2024年12月22日(日) 22:32 JST

灯台下暗し

ぬいいとさんの職場はとある「村」にある「喫茶」である。

職場ではフロアではたらくことが多いぬいいとさんだが、そのフロア内には時計がない。
スマホや腕時計も携行NG。
厨房内にはいくつかあるのだが、正直けっこう不便を感じている。

村内でいくつかあるイベントがあと何分くらいで始まるのか?
なんて確認をmax busy の最中にいちいちバックヤードまで確認しに行かなくてはならない。
場合によってはやむを得ずお客様に尋ねることもしばしばだ。

「ここのテーブル、お客様が帰られたのかわからないので片付けずに10分間放置してください。」
なんて時もある。
慣れない頃は「体内時計ないし、わかるかい!」と頭の中で膳ひっくり返していたが、後にフロアに流れるBGM3曲分待てば良いという術を覚えた。

先日、ピーク過ぎのダラダラとした頃合いに職場上司が声をかけてきた。

「ぬいいとさん、今日は何時までですか?」

「16時あがりです~。」

「じゃああともう少しですね?がんばって!」

「そうですか。今、何時くらいですかねぇ~」

という私に職場上司がおもむろにフロアの窓から向かいの建物のてっぺんを指差した。

「はぁ゛~っ?!あんなところに時計が!?!
 1年3ヶ月居てて初めて知りましたわ~!」

職場上司、言葉をなくす。

あんな大きな時計が目の前にあったなんて。
でも、保護色っぽくて、わからんし。
…ま、明日から少しはお仕事しやすくなるか、遅まきながら。
(^^;)