2024年12月22日(日) 01:40 JST

K社の I 氏 

 突然彼がやって来たのは4日ほど前でしょうか。

「前の電線工事でご迷惑お掛けするんでご挨拶に来ましたぁ。」

後から判った事であるが、これは彼の本来の目的ではありません。
本来の目的をまともにインターホン越しに聞いていたら
おそらくあたしは扉を開かなかったでしょう。
「まず扉を開けてもらう。」これが意図した作戦なら大したもの。

 彼の目的。「今、お宅が繋げているインターネットの回線を
       光ファイバーに変え、電話回線もひっくるめて
       我がK社に乗り換えてください。」

もちろん最初から単刀直入にそう切り出したわけではありません。

「今、使っている電話料金とADSL接続料金、プロバイダー料一切合切含めた料金が、
 わが社のものに変えるとこれだけお安くなります。」

はぁはぁ、確かに。
でも乗り換えにかかる諸経費は?
うち、引っ越すかもわからんし。
春にN社の「あっと割引」で契約したとこやし。
等々、いろいろネガティブな質問にテンポよくポジティブに答えていきます。

今日に至るまで、2・3度ここに足を運んで来たでしょうか。
一見穏和ですがどこかプライドを覗かせています。「職人肌だ。」
 結局光ファイバーがなんたるかも知らないしがない主婦、
乗り換えの手間と、安くなる手数料を秤にかけて
「んーーー、どっこいどっこいやねんけどなぁ・・・。」
なんて判断に迷っていましたが・・・。

 突然、あたしの右脳がささやきました。
「この兄ちゃんひっ捕まえとき!後々あんたの勉強になるで!」

信頼するK井さん家に出入りしてる事も後押しして
この日、メデタク(?)ご契約とあいなりました。
くしくもこの日は「友引」。
さて、このお兄さん、何を勉強させてくれるんでしょ?