2024年12月31日(火) 07:00 JST

タラレバ

先日、飲酒検問にあったドライバーが
「免停になったら困る」
と、それを振り切って交差点に突っ込み
事故を起こしてなんの関係もない相手の方が
亡くなってしまった。
あのとき、潔く検問をうけていれば・・・。

保育所では幼児が車内に置き去りにされ
短い生涯を終えてしまった。
発見された時はまだ息があったものの
様子をうかがっているあいだに亡くなったという。
あのとき、すぐに救急車を呼んでいれば・・・。
「おおごとになって園の名を落としたくない。」
そんな思いがもしあった上での「様子見」だったとしたら
こんなおろかな、こんな理不尽なことはない。

夏休みに備えて遊園地では
ジェットコースターの点検が
念入りに行われる。
あの事故があってからのことだ。
プールでも同じ。
排水溝に女の子が吸い込まれた事故から
もう一年も経つのか・・・。
「なにかあってからでは遅い。」
でも実際には何かがないと
なかなか事は、動かない。

一見「不慮の事故」といわれるもののなかには
その伏線としてちっちゃな「タラレバ」が
隠れていることが少なくない。
目先の損得に振り回されちゃいけないんだけど
いざとなったら判断、誤っちゃうんだろうな。
今の自分にできることは
「自分に置き換えて省みること」くらい。

ノブナリ君がミニバイクの飲酒運転で
検問に引っ掛かって検挙された。
涙ながらに謝罪会見する彼。
各方面への細かい影響はわからないが
大きな目でみれば、傷付いたのは
ノブナリ君だけだ。
ぬいいとさん的には「小さな傷」と解釈。
逃げも隠れもしなかっただけでもよしと
してあげたいってのが
なんてこたぁないしがないおばちゃまの見解。
どんな処分が下るかわからないけど
どんな判断がくだされても
それを乗り越えてプラスにかえていってほしい。