2025年11月19日(水) 05:25 JST

言えない、、、その2

年末の掃除に明け暮れたクリスマスイブの日、旦那さんと近所の大手チェーンの中華料理店へ食事をしに行ったときのこと。

旦那さんはスタミナラーメンを
ぬいいとさんは五目あんかけラーメンを
それぞれオーダー。

餃子を囲んでしばらくそれぞれのラーメンをすすったあと

「 ちょっと食べる? 」

とお互いのラーメンを交換。

ひとくちスタミナラーメンをすすっただけのぬいいとさんに対し、ふたくちみくちと箸を進める旦那さん。

それはぜんぜん構わないのだが、次の瞬間旦那さんがお箸を突っ込んでどんぶりの底から麺を掘り起こしてあんかけラーメンを根こそぎかき混ぜ出した。

「 Σ( ̄□ ̄!!) あ゛~~~~っ!! 」

心の中で悲鳴をあげてしまった。
またひとくち食べてその後私の手元に戻ってきた五目あんかけラーメンは、みるみるうちにシャバシャバに。

「 あ~ん!!なんで勝手に混ぜかすん!!
 せっかく最後までトロトロ状態のまま食べたかったのに!!
 シャバシャバになってしもたやん!
 あんかけラーメン頼んだ意味ないし!! 」

と、いつもならあからさまに怒りまくるぬいいとさんだが、その日は朝から旦那さんの機嫌を損ねてしまい、お昼過ぎた頃にようやくおさまってからのお昼ご飯だった。
ここでまた旦那さんを怒らせては明日まで引きずること、必至だ。

「 あなたの唾液に含まれるでんぷん分解酵素『アミラーゼ』で片栗粉(でんぷん)が分解されるからあんかけがシャバシャバになるねん!! 」

なんて、言えない、、、。

言えない、、、その?

その昔、実家である食堂で働いていたときのお話。

「 あの、ちょっと聞いていいですか? 」

カレーうどんを食べていた女性ふたりに呼び止められた。

「 これって、同じもの食べてるのに
  なんで片方の出汁はトロっとしたまんまで
 もう片方はシャバシャバになるんですか? 」

きたきた、いつかはこんなお尋ねがあると思ってた。

「 これね、ひとつの鍋でふたり分のカレールーを作って、それを分けておうどんの上にかけてるんです~。
 全く同じカレーうどんなんですけど、召し上がられた方によってシャバシャバだったりトロトロのまんまだったりするんですよ~。 」

にっこり笑って、申しわけなさそうに、かつ不可抗力であることをご説明させていただいた。

「 そうなんや、要は食べ方によるんやね? 」

そう言って納得されたご様子に安堵した。

ヨカッタ、気分を害されなくて。
ヨカッタ、それ以上のツッコミがなくて。

「 お客様の唾液に含まれている でんぷん分解酵素『アミラーゼ』というものによって片栗粉(でんぷん)が分解される
ため、とろみが水のようになってしまいます。」

だなんて、言えない、、、。
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9月30日(日)

月初にあった台風話がなかなかアップできなくて、でもやっぱり綴っておきたくて、旬でないけども、ま、いいや!

とばかりにアップし終わったら、一周回ってタイミングがドンピシャとなってしまった。

またアレがやってくるのか?

あのときと同じ、職場・夢は前日から休園宣言。
派遣で別の現場に行く予定だった私もお暇を頂戴した。
ヤレヤレ。

あのときと同じようにやたら静かな午前中にダダ込みのスーパーへ買い物へ行く。
停電を想定して買いすぎないように気を付けなくちゃ。

生まれて初めてだろうか、校区内の体育館に避難所が開設された。
朝一で様子を見に行くと、すでに数人のミドルたちがチラホラ。

台風! ?そんなん大阪にはけぇへん!」

特に歳を重ねた方に見受けられた、そんな根拠のない刷り込みはあの台風で払拭されてしまったようだ。

今日はマンション住まいの雪が我が家へ避難。
ただ、屋根がブルーシートのまんまの我が家の方が危ないかもしれないけど。

関西のサービス業がほぼ9割方お休みの中、Y太はバイトに行った。
スーパー銭湯は営業である。
自転車通勤の若男子、一番かり出されやすい人材だ。

あと、2~3時間後かな?
何事もありませんように。

(ー人ー;)

9月8日(土)からその後

( お話は「 9月3日(月)から始まります。」 )

前日からの雨はやむ気配がなく、今夜からまた激しくなるという。
どないすんねん、雨、ダダ流れやし。
て、どないもでけへん。
業者さんは手配できないし、途方にくれていたら神がおりてきた。

地元ではちょっと有名な瓦屋さんがやってきて、ほんの少しの雨のやみ間をぬって、サササとブルーシートをかけてくれた。

「 もう引退してたんやけどな~ 」

とか言いながら、後期高齢者かな?ってなガラス職人さんがサササと割れたガラスを張り替ええてくれた。
すべて、建築屋Kじくんのおかげである。
Kじくんのおにいさんの嫁になってよかった(笑)。
一気にストレスが減った。

その後、雨の心配がなくなったかと思えば、なにやらこどもたちが虫に噛まれだしたので慌ててバルサン炊いたり。

なかなか見積もりが上がってこない修繕費用に未だにびくびくしたり。

それでも日々の生活は元にもどりつつある。
そう、確かに命の危険は感じたけれど、我が家の被害は世の中的にはまだまだマシな方だ。

職場の最寄駅前も、ようやくキレイに「 散髪 」された。



まぁ、なにより、命があってよかった。

9月7日(金)

( お話は「 9月3日(月) 」から始まります。)

台風一過の晴れ間もつかの間、また次の雨がやってくるという。

「 防水シートが敷いてあるから
 たぶん大丈夫。」

と職人さんが言っていた屋根はホンマに大丈夫なんだろうか?

・・・大丈夫じゃなかった。

昼からほぼ夜通し降り続いた雨。
最初壁染み程度だった雨漏りは徐々にひどくなり、夜中には雨漏りならぬ「雨流れ」の状態に。
ブルーシート敷きいの、バケツで雨水受けぇの、雨水が窓の外に流れるよう細工しぃのと、旦那さんがほぼ徹夜で対処にあたる。
明日も仕事やのに、ホンマ、ありがとう。



(「 9月8日(土)からその後 」へつづく。)

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