2024年4月25日(木) 17:44 JST

気乗りしないこと

イチロー先生が残している数々の名言のなかで
ぬいいとさんのお気に入りのひとつに
「 自分が気乗りしないことをやりとげようとすることは
  後々、とても大きな力となります。」
ということばがあります。
なにかやりたいことがあるとそれに付随して
必ず気乗りしないこともついて回ってくる
という法則があることに、この歳にもなると気づかされます。
その「やりたいこと」が大きくなればなるほど
それに付随してくる「気乗りしないこと」も大きくなります。
上の日記に書いた、「アルバムを作る」にあたっても
写真を撮ったり、イラスト描いたり、レイアウトを考えたり
なんていうおいしいところをするのはとても楽しかったのですが
企画が大きくなるにつれ、保護者への打診やとりまとめ、写真の管理
お金の扱いや会計報告など、わずらわしいことも多くなりました。
正直、写真代には旦那にはいえないくらいの身銭を切りました。
しかし、「やり遂げたい。」という気持ちが大きいと
そして、「最初からそんなことは百も承知」という覚悟があると
寝食惜しんで作業することも、あちこちにペコペコ頭下げることも
本来ならアルバム作りとは全く関係ない配布プリントの作成も
不思議と苦でなかったことを今でも覚えています。
そして、ありがたいことに、どうにもならないときや困ったとき
必ずどこからか救いの手が差し伸べられました。
これにはもう、感謝のきわみです。

ひとえに・・・これはPTA活動の賜物です。
正直、PTA活動ほどわずらわしいものはありません。
(なんていったら、PTA会長に怒られるだろうか
 いや、会長さんが一番身をもって体験してらっしゃるはずです。)
時間は束縛される、会社勤め並みの気遣いがいる
もちろん完全ボランティア、仕事に支障が出ることもしばしばです。
特に広報委員長の時には、プレゼンのボツが連続することも多々あり
『ムダ足ふませやがってぇ!』
と、自身の日記で膳ひっくり返したりもしました。
「PTA活動は気乗りしないものの最たるもの」
といっても過言はありません。(笑)
ただ少なくとも私にとって、ここで得たものは
イチローさんのおっしゃるとおり
後々お金には代えられない確かな(大きな、とはまだいえない)力と
なっていることは確かです。
アルバム作りだけに限らず、なにかやりたいことができた時
それに付随する「気乗りしないこと」も折込済みという姿勢で
臨むことができるようになりました。

「気乗りしないこと」を「大きな力に変える」
それは
「気乗りしないこと」プラスと捉えるか、マイナスと捉えるかで
変わってきます。
ただ、生きていく上でモチベーションの高い日、そうでない日
いろいろあります。
私も年がら年中シャニムニ生きてるわけではありません。
いろんなしがらみ、拘束があって気乗りしないことをあっさり捨てることもあります。
偉そうに御託を並べてますが、体調がすぐれない時は
洗い物ほったらかして、とっとと寝てしまうし
毎日の家事は如何にして手を抜くか、なんてことばかり考えてます。

でも、なんとか細々と少しずつ歩み続けていられるのは
このことばのおかげです。
「 自分が気乗りしないことをやりとげようとすることは
  後々、とても大きな力となります。」