ぬいいとさん、誕生。
月夜にうさぎが跳びかう ある如月の日。ぬいいとさん、うぶ声をあげる・・・。
「 ちょっと待ったァ !! o(`o´)w゛」
な、何ですか? いとさん!
「 あんたなぁ、ウソ言うたらアカンでぇ。
アンタ生まれてきた時いっこも泣かへんかったやん。
心配してたら、看護婦さん 『 ちょっとツネって泣かせてみよか 』 やて。
死んでんのか思たら寝てたんかいな。心配して損したわ。だいだいアンタは・・・・・。」
(´_`)ヾ はいはい、わかりました ワカリマシタ。
小ぶりなわりには頭はでかい、という事で保育器送致は免れました。
ほどなく病院をあとにし、出迎えてくれたのは父と姉ふたり。
ん?あたしって、三人目のむすめ?
父のこころのため息が聞こえたのは気のせい?
うどんだしの香りと 「 いらっしゃいませぇ♪」 の声にかこまれた
ぬいいとさんの生活は、こうして始まりました。