あたしの十年後 ②
- 2005年8月14日(日) 00:00 JST
- 投稿者: ぬいいとさん
- 表示回数 6,001
「伝説の食堂のおねえさん」
~おばちゃんとは言わせないわよん♪~
(前回よりつづき)
数日間の契約も終わり、人事担当の社員さんが
ぬいいとさんに告げる。
「社長がとりあえずぬいいとさんも参加してください
っちゅうことですんで、こちらへ。」
と、通されたのはなにやら堅苦しい雰囲気の会議室。
珍しく小綺麗な装いのぬいいとさん。
せめて失礼にあたらない格好だけはしとかないと。
おもむろにバッグから超小型ノートPCを取り出し
カシャカシャとブラインドタッチでなにかをメモる。
この会議で何かコメントを求められることは
まずない事は、ぬいいとさん自身よく知っている。
本当のぬいいとさんの正体を知ってるのは
人事権を握っているごくわずかの人だけ。
あくまで「食堂のおねえさん」扱いだ。
でも、「なんであんなオンナがおるねん?」
なんてクレームが出ると大事な方々の面目丸つぶれ。
今回この機会を与えてくださった大事な方に
恥をかかせてはいけない。
そのための「ブラインドタッチ」。
やるときゃやるトコ見せとかんと。
人事会議、終了。
その場にいたのかいなかったのかわからない状態で
ぬいいとさん、帰路につく。
この仕事、有名になってしまうと成り立たない。
仕事は全部クチコミで入ってくる。
次の日。
ところはぬいいとさんのおうち。
昨日の「大事な方」が手みやげさげて
ごひいきクライアントと一緒にやってきた。
「 昨日はどぉもぉ~~~♪ 」
(次回へつづく)
~おばちゃんとは言わせないわよん♪~
(前回よりつづき)
数日間の契約も終わり、人事担当の社員さんが
ぬいいとさんに告げる。
「社長がとりあえずぬいいとさんも参加してください
っちゅうことですんで、こちらへ。」
と、通されたのはなにやら堅苦しい雰囲気の会議室。
珍しく小綺麗な装いのぬいいとさん。
せめて失礼にあたらない格好だけはしとかないと。
おもむろにバッグから超小型ノートPCを取り出し
カシャカシャとブラインドタッチでなにかをメモる。
この会議で何かコメントを求められることは
まずない事は、ぬいいとさん自身よく知っている。
本当のぬいいとさんの正体を知ってるのは
人事権を握っているごくわずかの人だけ。
あくまで「食堂のおねえさん」扱いだ。
でも、「なんであんなオンナがおるねん?」
なんてクレームが出ると大事な方々の面目丸つぶれ。
今回この機会を与えてくださった大事な方に
恥をかかせてはいけない。
そのための「ブラインドタッチ」。
やるときゃやるトコ見せとかんと。
人事会議、終了。
その場にいたのかいなかったのかわからない状態で
ぬいいとさん、帰路につく。
この仕事、有名になってしまうと成り立たない。
仕事は全部クチコミで入ってくる。
次の日。
ところはぬいいとさんのおうち。
昨日の「大事な方」が手みやげさげて
ごひいきクライアントと一緒にやってきた。
「 昨日はどぉもぉ~~~♪ 」
(次回へつづく)