2024年12月22日(日) 01:39 JST

右から左へ受け流せなかった話( 前編 )

よくあるちょっとした考え方の違いで
なんてこたぁないことだから
右から左へ受け流そうと思った話。
でもやっぱり喋りたいので喋ります。(^-^)
事実を書くと大事にしたい人間関係にヒビがはいるので
完全なフィクションストーリーに置き換えて
お話しますね。

+。。+゜゜+。。+゜゜+。。+゜゜+。。

ウチのドラ息子と同年代の男の子がいる
一見ごくフツウのとあるご家庭の話。

あるなんてこたぁない日にそのお母さんが

「 ウチの子がプロ野球チームのキャンプに
  1日体験入団することになったんです。
  近くでやってるのでもしよかったら
  見に来てください。」

と、やってこられました。

唐突なお話で一瞬目が点でしたが
詳しくたずねるとそこの息子さんは
ちょっとレベルの高い少年野球チームに
所属しているとのこと。
そのお母さんが持ち合わせている奥ゆかしさで
最初お会いした頃はそんな話を
おくびにもださなかったのですが
その時に初めて事の次第をうかがいました。

たかが子どもが参加する企画だと
侮り気分半分で会場にかけつけた
ぬいいとさんでしたが、行ってみてビックリ!
参加しているのは協会の選考で
白羽の矢が立った彼ひとり。
トレーニングも他のプロ選手と
同じ事が課せられ、容赦なしです。
周りの大人たちも、彼を温かくはげましこそすれ
手を貸したりノルマを減らしたり
なんてことはしません。
半ベソかきながら必死で食らいつこうとする男の子。
見てて涙が出てきました。

そしてやっかみも少し(笑)
「 ウチの子にもこんな経験させてあげたいよなぁ 」

やり終えた時の彼の姿には
確実に自信と成長のオーラが漂ってたし
何よりこの今の彼が経験したことは
これから先いくつもあろう困難にぶつかったとき
たとえそれが大人になってからのことでも
きっと役に立つことだと思ったから。

「 ボクはこんなんせぇへんで。(^_^;)」

とは、一緒に見ていたY太のコメント。
大丈夫、こっちから懇願しても断られる。(笑)

めったやたら誰にでも与えられるチャンスじゃない。
それほど値打ちのある、彼にとっては
貴重な体験だったなぁ。
いい意味での羨ましさはあったけど
そこは彼の才能と努力そして運のおかげ
そしてご両親の日頃からのいろんな心遣いがあってこそ
掴んだチャンスです。
これからも陰ながら心の中で旗振って応援しよう。
その気持ちに偽りはなかったのですが…。

( 話は続きます。)