奇妙がられてる様子を考えるだけで笑けてくる。
実際には周りはそれほど反応なくて
軽くスルーされる公算の方が高いのに、である。
………………………………………………
思えば幼い頃から
「 ヒトを軽く笑かす。」
ということに悦びを感じる癖があったようだ。

小学校の時に、とある病のため
神経科で脳波の検査に行った際
子ども自身が記入する問診表に超関西人的な記述をして
先生を鼻で笑かしてみたり

学生の頃に何気に書いたふざけた年賀状が
ウケたのに味をしめ、未だに年1度の年賀状には
家族が拒否るほどのくだらない、でもハマる人にはハマる
おふざけを施したり
( 過去の挨拶状

今はやってないけど、実家の店( 飲食店 )の入り口に
「 ペットを連れてのご来店はご遠慮ください。
 ( 犬・ねこ・ぞう・きりんなど ) 」
なんて貼り紙してお客さんの反応みて楽しんだり

勤めていた会社で
「 今度オープンするファーストフード店の
  販促ポスター書いてくれ。」
と言われ

こんなもん描いてみんな笑かして
会社で不動の地位を得たり
( 当時の会社ではこんなアホな発想は誰にもなかった )

PTAの引き継ぎ帳では何も記述に制約がないのをいいことに
「 いかにして次の委員長さんを笑かせようか 」
と考えてしまってウッカリ深みにはまり
必要以上に時間がかかってしまったり

携帯の着メロに
「 ゴミ収集車の音楽 」をセットし
( 注・大阪市のゴミ収集車の音楽は
  他地方にはないオリジナルのものだ )
それが鳴ったときに
「 え!?今日ゴミの日やった? 」
と慌てる周りの主婦たちの反応をみて
おもしろがってみたり

自身のパワーが小さいし、とてもはずかしがりやなので
芸人さんやクラスの人気者みたく
何か大きなこと企画して大爆笑させる
と言うことはなかなかできないが
( 高校の時に全校生徒の前で1回だけやけど
 モノマネやって自らをさらしてたヤツは
   いったい誰やねん?という同級生の声が聞こえる。)
「 なんかちょっとでも笑かしたろ 」
が頭の隅に地味にではあるがいつもある。
そしてそんなことを考えては思いついたことを
どこかにこもってひとりでチマチマやるのが
私の好きなこと、かなぁ?

ちなみに昨年、実家でお義兄さんが病に倒れ
2ヶ月間オヤジが厨房を仕切っていたときに
いつ倒れてもおかしくないオヤジに対して気遣ったことは
からだの調子を尋ねることでもオヤジを励ますことでもなく
「 とにかく何でもいいから1日1回笑かすこと 」
だった。
冗談やギャグは通用しない年代だ。
怖い顔して仕込みしてる背後から不意をついて
「 玉出のねぇちゃんが
 『最近大将来ないけど大丈夫?』
  って、心配してたで~。」
と話しかけるとニヤリと笑う。これでオーライ(笑)。

東京の猫みたいな名前の美大を受けるのをやめ
公立美大受験に方向転換した笑が
先日自分でセンター試験の模試をやった。
「 あ~、やっぱりあたしバカになってるわぁ。
  英語の偏差値、46やわ。」
中3で英検準2級に受かったほどだから
自力はあるはずだが、さすがにこの2年間
製図ばかりしていたブランクはキツかったようだ。
(注・笑は高校で「建築デザイン」を勉強している。)
そんな笑に母が贈った言葉。
「 そうか。ではそんなときは
 『 ドラゴン桜 』を見よう!o(^-^)o
  私はやれる!って気になれるで!」
あたしはこんな母だ。