2025年11月15日(土) 05:31 JST

かまぼこ

最近こちらへ来られた方のためにちょいとご説明。
私、ぬいいとさんは実家であるとある大衆食堂で働いている。
リーズナブル価格でビジネスをしていて、仕入れをはじめ
下げられるコストはできる限り下げているが
それでも譲れないポイントがいくつかあり
そのひとつが「 かまぼこ 」である。
うどんやラーメンにひと切れ付けるだけなので
「 別に無名のやっすいやつでもいいんちゃうん?
 (別に無名の安いものでも良いんじゃないの?)」
という娘たちの意見にオヤジは耳を貸さない。
「 やっぱり『 別寅 』やないと。」
と、譲らないのである。

確かに、食べ比べてみると一味違う。
よくよく考えればうどんやラーメンにはたったひと切れだが
「 かやくうどん 」や「 なべやきうどん 」には
ずらずらずらとかまぼこたちが並ぶ。


かまぼこ好きにはたまらん逸品だが、このかまぼこたちが
味気ないものに代わるといっぺんに値打ちがさがってしまう。
オヤジの言う通りだ。

このかまぼこ、普段はスーパーで198円で売ってるのだが
ひと月に1~2度のサイクルで99円で売り出している時があり
そのときめがけてぬいいとさんが鬼買いしている。
一度に約30~40本。
きっとスーパーのレジ係の人たちは私のことを
「 かまぼこおんな 」
と噂しているに違いない。
ちょっとはずかしいけど、背に腹は代えられない。
かまぼこ買い占めし過ぎで出入り禁止になるまでがんばるぞ!

…ってなことを、私がいつも鬼買いしてるかまぼこの写真を
facebookの友がアップしていたのを見て
あらためて心したってなお話。

「 おまえ、店だけやなく1本くらいウチにも買うてこいや。」

写真の食いかけかまぼこは、我が家で買ったもの。
うちの旦那さんも、練り物好きである。

涙ふくハンカチ携えて

かつて失恋レストランで一世を風靡した60歳の男性歌手が
麻薬取締法違反で逮捕された。
薬物での逮捕は今回で6度目とのこと。

「 なんで止められないんでしょう!なぜ懲りないんでしょう!」

「 60にもなって、もういいおとななのにね!」

朝の民放ワイドショーで芸能コメンテイターやゲストが
薬物依存の実情を知ってか知らずか、井戸端会議的な
「 正論 」コメントをぶちまける。

ちょっと意地悪な捉え方かもしれないが、何気に発した
この「正論」こそ危険を孕んでいるんじゃないかと感じた。
なぜなら、この「 正論 」の背景には

「 たとえ薬物依存に見舞われても、本人が本気になれば
  必ず克服できる。私ならやってみせる!」

という潜在意識があるからだ。

薬物に限らず「 依存症 」の克服はそれはそれは容易ではない。
克服体験談もあるにはあるが、その背景には挫折談が
ゴマンと隠れている。

そこに至るまでの経緯の違法性や不道徳はともかく
いったん見舞われた「 依存症 」そのものは
本人の善悪にかかわらず「 病気 」なのだ。
って、自ら経験したことがない私が言っても説得力はないが。

もし私があのスタジオにいたとしたら、こう発したい。

「 一度薬物に手を染めると最後、そこから抜け出るのは
 一筋縄ではいかない。
  それは、60になろうが80になろうが、何度逮捕されようが
 である。
  だから、薬物に手を出しちゃダメ!」

まぁコレも
「 人間『やるな』と言われるとかえってやりたくなる
  厄介な生き物である 」
ということが踏まえられていない
これまたぬいいとさんの「 浅いコメント 」なのであるが。

千円拾た。

道を歩いていたら千円札が落ちていた。
一瞬目を疑ったがまぎれもなく千円札だ。
足元をひらひらと横切るたった数秒の間に
いろんな思いが駆け巡る。

拾って交番に届けたところで持ち主が現れる可能性は低い。
かといってポッポナイナイ(自らの懐に入れる、の意)して
使ったところで、何だか気分がすぐれないだろう。
正義感とか道徳心とか、そんな大それたものではなく
ただ単に精神衛生上よろしくないと思った。

そんなことが頭をよぎる状態でなんだか見てはいけない物を
見たような感覚に陥り、拾うべきかどうか迷いながら
一度は素通りした。

5千円や1万円なら拾ったあとの事など考える間もなく
まずはとっさに拾っていただろう。
反対に小銭なら正直ポッポナイナイしていたかもしれない。

「 ここで素通りするということは
  かえって千円札に対して失礼にあたるのでは?」

と思い直して風に転がる野口英世さんを追いかけた。

拾ってからもしばし迷う。
たかが千円、されど千円。
結局すぐ近くに交番があったこともあって
届けることにした。

「 拾得物、裸の千円1枚!」
応対してくれたお巡りさんが、電話で本部とやりとりする。
一通り調書とった後に渡された書類は「 拾得物件預かり書 」
もし落とし主が現れなかった場合にコレが必要となる。

「 落とし主、たぶん見つからないやろな、ムフ♪」

これが「 財布 」ならそうは思わないんだろうけど。

「 千円拾って、心にシコリを残さぬ方法で我が物にする。」
私は善人でも悪人でもない、ただの小心者だ。

どんな気ィ?

救急外来の待合室でベンチに腰掛けてたら
前方の壁にこのようなものが。


遠目には判りにくいですよね。
では拡大。
向かって左の扉はコレ。

はぁはぁ、「 酸素 」がここから出てくるのね。

ほんで左は?

ハイハイ、「 空気 」ですか。
何かあった時に必要なものなんでしょうかね。

さて、そしたら真ん中の扉は?

(・_・)))))))エッ..?なに?
…「 笑気 」ぃ?!

今、置かれている状況を忘れて
「『 笑気 』とは、なんぞい?!」
と、そのことばかりが気になってしょうがなかった
不謹慎なぬいいとさんであった。
ほんま、なんやろ。
さて、お仕事オシゴト♪

せんばやしネタ

最近Facebook上で交流が復活しているとあるお友達が
こんな記事を書いていた。

「 私、幼いときから大きな鯉のぼりが怖いんです。
  大人になった今でも鯉のぼりの側を通るときは緊張します。
  小さいのは大丈夫なんですけどねぇ。」

(゜∇゜)へぇ〜〜〜〜〜!
私の知っている限りではこのような方は初めてだ。
このあいだ探偵ナイトスクープで
「 モナリザの絵が怖い 」
という若男子がいたが、人の苦手なものって
ホントに様々だ。

このお話を職場の実姉・ keshidama さんに御披露目。

ぬ「 私の友達、ホラ、せんばやしに嫁に行った子おったやろ?」
ke「 あ〜、家具屋さんの?」
ぬ「 そうそう、その子な、鯉のぼりが苦手やねんてぇ。
   苦手なもんって、ほんま人それぞれやなぁ。」
ke「 あ、私もやでぇ!」
ぬ「 えぇ!そうなん?知らなんだわぁ!」
ke「 私も鯉のぼり怖いねん。
  遠目に見てる分にはそうでもないねんけどな
  なんかあの柄がな、アカンねん。
   下ろして地面に横たわってたりしたら、もう…
   ぃゃ〜!あかんわ。(笑)」
ぬ「 小さいのは大丈夫?」
ke「 あ、あの棒のとこに金平糖入ってるヤツ?
   あれはな、大丈夫やねん。」
こんな灯台下に同じ質の方がいようとは…笑けた。

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先日おはぎをお買い求めのお客さんが、私に向かって
話しかけてこられた。
客「 あの〜、間違ってたらスミマセン。もしかしてアナタ
   せんばやしのちからもちで働いてはりませんでしたか?」
ぬ「 いや、ないですけど…なにか?」
客「 そうでしたか、私、実家がせんばやしで
   そこのちからもちにちょこちょこ行っててね
  よく似た店員さんがいてはったもんで。」
ぬ「 あ〜、せんばやしのちからもちは私のいとこが経営してて
   その兄弟姉妹、ようするに私のいとこになりますけど
  そのいとこのお姉さん方がちょくちょく手伝いに
   行ってたみたいですよ。
  血ィ繋がってるんで、ひょっとしたら似てるかも(笑)。」

今までにも
「 長堀のちからもちの大将とここの大将がよく似てる。」
( 兄弟だからアタリマエ )
だとか
「 ちからもちの大将が女装してた 」
( それは洗い場を手伝いにきてたてんまのおばちゃんや!)
だとか
ウチの内情を知る由もない方からの
「 血は争えない話 」
が、ちょくちょく登場することがあった。
せんばやしにまで派生するとは…笑えた。

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