サイトにまつわるお話⑥エピローグ・道はまだ険し
- 2022年7月 4日(月) 00:55 JST
- 投稿者: ぬいいとさん
- 表示回数 3,030
※初めてご覧になる方は
サイトにまつわるお話①プロローグ・たとえ話だよからどうぞ。
※( )内は読み飛ばした方がわかりやすいです。
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(サイトにまつわるお話⑤神、降臨。 の、つづき)
「見守り隊って、結局何なん?」
コレのことです。
↓
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2025年11月26日(水) 08:10 JST
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(サイトにまつわるお話⑤神、降臨。 の、つづき)
「見守り隊って、結局何なん?」
コレのことです。
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(サイトにまつわるお話④リフォーム開始 の、つづき)
あちこちの崩れを必死で手直ししていたら
「なにやってんのん?」
と、職人さんが現れた。
「あ〜、職人さん!
今、こうこうこないで、できるとこだけチマチマと修繕してるんですがね、、、」
そう話すぬいいとさんの横でお家の状況をぐるりと見回して、職人さんはひとこと。
「あ、こりゃアンタじゃ無理やな。」
えー、そうなん!?どうすりゃいいん!?
「しゃーないな、手すき見ておっちゃんがやっといたるわ。」
それまで会ったこともない職人さんに大胆にも部屋の合鍵を託した。
そしてほどなく、職人さんはほんのわずかな手すきの時間にちゃちゃっと修繕してのけた。
、、、神。
ひとつの大きな作業が終わり、ふたつめのGeek3
を使ってふたたび次の段階のリフォーム作業。
また同じようにあちらこちらで崩れや建て付けの不具合が出てきた。
そしてまた同じようにググってヤホって人頼み、神頼み。
なんやかんやとやっと最後のGeek221までたどり着いて3度目のリフォーム作業敢行。
お陰様でほほえみさんのお家をようやく目的の見守り隊施工済みの最新式のお家に、リフォームすることができた。
トラブルが明るみに出てから実に約1ヶ月半が経とうとしていた。
(サイトにまつわるお話⑥エピローグ・道はまだ険しへ、つづく)
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(サイトにまつわるお話③害虫退治 の、つづき)
ほほえみさんのお家の害虫駆除も終わり、いよいよ害虫侵入防止対策リフォーム入る。
およそ築15年、とあるところで無料配布された資材(オープンソース)を使って建てたお家。
その資材の名は「 Geek(ギーク)」
Geekの配布元はしばしばその時の状況にマッチしたメンテナンス資材を今日に至るまでその都度公開してくれていた。
マメにそれでメンテナンスしていればこのたびのトラブルに、見舞われずに済んだのに、というわけだ。
一番最新のリリース資材「Geek221」は、今回大家さんご要望の「見守り隊」という害虫侵入防止対策システムを施工済みのものだ。
「よし!Geek221を使って一気にリフォーム、問題解決だ!」
と、思ったら突然空から神の声が舞い降りる。
「一気にリフォームしてもあかんよ。
ちょっとずつなおしていかんと。」
十数年にわたって放置した結果あちこちに発生したお家の不具合を、今まで公開されていた建築資材を使って少しずつリフォームせよ、ということ。
簡単に言うと今のお家の資材をGeek1としたら
Geek1→2→3→221
と、古い資材から順番に使ってお家をリフォームせよ、ということだ。
なるほど、そりゃそうだ
長年メンテをホッタラカシにしてたものを正常にもどすのは容易い
ことではない。
即効性のある薬をいきなり服用しても副作用のリスクは高い。
それは身体にしてもお家にしても一緒だ。
いまではなかなか手に入らない大昔のGeekの所在を教えてもらい、3種類のGeekをお取り寄せ。
神の声通りに古い型のものから順番に使ってお家の修繕に取りかかる。
取り説読みぃの、ググりぃの、問い合わせぇの、嫁ぎぃの(古。)
すぐできると思った。
甘かった。
あっち直せばこっちが崩れ、こっち直せばあっちが倒れる。
15年前お家を建てた際、困ったときに訪れたYahoo知恵袋ならぬ、Geek知恵袋を紐解くもなかなか今の状況にヒットしない。
ご近所にも聞こえるほどの声で騒いでいたら、あちこちから救いの手が差し伸べられた。
ずっとココにいらっしゃったんだ。
家出娘のような私に、、、ありがたい。
(サイトにまつわるお話⑤神、降臨。へ、つづく)
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※( )内は読み飛ばした方がわかりやすいです。
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(サイトにまつわるお話②問題発覚 の、つづき)
大家さんに平謝りのお手紙を出したものの、GW中ということもあり音信不通。
不安にかられながら経つこと3日。
ようやく大家さんからお返事の手紙がきて、なんとか敷地に張り巡らされていたバリケードを撤去、鍵も開けてもらってようやくお家の中に入ることができた。
やれやれ。
まずは大家さんご指摘のほほえみさんのお家を覗いてみた。
わーーーー!無理無理無理無理!
えげつない。
家の中は害虫でいっぱい満杯だ。
建て付けが悪くなってあちこちの隙間から入り込んで住み着いたようだ。
まずは害虫がこれ以上入ってこないように隙間を埋めて応急処置。
そしてあとはこの害虫たちをなんとかしなくてはとバンバン手で叩きながら殺生していく。
けどほぼ焼石に水に近い状態。
これではおそらく数週間かかる様相。
気が遠くなる。
そうこうするうちに今度は家の鍵が3軒とも開かなくなり、また家の中に入れなくなってしまった。
なんでや?鍵穴に虫でも入り込んだか?
途方に暮れて半べそかいてたら、このお家を建てた時にお世話になったおっしょはん方が様子を見に来てくださった。
家の構造を熟知しているおっしょはん、あっちゅうまに鍵をあけ、ついでにおびただしい数の害虫たちも持参の超強力殺虫剤で一網打尽。
「神ーーーー!!」
そう叫ばずにはいられないぬいいとさんであった。
何十万といた害虫も退治、応急処置はしたけど、これだけで終わってはいけない。
次は害虫対策リフォームだ!
(サイトにまつわるお話④リフォーム開始へ、つづく)
(サイトにまつわるお話①プロローグ・たとえ話だよのつづき)
※( )内は読み飛ばした方がわかりやすいです。
GWも大詰めを迎えたころ、マタニティ雪からラインがきた。
「なんか、ぬいいとさんの家とか食堂って、今閉めてるん?」
誰でも気軽に来れるようにと土地を借りてコソッと建てた家とか食堂、知らん間に来てくれてたんや。
ありがとうな。
持ち主である私でさえ最近あまり立ち寄ってなくて、雪に言われるまで異変に気づかなかった。
慌ててぬいいとさんの家と食堂に行ってみると土地のまわりにバリケードが張られて立ち入れなくなっていた。(サイトが見れなくなっていた。)
留守の間に何かあったのかな?と、家のポスト(PCメール)を開けてみたら2通の手紙が。
土地の大家さんからだ。
1通は10日前の日付で内容はこう。
「ぬいいとさんに貸している土地の中の建物のひとつ『ほほえみさんの家』に大量の害虫(スパムメール)が侵入し増殖しているようです。
ご近所への影響を避けるために
恐れ入りますが害虫駆除および侵入の防止対策を施したのちに(CAPTCHA認証の実装等を施したのちに)ご連絡ください。」
そしてもう1通、日付はその一週間後で同じく大家さんから。
「一週間様子をみましたが、害虫の侵入増殖が収まらないので、緊急処置としてぬいいとさんの土地区画内の家屋を全て施錠、立ち入り禁止(サーバーアカウントを凍結)としました。
今後もご近所に悪影響を及ぼすような状況が続きますと、契約解除、家屋の強制撤去(アカウント、並びにドメインの削除)をさせていただく場合がございます。
お手数ですが、害虫に犯された築古年の家屋を、害虫対策がしっかりとしたお家にリフォームするなど(古いシステムを脆弱性のない最新版のCMSに置き換える等)、適切な処置を賜りますようお願い申し上げます。」
言葉はとても丁寧だが内容はとても厳しい。
要は
「古い家チャッチャとリフォームしてくれな、契約解除して建てた家ぜんぶぶっ壊してまうで!」
ってことだ。
手紙を読んで途方にくれてしまう。
ど、どこをどこからどうすればいいんや?
せめて一通目の手紙が来た時点で気づいていれば害虫駆除くらいはできたのに。
全てはポスト確認、お家の管理や様子見を怠った報いだ。
救いはたまたま雪が訪問して気づいて教えてくれたこと。
それがなければ知らぬ間に契約解除、お家撤去されて強制退去させられてるところだ。
雪、ホンマ、おおきにな!
まずは悪意ではないということと、こちらの誠意伝えなければ!
ということで、留守がちで連絡の取りにくい(GWで長期休業中)大家さんにお手紙を書く。
・お返事が遅れたことへのおわび
・問題解決に向けて善処するけれども時間がかかりそうなこと
・とりあえずは契約解除と家屋の撤去だけは避けてほしいこと
等を心の中で土下座をしながら手紙に認める。
(サイトにまつわるお話③害虫退治へ、つづく)