2024年12月26日(木) 03:24 JST

笑の野望

笑の選択( 2年前を回顧
の、続き。

最近の高校は、早い時期から卒業後の進路について
学校側からお伺いがくる。
「 進学しないで漫画家のアシスタントになる。」
だとか
「 やっぱりとりあえずアチコチの大学見てから。」
など、1年、2年といろいろ揺れていた笑が
ここへきて的を絞ってきた。

「 おら、東京さ行ぐだ。」
東京にある猫みたいな名前の芸大に行くとな。
「 浪人覚悟で受験しないと 」
とは笑の弁。
合格者の七割が浪人生だそうだ。
受験生は粗方その手の塾に行くのが当たり前。
ただ絵を描くのが好きなだけでは踏み込めない
そのような世界のようだ。

笑「 ひとり暮らしもしてみたいし〜。」
ぬ「 なぁ〜にぃ〜ぃ?!ひとりぐらしぃ〜?!
   …おかんもしたいぞぉ!!」
いや、そういう問題とちゃうやろ。

笑は塾代や入学してからの授業料など
お金のことを気にしているが
親のスタンスは
「 出来る限りの支援はするけど
  無理な部分は自分で調達してね♪」
そして笑のスタンスは
「 足らんかったら私の貯金使って。
  それでも足らなかったら自ら稼ぐ。」
である。
ただ、心配なのは…予想以上に金かかる(笑)。
ま、まま、家族みんなが元気ならどうにかなるやろ。
いや、どうにかする。
どうにもならなくても命までは取られないだろう(笑)。

公立高校無償化、そんなんいらんで!
の考えは変わらないけど
「 郷に入らば郷に従え 」(笑)
頑なにならず国民として受けられる恩恵は
ありがたく頂戴して、浮いたお金は塾代にまわすか
進学資金として積み立てよう。
背に腹はかえられませぬ。

1月から週一で塾に通い出した。
6時間、絵描きっぱなしだそうだ。
こんな形で我が家に受験渦がやってくるとは。
春からは時間は短くなるけど週5になるらしい。
世の受験生がほぼ毎日深夜まで塾通いしていたのを
「 あんなに詰め込んでパンクしないのかしら?」
などと他人ごとながら心配して見ていたが
他人ごとじゃなくなってきた。
「 毎日そんだけ絵描いててイヤになれへん? 」
の素朴な母の疑問に
「 それ以前にやらなアカンことやし。
  私、デッサンへたくそやし。」
と答える笑。
デザインやる人間が集結している高校に身を置いている。
自分の腕がどんなレベルなのかは本人が一番良くわかってる。

母の心配はひとつ。
からだに無理がこなければいいんだけど。
まぁ、まずは見守ろう。