2024年5月11日(土) 12:10 JST

自分の足で

いつだったか忘れたけど、以前
「一見不慮の事故にみえるものでも
 実はそこにいたるまでに
 『小さなタラレバ』が潜んでることが
 少なくない。」
みたいなことを書いたことがある。
昨日、病院に入院していた男性が
だれかと間違われて射殺された。
これはもう「タラレバ」のかけらもない。
ご本人、ご遺族の心中は察するに余りある。
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なんだか、どうも、世の中みんな
甘え過ぎてないかな?なんてココ最近思えてしまう。
いや、こんなあたしがいうのもなんだけど。(汗)
賞味期限問題にしても
年金問題にしても
医療現場のたらい回し問題にしても
学校におけるさまざまな問題にしても
根本はみな「当人達の組織に対する甘え」
にあると思う。
それが巡りめぐって当人達に返ってきてるように
思えてならない。
いや、当人そのものならまだしも
実際には全然関係ない人が
とばっちりを受けていたりする。
ひとつひとつ事例をあげれば
「風が吹けば桶屋がもうかる」
的な話のオンパレードになるので割愛するが
とどのつまり、みんな「キャパを越えてる」のである。
「最終的に自分を守れるのは自分である」
ということを、少なくとも健全な心身を持った方だけでも
自覚すればうんと変わるんじゃないかな。
世の中にはいろんな人がいる。
体が不自由な人、心が不自由な人
そして不幸にも「タラレバのカケラもないこと」
に、遭遇してしまった人。
でも大部分は心の持ちようで
「小さなタラレバを察知できる人」
になれる方々だと思う。
本当にどうにもならない事例のために
できるだけキャパ増幅に協力しないと。
いや、なにも、「医者行くの、我慢しろ」
なんて言ってるんじゃないんですよ。
人として当たり前のことするだけで良いんです。
「時間に遅れない」とか
「遅れそうなら連絡する」とか
「間違いは素直に認めて謝る」とか
「最低限のルールは守る」とか。
たぶん、そういう低次元の問題が積み重なって
諸々が忙しくなってるんでしょうね。
政治家さん達が票集めのために
「国民のみなさんのため」
なんて言ってることにみんな知らず知らず
甘えていってるんじゃないかな?
たしかに、「基本的人権」が唱われている
この国はすばらしい。
でも、このまま不必要に甘え続けると
「基本的人権」は崩壊してゆく。