2024年4月26日(金) 08:55 JST

冷めた目で、24時間TVマラソン・3

そんなこんなで今年のランナーは
萩本欽ちゃん。
ランナー発表があった後、紳助が欽ちゃんに言う。
「別にゴールせんでええんちゃいます?
 たまには『ゴールできませんでしたぁ♪』
 なんて年もあってええですやん!」
ほんとにそうだとおもった。
また、欽ちゃんほどのベテランなら
それができると思った。
「ゴール」という形でなくても
別の形で「走りながら何かを伝えること」
ができるんじゃない?
なんか、一石投じてほしいよなぁ。
いやいや、もしかしてこのうんちくは
「ゴール」を経験していないぬいいいとさんの
逃げ口上にすぎないのか?
・・・・・・・・・・・・・・・・・
で、欽ちゃんは結局例年通り走り切ってしまった。
いや、最後は歩いてたけど。
番組終了後、欽ちゃんが裏話をポロリ。
「最後のほうでね、
 『このままだと早く着いちゃうので
  ペースダウンしてください』
 なんていうのよ。で、遅くしたら今度は
 『時間内に入れないので速くして』
 だって。」
そう、そこや。
今まで歴代タレントさんが身を粉にしながらも
いまひとつ伝わってこなかった(少なくともぬいいとさんには)のは
そこや。
「やらされてる」というのはどこか伝わらない。
「この番組、少なくともマラソンの企画者は
 『とにかく著名なタレントにムリさせて
  走らせさえすりゃ、感動が得られる。』
 ってことが永遠に続くと勘違いしてる。」
・・・ちょっと言い過ぎだろうか?
やりたがらない著名タレントが多いのは
ただシンドイからじゃなく
失うものが多い割に得るものが少ないから。
(それはおそらく金銭的なことではなく
 時間的、体力的なことが占めてると思う。)
「やってもいい」というタレントもいるだろうが
それは企画者のおめがねにかからない
無名タレントが大半であろう。

誤解のないように念をおすが
あたしは走ったランナーを否定してるのではない。
そのパワーと努力には素直に敬意を表したい。
言いたい事は、企画者が
「24時間マラソンは永遠だ。」
と思っているのなら、それは大きな間違いだ
ということだ。
もうそろそろ路線変更してもいいんじゃないかな?
(まだまだつづく。つづくったらつづく。)