2024年12月22日(日) 01:41 JST

はだしのゲン

あたしが「はだしのゲン」に出会ったのは
小学生か中学生のとき。
学校で「実写編」を観たのが最初。
すべての人々に観てほしい物語だけど
正直、二度は観づらい物語である。
先日のテレビオンエアでも
原爆投下のシーンだけはとうとう
席を外し目をそむけてしまった。
いたたまれない気分になる。

今日その原作者がニュース番組に出て来られた。
「 ゲン 」=「 自分 」だという。
早い話が「 ノンフィクション 」
子どもの頃に一度「 物語 」として
認識しただけのぬいいとさんでさえ
目をそむけたくなる惨状なのに
実際にそれがふりかかってきた方にすれば
もう封印してしまいたい心情だろう。
それを自ら掘り起こして形に残すという
心の葛藤、精神力の強さは想像を絶する。
まだまだ本物の「 ゲン 」さんは
シャンとしてらっしゃる。
若者が集う中で体験談を語る「 ゲン 」さん。

「 想像に反してみんなとても
  真剣に耳を傾けてくれた。
  追い返されるんじゃないかと
  思ってたので、とてもうれしい。
  日本の若者もまだまだ
  捨てたもんじゃない。」

もっと語って行きたくなったという。
おおいに語ってほしい。
おおいに伝えてほしい。