2024年3月29日(金) 19:28 JST

ライブにまつわるエトセトラ

昨秋、とあるアマチュアバンドのライブに
誘われて行ってきた。
親愛なる「 姫 」の職場仲間がそのメンバーのひとりで
幼稚園からの幼なじみ4人( 男2女2 )からなるバンドだ。
http://blog.livedoor.jp/umeyots/

地元のスタジオで4年間弾きこもったのちに
意を決して臨んだ初ライブ。
アラサーメンバー相手に失礼な言い方かもしれないが
初々しくも堂々とした初ライブだった。

音楽は大好きだけど、細かいことはよくわからない私
実は曲も一回きいただけでは覚えられない。
わんわん鳴り響く狭いライブハウスなので歌詞もわからない。
彼らの音楽のどこがよかったか、なんてことは
「 アレンジがわたし好み 」
とぐらいしかいうことができないんだけれど
彼ら、彼女たちのかもし出す空気が
すごく私の肌にあっていたことと
「 いままで弾きこもってたなんてもったいない 」
という思いが強烈に残ったライブだった。
「 次もぜったい行こう!」
と、ほどなく次のセカンドライブの告知があった。

「 …やば。Y太の誕生日やん。(><;) 」

……………………………………………………

自分の楽しみのために息子の誕生日放っていくのも
なんだかなぁがあって行こうかどうしようか迷った。
そんなところに姫からの打診が…
「 仕事、頼もうかと思ったんだけど… 」
何?!しごとってかぁ?!

実質、報酬などこれっぽっちも期待はしていなかったが
出ていくための大義名分が欲しかった。
後から夕方や夜の公的行事の予定も入ってきた。
ますます「 大義名分 」が必要だ。
で、姫に尋ねる。
「 仕事て、何? 」
姫「 撮影→写真集作成 」
姫は私の鼻先に人参ぶら下げてきた。

そんなこんなでY太には誕生日の前倒しで焼き肉外食しぃの
当日はせめてもと一緒にケーキを買いに行きぃの
精一杯のバースデーフォローしたにもかかわらず
「 はぁ〜。息子の誕生日ほっといてライブ行くかぁ? 」
なんてちょっとイジワルな小言を言われながら(笑)
しかるべき日にしかるべき場所へ向かった。

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運動会の写真はこれまで
吐くほど撮りまくったぬいいとさんだが
ライブ撮影はズブの素人だ。
自前にいろいろ勉強していきたかったのだが
間に合わなかった。
「 とりあえず撮った後に反省会 」に方針は変わった。

もともと器用ではなく、両立できない質なので
姫には自前に
「 撮影に専念、手拍子その他は一切端折ります。」
と宣言していた。

ライブが始まる。
緊張した面持ちの彼らを前にまず思ったこと、それはなぜか
「 申し訳ない。」
だった。
彼らが一番望んでいるのは、写真をとってもらうことでなく
「 自分たちの音楽で楽しんでもらうこと 」
ただ、今の私のキャパでは音楽も楽しんで
写真もバッチリ撮り楽しんで
なんて芸当はできない。
( 運動会ならできるんだけど(笑) )

一瞬よぎった「 申し訳ない 」を払拭して
別の角度から私なりにライブを存分に楽しませてもらった。
「 すとろんぐうぉ〜まん」流れてたのも気付かないくらい
集中してしもたけど。
パッと聞いていたく気に入った「 めきしこの風 」
もう完全に頭の中から消えてしまってるけど。
( 何度もいうが、一度聞いただけでは覚えられない。)

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撮影結果は惨たんたるものだった。
予期していたことなので大きなショックはなかったが
さて、写真集出すほどのものは皆無といってよいほどだ。
コレはちょっと方向転換しないと。^^;
「 3ちゃん、うまく撮れてないかなぁ? 」
頼みは同じようにライブに来てカメラを構えていた姫の愛息だ。
後日、彼が撮影した写真が送られてきた。

…すばらしい。

さすが元写真部所属の姫の息子だ。
「 嫉妬を感じるほどの出来映え。」
誤解のないように、これは私が時折使う
私流、最上級クラスほめ言葉のつもりだ。

彼の写真にも衝撃を受けたが
私がもうひとつ予期していなかったことは
彼撮影の写真を見た時の自分の中に起きた感情
「 くやしい〜! 」である。
写真集を作ることだけが目的ならば
3ちゃん撮影のナイスショットをもらったときに
「 あ!助かった!ありがたい〜(^O^) 」
とまずは思うはずだし、事実写真が送られてくるまでは
それを期待していた。
それが「 くやしい〜! 」である。
誤解のないように、彼に対しての「 くやしい〜!」ではない。
自分に対しての「 くやしい〜!」である。
自分の意のままに写真がとれないくやしさを
再認識させてくれた。
やはり私は「 映像デザイン科 」だ。
3ちゃん、ぬいいとおばちゃん気付いたよ。
ありがとね。^^

写真じたいもそうだが、姫曰わく
「 黒子に徹する 」
が、実は全然徹し切れてなかったことも
メンバーのみなさんに対して申し訳なかった点だ。

バシャバシャ心置きなくライブ写真が撮れるのも
小さなライブハウスでやっているあいだだけだ。
メジャーになって撮影禁止の会場でライブするようになるまで
もうしばらく楽しませてもらおう。
余裕のよっちゃんで左拳上げながら
右手でシャッター切れるようになるまで。

あ、自分的に一番「 くやし〜! 」があった写真
アップさせてください。
本人さんの許可、いるかなぁ?
ピンボケやからえぇんちゃうん?が、あるけど。