2024年4月19日(金) 23:32 JST

マジな下ネタ話

お宮に奉られた御守り・完結編

(「 お宮に奉られた御守り
 「 続・お宮に奉られた御守り
 「 続々・お宮に奉られた御守り 」よりつづき )

あまりにあっさりと終わりを告げられ、内診台のうえで
少しあっけにとられている私に、先生は言葉を続ける。

「 エコーの画面をみてくださぁい。」

まだお宮の参道(産道)に取材カメラが待機したままの状態で
傍らのモニターに目をやる。
画面が2分割にされたモニターには
シロウトが一目みただけではそれがなになのかわからない
モノクロの霜降りまんだらけ模様が映し出されていた。

「 はい、左が先ほど写した、器具が入った状態の画像ね。
 そして右側が今の画像。
  子宮の中にはもう何も入ってないのがわかりますかぁ? 」

先程までモノクロ霜降りまんだらけ模様にしか見えなかった
私の身体の中にあるお宮の境内の様子が
矢印で要所要所を指し示しながらの先生の説明で
ようやく理解することとなる。

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「 中に入っていたもの、見ますかぁ?」

強く望むところである。

「 まずコレが昨日挿れた子宮の入り口を広げる器具ね。
 ほら、こんなに太くなってるでしょ。」

と言ってピンセットで摘まれたソレは
昨日まで爪楊枝ほどの細さだったのが、水分を含んで
ふやけて膨張し、割り箸ほどの太さに膨れ上がっていた。
電気やバネの仕掛けではない、いたってアナログな仕掛け。
私にまとわりついて離れなかった透明のはてなマークが
ようやく成仏し、天に召される。

「 それからコレがリングね。」

召還された「 御守り 」は「 命綱 」をつけたまま
血まみれになって銀のトレイの上に横たわっていた。
その様はまるで戦いを終えた戦士の姿のよう。
なんだかとても愛おしい。
今まで、どうもありがとうと心の中で礼を言う。

*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆*:..。o○☆゜・:,。*:..。o○☆

先生曰わく、狭くなったお宮の入り口から無理に
「 御守り 」を引っ張ってこの「 命綱 」が切れると
今度はお腹を切って取り出さないといけなくなるそうだ。

「 何日も入院しなくちゃならないし、大変です。
  病院によっては抜けないとなるといきなりお腹切る病院も
 あるんですよ。でもコレは比較的ラク方法なんです。
  どう?痛くなかったでしょ? 」

術後、ベッドでひと休みしている私に
「 今だから話す 」的に語る先生。

「 今日はもう普通の生活に戻ってもらって結構です。
 あ、お風呂は控えてシャワーだけにしてね。
  お薬はちゃんと全部飲みきってくださいねぇ。」

お会計を済ませ領収証を確認。
門の拡張工事に使った器具以外はすべて保険内治療だった。
(-人-) 多謝。
覚悟していた身体のダメージもかなり少なく済んだ。
ヤレヤレ。(ー_ー)

( おしまい )

続々・お宮に奉られた御守り

「 明日は朝食を取らずに来てくださいね。」
という先生のお言いつけを守り、食事もコーヒーも我慢して
朝一で婦人科の門をくぐる。

体温計りぃの、血圧調べぇのの後に内診台に登る。
思えばもう何十回この内診台に登ったことだろう。
下半身の修羅場(主に出産)を幾度となくくぐってきて
もう私にとって「 内診台に登る 」という動作も
血圧を計ったり注射をするために袖をまくる動作や
歯医者で口をあんぐりと開けたりする動作と
感覚的には同レベルの抵抗感となってしまった。
あ、でもさすがに婦人科の診察室以外での下半身露出は
まだまだまだまだ抵抗があるに決まってるけど。

話が反れた。

門の拡張工事をしているお宮さんのエコー映像を見ながらの
「 御守り召還儀式 」が始まる。

「 はい、真っ直ぐな太い線が見えますかぁ?
  コレが昨日入れた器具です。まずコレを抜きますねぇ。」

軽く痛みが走る。

「 じゃ次、一気に抜いちゃいますねぇ。」

御守り奉納時や子宮体ガン検診の時にみまわれた
あの脂汗が流れるほどの痛さがまたやってくるのかと
覚悟して身構えて待っていたら…

「 はい、終わりましたよ〜。」

(・_・)・・・・・ヘッ?もう終わったん?いつのまに?

( やっぱりもうちょっと、つづく )

続・お宮に奉られた御守り

(「 お宮に奉られた御守り 」よりつづき)

「 器具を挿れて一晩かけて入り口を広げ
  次の日の朝抜きます。
 お仕事のお休みの日はいつですか?」

ヨカッタ、お腹切られるんかと思った。
でも一晩でお宮の出入り口を広げる器具って
なに?どんなん?
もしかして電気じかけとか?
やだ、怖くて訊けない。
透明のはてなマークを頭上にたくさん漂わせながら
とりあえず3週間先の月曜夜、火曜朝のアポ取りをした。

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さて、お約束の月曜夜。
「 今日はコレを挿れます。」
といって先生が手にしたモノは爪楊枝よりも少し太くて長い
こげ茶色のこよりみたいなモノだ。
コレのどこに電気やバネがあるんだ?
なんて的外れな透明はてなマークを頭上に浮かべながら
内診台に登る。

必殺仕事人の誰かに針でスルンと急所を刺されたような
なんともいえない感覚が走る。

「 はい、終わりましたよ〜。
 今夜はあまりバタバタしないでくださいね。」

我慢はできるけど何もする気になれない鈍痛と
未だ成仏させることのできない透明のはてなマークを
お腹の中に抱えながら、蒸し暑い一夜を過ごす。
( もうちょっと、つづく )

お宮に奉られた御守り

最初におことわり。
「 あくまで医学的なお話です。」
私としてもうしあげるならば…
「 マジな下ネタ話 」といったところです、ハイ♪^^

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ぬ「 なぁなぁ、あんなぁ 」
旦「 なんやねん(めんどくさそうに) 」
ぬ「 実はな、『 月のモノ 』がもう3ヶ月も遅れてるねん。
   もしかして、出来たんかなぁ。」

え?!うそ!おまえ、ソレどないすんねん!?
…とでも言うて慌ててくれるかと思いきや。

旦「 お前、ソレ、もう終わってるんやんけ。」

と、アッサリバッサリ。
夜の営みが皆無な夫婦の乾いた会話である。

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先日かかりつけの婦人科に子宮ガン検診で来院した際に
私の身体の中のお宮さんに奉られている
とある「 御守り 」のことを先生に相談した。

ぬ「 先生、結構長いこと入れたまんまなんですけど
   コレ、このままで大丈夫なんですか? 」
先「 (エコー画像を見ながら)子宮も去年に比べて
  だいぶ縮んで小さくなってるし、早く抜いた方がいい。
   腰痛とかなかった?」
ぬ「 腰痛もなんですが股関節もここ半年ほどおかしくて…」
先「 じゃあもう今日抜いちゃいましょう。
   抜くと楽になるかもしれないしね。」

ということで、早速「 御守り 」を抜いて貰おうとしたが…
ぬ、抜けない!ビクともしないのである。
下腹部に熱い痛みが広がる。
そういやこの「 御守り 」をお宮さんに奉納するときも
かなりの苦労と痛みを伴ったよな、なんてことを思い出した。
数分格闘したが、先生、意外にあっさりと断念。

「 入り口がかなり狭くなっててこのままでは抜けない。
  日を改めましょう。」

え?日ィ改めて、どないすんの?
え〜?!先生、あたいをどうする気ぃ?!
( つづく )

妊娠検査薬

今日月曜日は変則でオフのぬいいとさんです。
久々に家族5人揃ってのオフです。
どこにも行かないけど。

明日はお彼岸の入りですにょ。

ミ☆ミ★ミ☆ミ★ミ☆ミ★ミ☆ミ★ミ☆ミ★ミ☆ミ★ミ☆ミ★

( 4年前のmixi記事より )

ワケあって、妊娠検査薬を買いにいった。
最初にお断りしておくが
あたしが使うのでも娘が使うのでもない。
成人した未来あるカップルがそれまで手にしたこともない
ブツを購入するのに初々しく戸惑っていたので
たまたま通りかかったぬいいとおばちゃんが浪速特有のお節介で
「 よっしゃ、おばちゃんが買うてきたろ!」
となった次第である。

あたしが喋りたいのは、約7年ぶりにソレを求めて
軽いカルチャーショックを受けたこと。

まずは値段。安いもので1回用598円、2回用でも千円を切っていた。
あたしが最後に購入した時の価格はうろ覚えだけど
おそらく今の倍以上はしてた。
ひとつだけ「 2980円 」なんてのがあったが
それはデジタル式の何度でも使えるものだった。
そこまで世の中は進歩してたのか!

ソレよりなによりおったまげたのは
値札の横に「 一家族様、2ヶまで 」なんて札が
まるで売れ筋の洗剤かティッシュペーパーのように
何枚も当たり前のように貼られてたことだ。
こういう類のものは、何年かに一回
意を決して買いに行くものだと思ってたあたくし。
もう、かなり昔人間なんだろうか?

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